こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

プロじゃないね

2008年12月17日 08時33分46秒 | Weblog
 飲食店から電話の問い合わせで、「水が冷たくてイヤだから、無洗米で美味しい無いかな?」と言われた、自分としては、一瞬でブチ切れて、「プロが水を冷たいと言うのは、何事ですか。手抜きな気持ちで料理されても、美味しいとは思わないし、お客さんだって喜ばない」と怒ってしまった。
飲食店も、安易な発言だったと、申し訳そうにしていたけど、こう考える時点で、プロとしては失格だと思う。

お米は研ぐ力加減や時間などで、その店の味が出るもので、その違いが店の実力の違いなのだ。
そんなことも忘れてしまっている飲食店なんて、お客さんが離れていって当然だと思う。
もう一度、原点からやり直したほうが良いのではないだろうか。
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自分のしたいことが判った

2008年12月12日 00時03分58秒 | Weblog
 dancyu11月号の「食の革命家たち」で、自分が「ご飯文化を支える米のコンサルタントとして」紹介されていて、その記事の中で「生産農家やJAなどの関係者と意見交換し、問題点を洗い出す。時には激励。時には叱咤する。かつて志望していたコンサルタントの仕事を、米の世界で行っているようなものだ。」という文章がある。
自分としては、当たっているようで、何かが違っているように感じていたのだが、今日、栃木に行く途中に読んでいた本の中に、その言葉が書かれていた。

自分がしようとしていたものは、個性を持った日本のお米でアルペジオを奏でようとしていたのだ。

アルペジオとは、和音を構成する音を一音ずつ低いものから(または、高いものから)順番に弾いてゆくことで、リズム感や深みを演出する演奏方法。
アルペジオは分散和音の一種であるが、発声が上昇もしくは下降の音高順に一回ずつと規定され(例:ドミソド)、ランダム発声や同音反復を含むパターン(例:ドソミソ)はこれに該当しない。
実際の演奏においては、初音を記譜位置に合わせ全和音の演鳴は遅らせる奏法と、初音を前倒して記譜位置に最終音(全和音)を鳴らす奏法の両者が認められている。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

難しくて判らないと思うので、簡単に言ってしまえば、和音の各音を、同時にではなく、下からまたは上から順番に演奏する奏法のことだ。

「お米なのに音楽の表現?」と思うかもしれないが、もともと自分のお米の説明の中には、ソロパート・ハーモニー・フォルテシモ・メゾピアノという表現が含まれていた。
なぜかというと、中学時代ではギターを、高校時代では吹奏楽部でトロンボーンを吹いていたこともあって、文字として、または言葉として表現しにくい場合に、イメージしやすい音楽用語を使って説明していたのだ。

アルペジオといっても、表現方法はひとつではなく、繊細であったり、力強かったり、衝撃であったりもする表現が可能なことから、自分の中では好きな表現方法のはずだったのに、なぜ今まで忘れていたのだろう。

最初は、日本中のお米を使ってアルペジオを奏で、そこに、ひとつずつ楽器が加わり、そのたびごとに複雑に音が重なり合い、折り重なっていき、最後は壮大なオーケストラとなっていく。
これが自分が求めている、お米の新しい時代だ。
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やっぱり9割がオフレコ内容となってしまった

2008年12月11日 23時26分40秒 | Weblog
 たぶんそうなってしまうだろうとは思っていたのだが、まさか9割がオフレコ部分となってしまうとは考えていなかった。

今の食生活からすると、「栃木コシヒカリ」と栃木の新しい品種の「なすひかり」は売れても当然と言う思いが自分にはある。
なのに、東京から栃木を見ていると、なぜ行動を起こさないのかが疑問でしょうがないのだ。

だから前回の日光もそうだったし、今回の塩野谷でも、伝えたい思い、知ってもらいたい思いが、生産者の前で話し始めると、堰を切ったように口から溢れ出てきてしまうのだ。

栃木は、いつまで業務用米の産地として生きていくつもりなのだろうか。
このままでは10年後には、産地としての力は無くなってしまっているだろう。
ブランド産地として生きていきたいのなら、「動くのは今」「甦るのは今なのだ」
そのことについては、生産者にも農協にも全農にも、講演会の中で、何度も何度も繰り返して伝えた。

自分としては、絶対に動いて欲しいと思っている。
このまま衰退していくには、あまりにももったいない産地なのだから。
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少しでも早く戻ってきたい

2008年12月11日 05時04分58秒 | Weblog
 栃木での講演は14:00-16:00の2時間。
でも今日は、18:00から、ホクレンとの打ち合わせにもなっているので、講演が終わったら、そのまま駅に向かうつもりでいるのだが、それでもやはり、18:00までには戻ってこられないだろう。
最初からホクレンには、「今日は栃木に行っている」と言ってあるので、若干遅れても文句は言わないと思うし、自分が気にしている問題はそこではない。

