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脊椎関節炎と付き合いながら生活しています。

シクロクロス北海道選手権大会 マスター/マディソン

2017-10-10 08:00:00 | 自転車

長沼町で開催された「シクロクロス北海道選手権大会」に参加させていただきました。
7月の同地でのサマー・シクロクロスは参加希望者6名とのことで、開催できなくなってしまい中止となりましたが、今回は無事に開催にこぎつけられたようでなによりでした。

7:00に会場に到着してバイクを組み立て、空気圧を調整しました。
F井さんの話では、チューブレスであればレースで2気圧以上入れることはないようです。
今回はチューブレスレディのホイール(Kinesis - Crosslight V4 ディスクブレーキ)とタイヤ(HUTCHINGSON TORO)を持ち込みましたので、2気圧程度に調整しました。
試走の段階では十分な空気ボリュームだと思っていたのですが、まだシーラントがなじんでいなかったのか、少し空気が抜けて後輪がズリッと滑るような感覚がありましたので、少しだけ空気を足しておきました。(レース後2日経過した段階でも空気抜けはありませんでしたので、シーラントがなじんだのだろうと思います。)

今回のコースは、階段が1か所(階段横を乗車でクリア可能)、大きな山越えが2か所(ほぼ担ぎまたは押し)、小さな山越えが1か所(乗車でクリア可能)、側溝のような溝越えが1か所、ドロドロのぬかるみ区間が1か所、林間区間が2か所、2連続コブが2か所、舗装の高速区間が2か所で構成される高速コースでした。
当初の予定では東側の階段も使用する予定でしたが、「かなりキツイ」とのことで当日になって省略されたコースになりました。参加者的には階段があった方が面白くてよかったのですが・・・。
高速コースであり、舗装区間以外はシングルトラックのためなかなか追い越すことができないことから、平坦が好きな選手には有利なコースプロファイルで、結果はそのとおりとなりました。

チャレンジクラスは20分(結果的に2周回)で、シクロクロスバイク以外での参加も認められていましたが、ジュニア以外全員がシクロクロスバイクだったようです。
ジュニアのみ山越えが省略されているため、最終回にシニアを先行することもありましたが、さすがにパワーに勝るシニアが舗装路で追い抜きジュニアのジャイアントキリングは達成されませんでした。
3位だった選手が最終周回に2位の選手を追い抜くなど、チョットしたミスが順位を入れ替えてしまうことが明らかになり、少し緊張してスタートをむかえました。

自分の出場クラスは「男子マスター 40分」DNSもあり6名でのレースとなりました。
チャレンジクラスが20分で2周だったので4周~5周くらいの設定になると思っていましたが、マスタークラスの1周目のタイムがそれなりに早かったため「6周回」に設定されました。
なぜかエリートクラスの2名が参加しており少し驚きましたがチャレンジするチャンスをもらえましたので、精一杯頑張ろうとスタート位置につきました。
最初から先頭で林間区間に入ることも考えましたが、少なくとも4周以上になりますので少し様子を見ることにしました。
チャレンジクラスでも出走していたY本選手が林間前の階段区間で飛び出しますがすぐに吸収し、4名のパックで1周目を進みました。先頭に出たときはできるだけミスをしないように注意しながら、後ろの息遣いや変速の音で人数や距離を測りながら走りました。
しばらく先頭を泳がされていましたが、2つ目の山越えでキツくなってスピードを緩めたところ、S藤監督に山越えの途中で追い越されましたので、遅れまいと必死で付いてゆき舗装区間で再び先頭に出ましたが、少し遅れていたK野さんも徐々に追い上げて来て先頭が目まぐるしく入れ替わる、一瞬たりとも気が抜けない厳しいレースになりました。一つのミスが回復不可能な差を生んでしまうため、慎重にラインを選んで走りながらもペースを落とさずに周回を重ねました。
最終回に地力に勝るK野さんが2つ目の山越え後の平地芝区間で追いつき、シケインでリードしました。S藤監督もシケインの処理が上手く、自分は最終回終盤で3番手に落ちてしまいました。
シケイン後の乗車でクリートをはめるのに若干手間取ったためK野さんと5メートルほどの差がついてしまい、舗装路に入ってからも差を埋めることができずにS藤監督をかわして2位に滑り込むのがやっとでした。
K野さんの諦めない粘り強い走りと、S藤監督の登りでの猛追とシケイン処理の上手さに、先頭を走っていてもずっと背中に強いプレッシャーを感じていました。
そのため、ミスはできないという不安と途中でタレてしまったら追い抜かれてしまう心配が強く、何度も先頭を走っていたにも関わらず突き放す走りができなかったことが大きな反省点です。
入賞しなくたって、なにも失うものはないので途中でタレてしまってもよかったのですが、そのあたりがまだまだ甘いところです。

一つ上のクラスの60分シクロクロス(8周回になりました)を写真やビデオを撮りながら観戦しましたが、レベル違いの速さと上手さに驚くばかりでした。
シケインの処理をスローモーションモードでビデオ撮影していたのですが、1位の選手のシケイン処理はシケイン前でいったん停車してから「よっこらせ」とバイクを担ぎ上げるお世辞にも上手いとはいいがたいものでしたが、それでも平坦舗装路での速さは群を抜いており、最終的に1分近くの差をつけての優勝となりました。

最後のマディソンレースは3チームの参加でしたので、黙っていても3位には入れるのですが、RINDAチームと小林峠Aチームはいずれもエリート選手なので、胸を借りるつもりでレースにのぞみました。
自分が第一走者でしたが、1周回目は3位でY田さんにつなぎ、2周目、3周目と徐々に追いついてゆき、3周目にRINDAの選手がコーナーを攻めすぎて落車したところを2位と3位の選手が追いつき、ほぼ横並びで最終走者にタッチし、ラストの直線はスプリント勝負で1位から3位まで2秒以内の僅差での決着となりました。
自分の所属する小林峠Bチームは3位でした。
自分の最終走行周回ではラストの直線で先頭に出ることができましたが、タッチエリア前の深いコーナーで内側に入ってきた選手がリアを滑らせたため接触を避けようと減速したことが響いて数メートル遅れてしまったことがチームメイトに申し訳なかったです。

レースを走り終わった後はタバタプロトコル終了後の様に酸素が足りなくて苦しかったのですが、無事に怪我なく走り終えることができました。
表彰式では入賞商品に恒例の「野菜」をいただきました。
このレースで北海道での車連主催のレースはすべて終了です。
1年間、ありがとうございました。
来年5月の道新杯クリテリウムまで約半年でどこまで成長できるか、エリートクラスに昇格して初年になるので、自分の努力と能力が試される年になります。


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