こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

復活には

2018年11月08日 17時17分46秒 | Weblog


「ゆめぴりか」として流通できる量は、例年の2割程度。
したがって、早ければ年内。
遅くても4月までには、全国の売り場から「ゆめぴりか」は姿を消してしまう。

当然「ゆめぴりか」を食べている消費者は、他県の他品種に移っていくしかない。
しかし、「ゆめぴりか」を美味しいと言っている消費者が、「これなら」と言って移れる品種はあるのだろうか?
残念ながら「合組」では役不足だろう。

多分、30年産米で「ゆめぴりか」のお客様が安心して移れる品種となると、福井県の新品種「いちほまれ」だろうと思う。
なぜなら、元々の戦略として「ゆめぴりか」のお客様と、「コシヒカリ」のお客様をターゲットにしていたからである。

よって、「ゆめぴりか」には出来ていない「特別栽培米」と「JAS有機米」を、今年のデビュー年から販売している。
さらに、お客様が間違わないようにと、スーパーや量販店で販売している「エコ栽培米」と、安心安全を重視した「特別栽培米」以上の米袋も変えている。

特徴についても美味しさについても、消費者に対しての情報発信についても、県が主体となって、なるべく細かく発信するようにしている。

当然、ブランドとして安定するまでは、生産者の販売は不可。
JAの販売ですらも不可である。
生産者が勝手に「いちほまれ」を栽培する事も出来ない。

ホクレンが仕掛けていた「ゆめぴりか戦略」の穴と言うか、出来ていなかったところを、「いちほまれ」は埋めている。
なので「ゆめぴりか」のお客様を、「いちほまれ」の在庫が続く限りは、なんとか繋ぐことが出来ると思う。
しかし問題は、両品種が市場から消えてしまった時に、紹介できる品種が無いという事である。

もう一つ、新米になった時に、「ゆめぴりか」を食べいていたお客様が、「ゆめぴりか」に戻るのか、「いちほまれ」に留まるのかが、判断できないという問題である。

北海道の中では、「自分たちは東北と肩を並べた」と思っているかもしれない。
しかし内地から見れば、まだまだ「やっかいどう米」の産地でしかない。

他の産地の品種を食べてしまったお客様に、もう一度「ゆめぴりか」に戻ってもらいたい、再び食べてもらいたいと考えるのであれば、まずは、福井県「いちほまれ」を超える戦略を、北海道は新たに作るしかないだろう。

そうとう難しい事だろうとは思うが、それしか道は無いと思う。
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わざわざ

2018年11月08日 16時07分35秒 | Weblog


ホクレンが「合組 ごうぐみ」というブレンド米を発表した。

自分としては「今年の特例」だと思っていたが、ホクレンの考え方としては、来年以降も続ける「新ブランド」として考えているようであった。

確かに「ゆめぴりか基準」がある事で、基準を満たさないお米が出来る。
それを上手に販売していく必要がある。
そのための1つの方法として、ブレンド米という考え方は、ありだと思う。

しかし、「合組」を継続させるとしたら、どうしても一定量の「ゆめびりか」の基準外を確保しなければならない。
昨年のような年になってしまうと、逆に基準外の「ゆめぴりか」が無い。

偶然に任せてしまうと、安定供給は出来ない。
それだと、ブレンド相手の「ふっくりんこ」の流通にも影響が出てしまう。

したがって、「合組」を続けて販売をしていくと考えるのなら、あえて「ゆめぴりか」の基準外を栽培するという、理不尽な事をしなければならなくなる。

自分だったら、ブレンド米と言う、複雑で面倒臭い考え方は止めて、始めから「ゆめぴりか」の規格外だけ(100%)で、新しい名前を付け販売するだろう。
その方が、消費者に対して説明しやすいし、味や特徴の説明もしやすい。
さらに、「無いものは無い」と、簡単に販売を止める事も出来るからである。

もう、「合組」というデザインも作ってしまったし、マスメディアに対しても発表してしまった。
いまさら、後戻りは出来ない。

何故、わざわざ難しくしたんだろう。
緊急対策であれば、シンプルが一番良いのに。
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ブレンド米(合組)

2018年11月08日 15時19分40秒 | Weblog


10a(アール)当たりの平年収量(平年値)を100として、その年の収量を表す指数が「作況指数」。
北海道の作況指数は90。

全国最下位であるが、全国平均の作況指数99からすると、90という数字は、決して悪くないように見えてしまうかもしれない。

作況指数 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%9C%E6%B3%81%E6%8C%87%E6%95%B0