自分としてはホクレンに、言いたいことが山ほど、本当に山ほどあるので、少しでも早く戻って来て、徹底的に話したいと思っているからなのだ。

本当に、どうするつもりなんだ、今回のミスは・・・・
いくら自分でも、作戦は無いぞ!
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今日の講演内容はオフレコ

2008年12月11日 04時51分58秒 | Weblog
 今日は栃木県さくや市で、「売れる産地の行動パターン」というタイトルで、他産地のブランド化の成功事例や失敗事例について講演をする。
当初は、栃木県の新しい品種の「なすひかり」のブランド化について話をする予定だったのだが、つい最近になって変更となったのだ。

よって、自分が手がけている、佐賀県・北海道・茨城県・埼玉県・新潟県佐渡などの、ブランド化の現状ついての話をする予定なのだが、この話をするとなると、1歩間違うと産地批判となってしまうこともあるので、普段なら、フルオープンしている講演会なのだが、今回に限ってはオフレコとしたのだ。

もっとも、ブログでは言いたい放題言っているので、自分としても「何をいまさら・・・」という気持ちもあるのだが、公の場での話となると、注意をしておいたほうが良いと考えたのだ。
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佐渡としての独自ブランドをしていく

2008年12月11日 04時43分41秒 | Weblog
 昨日は、新潟県佐渡から、わさわざ東京まで出てきてくれて、「朱鷺と暮らす郷」を、来年からの本格的にブランド化するための打ち合わせをした。

「朱鷺と暮らす郷」は、佐渡コシヒカリなのだが、農薬の使用量を8割まで減らした「生き物を育む農法」で栽培されていて、佐渡の中でも、もっとも環境を考えたお米である。
ここまでこだわっているお米なのだから、本来なら、佐渡だけでなく新潟県の将来のためにも成るものなので、新潟県としてもバックアップがあっても良いものなのだが、全農新潟からの「いやがらせ」に近い締め付けと、妙にピリピリとした監視が強いので。自分としては不思議でしょうがない。

 締め付けなどが無いと考えていた当初の計画だと、新潟県の県名を前面に打ち出したブランド展開を考えていたのだが、これではどうにもならないので、「朱鷺と暮らす郷」については、新潟県の中のブランド米を目指すのではなく、新潟県の県名を消した「佐渡」としての独自のブランドを目指す事になるだろう。

「魚沼コシヒカリ」が売れなくなってきているという現実があるのだから、新潟県としても、魚沼を復活させるのか、新しいブランド米を作り出すのかの、厳しい選択をしなければならないと思うのだが、自分としては、どちらも実行する気が無いように見えている。
そのような中では、とてもではないが、新潟ブランドとして「朱鷺と暮らす郷」をブランド化することは不可能だし、このままだと近いうちにあるだろう、新潟米ブランドの、崩壊の荒波の中に巻き込まれてしまう可能性もある。
だから、今から新潟県の県名を消して、巻き込まれないようにブランド化をしていく考えなのだ。
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まだ、大きさに慣れない

2008年12月08日 07時58分51秒 | Weblog
 先週タイヤが折れてしまった台車に変わって、新しい300kg積みの台車を購入した。
よくよく考えてみれば、150kg積みの台車に、いつも210kgか240kgを載せていたのだから、タイヤが折れても当然のことだった。
したがって今回は、「大きくて少々邪魔だな」と思いながらも、300kg積みの台車にしたのだ。

本当なら、ロング台車をそのまま使用していても良かったのだが、もともとロング台車は、店頭で地方発送するためのお米を積み上げたり、移動させたりするために使用しているものなので、これ無くなってしまうと、考えていた以上に不便だったので、新しい物を購入することにしたので。

ところが購入前に思っていた通りで、台車の大きさに慣れず、狭い通路でのコントロールに戸惑ってしまっている。
なぜ、ロング台車では戸惑わなかったのに、300kg積み台車では戸惑ってしまうのかというと、台車の横幅に問題があるのだ。

売り場に行くまでの通路は台車1台が通れるほどしかない上に、防火扉を開けたりもするので、横幅が無ければ、そのまま手を伸ばして出来るのだが、横幅があると、いちいち台車の前に行ってから、ドアを開けたりしなければならないのだ。

日曜日の納品では、台車で3回納品したのだが、3回で5分程度は余計に時間がかかる事がわかった。
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生産者から食べ比べをしたいと言われて

