http://www.sankei-kansai.com/2009/06/29/20090629-011696.php
今月末に閉館、上本町に移転とのこと。
オープン(昭和33年)、新歌舞伎座という名前だったにも
かかわらず、時代劇やコンサートばかり開催され、
歌舞伎を演じられることはなかった、と言います。
歌舞伎を演じるには大きな欠点があったからです。
ふつう、歌舞伎の舞台は“あわび舞台”と呼ばれる
表と裏でセットを変えるものでしたが、この大阪なんばの舞台は
スペースが取れず、スライド式にするしかなかったといいます。
(スライド式・・・ステージの床が横に動く舞台)
その欠点を逆手にとって、
歌舞伎でも使えるように工夫したのです。
横に歩きながら(=スライドしながら)
場面をかえることができる。
役者の動きに合わせながら、
スピードやタイミングを取るのが大変だったようです。
このスライド機構を売りにして、
なにわ根性で何とか苦労して培ってきた舞台だけに
無くなるのがさびしい
とスタッフの思いは複雑なようです。
http://yaplog.jp/gabustagecrew/archive/8
「新歌舞伎座内部公開」
が見られます。