スイカ と 百足(ムカデ)。
夏が来ると必ず、思い出してしまう キーワード ・・・
幼少の頃、私は山奥に住んでいた。
なんでも、母が病気がちだっために、空気の良い所へと
移り住んだらしい。私が小学生の頃は、元気すぎる母の姿に
嘘やろと思うほどだったのだが ・・・
めちゃめちゃ暑い日、だったと思う。
冷たく冷やしたスイカを みんなで食べようとカットした後、
まな板と包丁を 敷居の上に置いたとたん、ポトリ ・・・
と何かが 私の腕をかすって、降ってきた。
・・・ん。。 ぎゃあ~ ・・・
なんと、10cm もある大百足だった。うまいこと包丁の上に
落ちてきたのだった。虫には平気な私も、さすがに
この時ばかりは とびのいた。
それからだろうか ・・・
私は、なぜか、「スイカが大好き。」と答えるようになって
しまったのだ。もちろん、百足は今でも 嫌いだが ・・・。
「敷居をまたぐものではない。」と よく作法で 言われるが、
私の場合、
・・・虫が落ちてくるから気をつけなあかんねんな・・・
と、真剣にそう思っていたものだ。
・・・ 今は 遠い昔の話 ・・・
だが、30年以上たった今でも、忘れられない話 ・・・
2007年7月24日(火)