友達がハムスターの子供あげる言うてんねんけど、
飼ってもいいかなぁ~。ちゃんと餌自分でやるし、
掃除もするし・・・
一度は子供が言うセリフである。
ハムスターブームの少し前、小学5年生だった 次男が言い出した。
あかん、あかん、金魚飼った時もそんなこというて
なんもせんかったやん。餌やりさえ最後までせんかったやん。
みんな お母さんがしてたやろ。いやじゃ~。
お母さん、ネズミ系は嫌いやねん。気持ち悪いしぃ~。
お父さんに言うてみぃ。
と、少しは反対するのを期待しつつ、だんなにふったのだが・・・
もう次の日には、「ゲージ安かってん。」と一式揃ったのを
購入してきた。
・・・ オイオイ、父親の威厳は ・・・
・・・ だめだ、こりゃ ・・・
案の定、学校 始まるや否や私の日課になってしまった。
しかし、動物ってかしこいよね。
何度も脱走したが、私が呼べば戻ってくるようになった。
殆ど 放し飼い状態でも大丈夫だった。
ゲージを開けっぱなしにしても、勝手に帰ってきたり、
私がこぼしたお米を、せっせと部屋へ運んで貯めたり、
寒い冬には、ソファの裏をかじって部屋を作って寝てたり、
とにかく めちゃめちゃかわいくなってしまった。
五年ほどで八匹いたハムスターもいなくなった。
一度今まさに息を引き取る間際のハムスターを見た。
ヒューと一息吸ってそのまま息絶えた。まるで、私の父の死
そのものだった。 それ以来、飼育はしていない。
・・・生き物を飼うなら、最後まで考えて飼ってほしいものである。
(大きくなったとき、死んだ時どうするか)を先に考えてから
もらうなり、購入してほしいと、願う毎日である。・・・
2007年7月29日(日)