第一話、≪きっかけ≫
「いいよねえ。着物自分で着れて。髪も自分で結うやろ。
この間、美容院で両方してもろたら、めちゃめちゃとられたわ」
「ねえ なんで着付けを習いはったん
」
ーーー おっ、忘れてた、まだ書いてなかった。
そもそも、このブログを立ち上げた理由のひとつは、
このことをしたためたかったのである。
そうそう、・・・あれは、結婚して初めての身内の不幸の時だった。
うちの家系(嫁ぎ先)は京都に親戚が多いのだそうだ。
そのせいか我流ながらも自分で着物を着れる人が多いらしいのだ。
ホントに近い身内だけ残ったときのこと、何処ぞの、着物を着た大おばさまが、
「あんた着物着れるよなあ。やっぱり着物ぐらい自分で着れやんとな。」
と、一言、いや二言おっしゃったのである。
カチ~~ン!!ときたね。
穏やかな性格のこの私がそう感じたのだから、よっぽどきつい言い方だったと思う。
「まあまあ、私が着せたるからいいねんって!。」
流石に、わが夫の母上がわたしのフォローをしてくださったが・・・。
この日のことが、私を、 『着付け道』へと導くきっかけとなったのである。
つづく。。。