ところが「ゆめぴりか」は、「ゆめぴりか」としての特徴・食味・ブランドを保つために、「ゆめぴりか基準 北海道米の新たなブランド形成協議会/北海道/道総研/ホクレン/北集/㈳北海道米麦改良協会/北海道米販売拡大委員会」と言うものが存在する。

「ゆめぴりか精米蛋白質含有率7.4%以下」。

この基準を0.1%でも超えてしまうと、「ゆめぴりか」としての美味しさや特徴が出ない事から、「ゆめぴりか」として流通させることは出来ない。
当然「ゆめぴりか」と名乗る事も出来ない。

であるが、この基準が、今年の「ゆめぴりか」に、致命的なダメージを与えた。

長雨、低温、日照不足、台風などの影響を受けて、「ゆめぴりか精米蛋白質含有率7.4%以下」を満たしている量は、現在、全体の2割程度程度しかない。
残りの8割程度は、7.5%以上となってしまったのだ。

つまり「ゆめぴりか」だけで考えると、作況指数90はあり得るはずがないのだ。

しかし、「ゆめぴりか」としての販売は不可能となってしまっても、残りの8割程度を、なんとか販売していかないと、JAとJAと一緒になって「ゆめぴりか」を栽培している生産者を守ることが出来ない。

そこで昨日発表されたのが、「ゆめぴりか」の基準外9割と「ふっくりんこ」1割をブレンドした、「合組 ごうぐみ」という新ブランド?である。

「ゆめぴりか」の基準を超えている事から、だれもが想像する「粘りや甘さ」は、そこまで強く出ない。
そこに「ふっくりんこ」を1割ブレンドした程度では、「ゆめぴりか」のイメージに近づける事は不可能。
当然、「ななつぼし」とも「ゆめぴりか」とも「ふっくりんこ」とも違う、別な特徴を持ったお米となってしまうのは当たり前。

となれば、お米の特徴を、消費者に対して伝えなければならない。
食べていない自分が、想像できる特徴は「バランスの良い、癖のないお米。食べやすいお米。おかずを選ばないお米」という感じ。

さて、ホクレンは、新しいブランド米?を、上手に利用する事が出来るだろうか。
お手並み拝見である。
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帰る

2018年11月08日 11時29分49秒 | Weblog


馬鹿2人帰る。

あまりにも「馬鹿」を連発するので、流石に怒られ始めたから、ホクレンに対して「馬鹿」と言う事は、とりあえずやめておこう。

しかし、腹が立つ。

良いも悪いも、最大のチャンスであった昨日を、完全に潰した愚かさは、救いがたい。

「終わってしまったので、これからどうするかを考えなくては」って。
終わらせたのはホクレンだろが。

「ブランド米は、1年で終わらせるのではなく、出来れば継続」って。
来年も不作を期待しているの?
ブランド米を作るために、高タンパク「ゆめぴりか」を、あえて作り続けると言うの?

諸々の説明を聞いて、1から10までが「???」でしかなかった。

ホクレンだから、北海道の生産者を守るのは当然。
でも、食べるのは内地の消費者。

勘違いが酷い。

そのレベルで、販売してほしいは、甘ったれ過ぎる。
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自分でやる

2018年11月08日 09時38分43秒 | Weblog


どんな馬鹿だって、追い込まれれば、必死になるだろうと思った。

立派な大学を出ているのだから、最後は知恵を出すと思った。

だから、自分を犠牲にして、馬鹿たちに託した。

なのに・・・

もう、期待しない。
JAと生産者たちとやる。

任せられない。
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来るが

2018年11月08日 09時27分18秒 | Weblog


10時頃に、立派な大学を卒業した、馬鹿2人が、「来なくて良い」と言っているのに来るそうだ。

しかし、来てもらっても、話す事が無い。

最大のチャンスは昨日しか無かった。

今からの挽回は無理。
既に報道はされてしまった。

もう、誰も聞いてくれない。
誰も感心を持ってくれない。

1つ以上の、ブランド米と言われていた品種が、馬鹿たちによって消される。
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愚か

2018年11月08日 00時08分14秒 | Weblog


毎晩、500mlのお酒を6本。

酔いたいのだが、全然酔わない。
少しだけでも酔えれば、多分違うのだろう。

結果、朝起きて、胃に激痛が走る。
吐き気はなく、胃を握り潰されているような痛みが、ずっと続く。

疲れも取れないから、体力がない。
だから、栄養ドリンクも外せない。

なので、胃薬漬け。

自分でも愚かだと思っている。
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