2008年12月06日 08時41分21秒 | Weblog
 昨日、某産地の熱心な生産者から「新しい品種が手に入ったので、そのお米と食べ比べをしたいから、数種類選んで欲しい」と電話連絡が入った。
普段だったら、あの産地とか、この産地と、直ぐに選んであげるのだが、今回は「他の産地のお米と食べ比べするよりも、自分のお米と食べ比べをしたほうが勉強になる」ということを伝えた。

どういうことなのかというと
どの産地もそうなのだが、新しい品種が出てくると、直ぐに、他の産地の優れたお米と食べ比べをしようと考えてしまうのだが、それは、まだまだ後のことなのだ。
まず先に食べ比べをしなければならなお米は、自分が作った、一番自信があるお米。
次に食べ比べをするのは、自分の周りで、一番美味しいお米を作っているという生産者のお米。
さらにエリアを広げて、一番美味しいお米を作っているという生産者のお米。
そして一番最後が、他の産地のお米となる。

新しい品種については、今年のお米を自分も食べたのだが、昨年食べた記憶と比べてみて、正直「こんなものだったかな?」という思いがある。
もし、この記憶が正しいとしたら、この新しい品種は、作り手によって特徴や味が、かなり違ってしまう可能性を持っている、危険な品種のような気がするのだ。
だからこそ、この品種を作ろうと思っているのなら、地元のお米との比較をしなければならないのだ。
結果として、地元のお米にすら勝てないという状況となってしまったら、産地で真剣に考えなければならないと思っている。
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日光での講演会

2008年12月04日 07時20分31秒 | Weblog
 日光の会場は、消費者60人、生産者60人、さらに関係機関の人が来ているため、ほぼ満席状態。
これだけの人が、せっかく来てくれているのだから、自分としては、声や喉の心配などをしている場合ではなく、どう話したら、1時間の間飽きないで、役にたってタメになる話が出来るかで、講演が始まる前は、頭のCPUはフル回転。
事前に作成してあった資料をそのまま説明しても、情報量としては、多いほどなのだが、せっかくだから、さらに付け加える良い内容はないかと欲張ってしまったのだ。

途中で咳き込んでしまったりと、自分の体調としては、苦しい講演時間だったのだが、聞いてくれていた人は、頷いてくれたり、笑ってくれたりしてくれていたので、上手くいった内容となったのではと思っている。
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声を張り上げなければ、なんとか・・・

2008年12月03日 07時47分27秒 | Weblog
 相変わらず喉の調子は良くないのだが、機能の酷さから比べれば、何とか声は出てはいる。
講演時間は1時間だから、ぎりぎり持つのではないかと思ってはいるのだが、今までこんな経験が無かったので、ちょっと不安である。

救いとしては、ブランド化の話ではないので、いつものようにテンションを上げないで、のんびりと話すことができることだ。
でも、自分の性格からすると、いつものようにガンガン話してしまいそうだから、要注意の一日である。

今日だけで、声を潰してしまうと、明日のテレビ収録が出来なくなってしまうものな・・・
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明日は講演をしなければならないのだが

2008年12月02日 14時16分09秒 | Weblog
実は、先週から風邪をひいていて、金・土曜日は熱を出して寝込んでいたのだ。
まだ日曜日も、微熱が続いていたので、ラジオの生放送だけを終えたら、後は寝ていた。
本当だったら、昨日も休みたかったのだが、店がドタバタと忙しく、自分が休んでしまうと、精米も地方発送等も、間に合わなくなってしまう状態だったため、無理して1日働いてしまった。

熱は下がった物の、結果として喉を痛めてしまって、今日はほとんど声が出ない状態となってしまっている。
明日は日光で、「お米の魅力 再発見」という講演をするのだが、このままでは声が出るかどうかが不安である。
昼から、うがい薬を買ってきて、うがいを始めたのだが、大丈夫だろうか?
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台車のタイヤが折れる

2008年12月02日 11時30分00秒 | Weblog
 台車を使用していて、時々「動きにくいな」という症状は出ていたのだが、確認してみても原因がわからなかった目、そのまま使い続けていたのだが、今日、納品するために台車にお米を積んで移動中している時に、前タイヤの根元からポッキリと折れてしまったのだ。
 確かに毎回重量オーバーだったし、使用頻度も半端でなく多かったので、「あまり持たないかも」という感じはしていたのだが、まさか折れてしまうとは思っていなかったので、唖然としてしまった。

しかし、納品が始まって直ぐだったし、今回の納品量は、1時間以上かかるほどの大量だったため、一つ一つを担いで納品することは出来ない。
そこで、地下2階の倉庫に行って、玉川島屋の台車を借りてきて、そのまま納品をしてきたのだが、これは参った。

やっぱり150kg程度しか乗らない台車では、また同じ結果になってしまう可能性があることから、しばらくは検討期間として、店で使用しているロング台車で納品すしてみて、どちらが使いやすいを考えようと思っている。
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