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家系と血系

2009年04月10日 13時50分00秒 | 姓氏/珍姓・難姓・奇姓/地名

 

        家系と血系

 

家を数代さかのぼると、女の子ばかり生まれたり子のない夫婦もある。

前者の場合は婿養子で家を継ぎ、後者の場合は、養子をもらい、その

養子にさらに妻、または婿をとる養子縁組で家を継ぐ。

従って、この場合は血の繋がりはない。

 

しかし、祖先を祀り、財産を受け継ぎ家族を養い、家長として家を統率

するということについては同じである。すなわち「家」それ自身は存続

してゆく。われわれが今、問題にしている家系というのはこれであって

血の繋がりがなくても、それは差し支えないのである。

むしろ、血の繋がりがない人間によって、祖法を受け継ぎ、家の伝統

と精神を発揮している例が、きわめて多い。(もっとも縁続きものを

養子にする場合も多かった)

 

現在、天皇家などでは、家系と血系がほぼ一致しているとみてよかろう

が、他は、五摂家、清華の諸家さえもしばしば養子をし、徳川家でも

直系は早く絶えて、紀州家水戸家から跡を継ぐといったことが行わ

れていたことは周知の事実である。

 

われわれの家系についても、これと同じことで、遺伝の調査を除い

ては、昔から、この家系の方を尊んで、これを問題にしたのである。

もし、血系を問題にするなら日本人はみな血で繋がれている親類で、

たいして意味がなくなってしまう。

 

昭和22年(1947年)、民法改正によって古い「家」の伝統を受け継

いだ旧民法の「家」は廃止されたが、それでも実際には家族を単位

として、「家」は続いている。昔、家柄と言っていたその家風も厳存し、

夫婦を中心に家の運営がなされて行くことにかわりはない。

また、墓を守り、家督相続がなくなり、家長の権限が縮小されても、

われわれの生活の上で、苗字によって表象される「家」は相変わらず

存在しているのである。

 

『 姓氏 』 丹羽基二 著:参照

 

 

 

今、「家」(昔でいう家)がどんどんなくなりつつあります。

そして、血縁関係が重んじられる時代になっていると思います。

だから、最近の農林水産業の人たち、あるいは小さな企業では、家業

を継ぐということがなくても構わない(仕方ないという方が正しいか)

たとえ子供がいても、別に家業をついでも将来借金が増えるばかり

だし、あるいは、将来性がない、生活するだけ儲からない、仕事量に

比べて金銭的に割に合わないなど、苦労することが目に見えている

から、可愛い子供に継いでくれと言えない「家」が多いようです。

 

夫の「家」がまさにそうでしたね。夫の母の会社だったので、

「自分の代でしっかり後処理しておくわな。借金だらけの会社残した

らあんたら可哀そうやし・・・Kちゃん(母の弟)も僕が潰したって

言われるのん嫌やろうし。心配せんでいいからな。」

とちゃんとしておいてくれました。

 

私の場合も、継ぐ商売・財産がなかったから、一人娘でしたが家を

出ましたから、父の代で名前が消えました。

ゆうちゃんの彼女の親御さんも、魚屋さんを継いでもらうつもりはない、

と思っているらしいです。兄弟にお兄さんがいますが、サラリーマン

で、魚屋には向かないことがわかっているといいます。

婿取りも別に期待はしてない、嫁に出ても仕方ないと思っているよう

です。内心は違うかも知れませんが。。。

まあ、なりゆきに任せるという感じでしょう。

 

過疎化の市町村では、なんとか町おこしなどをしたり、名物の販売

などに力を入れたり、土地を与える代わりに移住してもらう、あるいは、

産業を手伝ってもらう、などという方法で人口を増やそうと頑張って

いる町もあります。しかし、やはり続けて生活できるよう、毎月収入が

得られる仕事がないと、移住民は定着してくれないと言っていました。

 

そういや、夫の友人のマゴちゃんがそれで、広島に移住しましたね。

もう、16~17年ぐらいになるでしょうか。仕事は、不動産やかまぼこ

やさん、スーパーなどいろいろ変わっているようです。

奥さんはずーと介護の仕事頑張っておられるようです。

 

確かに、苗字によって表象される「家」という核家族は永久に

続くことでしょうね。

 

コメント (2)
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