さあ~てと 帯しめましょか。

人生、山あり谷あり
向かうはわが身の置き場所よ。
帯締め、気を染め、往きましょか・・・  ~part 2~   

御訪問者の皆様へ

ようこそ、いらっしゃいました♪ いつも御訪問頂きありがとうございます。 訳あってコメント欄閉じていますので、《おしゃべり広場》は閲覧のみとなっております。 本年もよろしくお願いします。

      

蛇の目傘

2007年07月12日 14時38分10秒 | 日記

  雨、 雨、 ふれふれ  かあさんが 

   蛇の目で  お迎え  うれしいな ・・・ 

 

  そういえば、・・・ 着付けを始めたころ、お姑さんから頂いた 

  蛇の目傘、どこに直したっけ ・・・ 

 

いつかは差したいと思っていたのだが、着付けに かなり

自信がついたにもかかわらず、とうとう 講師時代には差せなかった。

いざ、差そうとするのだが、今ひとつ この街に合ってない気がして・・・

それに、まだ若かったせいもあるだろう。

 

  ・・・京都へ行く時は、絶対持っていこう。 

 

と 思ったこともあるが、あいにく かんかん照りだったりと、チャンスもなかった。

 

  さあ~てと 気を引き締めましょか。

  

 その昔は、柄のついた差し傘は贅沢品であり、

仕事の手をふさぐので、農村では禁じられ、蓑と笠を使っており、

高貴な人に 供人が差しかけている ものだったようだ。 

 

 蛇の目傘が登場したのは江戸時代中期、元禄の頃。

江戸の人達は自分で持ったため、柄が短かくなったようだ。

その後、番傘が 大阪の大黒屋から、売り出され、

屋号を入れた貸傘は、江戸の越後屋(現三越)から、

ようするに、コマーシャルされたようだ。

当時、あまり 返す人はいなかったようだが ・・・ 

 

 幕末以来洋傘の蝙蝠傘が、開花のシンボルのように喜ばれたが、

女性の半数は大正14年ぐらいまで、和傘だったそうだ。

 

   最近は、蛇の目とまでいかないが、それに似た和傘を 

 店頭で 見かけるようになった。

 ひとつあれば、雨でも きもの着たくなるかも・・・ 

 

2007年7月12日(木)


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家紋 1 ≪三ツ星紋・剣片喰紋≫

2007年07月11日 16時16分53秒 | 家紋

 「わあ~、 これ 変ってるねぇ~  」

 

見れば、白い丸三つ 月見団子のように重ねた背中の紋である。

当時、女紋の桐紋ぐらいしか見たことなかった私は、びっくりした。

「三ツ星」 というらしい。

 

 こんな殺風景で単純な紋、いややなぁ。(同じ紋の方いたらごめんなさい)

 紋付け代って高いのに、ちょっとでも割引とか あるのかなあ。

なんてこと考えながら、ちょっと勉強した。


 

月・星・曜紋の中で、家紋としては 星が多く、「三つ星」がその代表。

オリオン星座の真ん中に 直列する三ツ星がモデル。中国では中央が大将軍、

両側が左右将軍とされている。日本でも、将軍星と呼ばれたところから、

多くの武家に好まれた。毛利氏の「三つ星に一の字」など有名らしい。

 

 へぇ~ けっこう 格が高い紋なんだ。

 そういや、時代劇で見た気もしてきた

 

 

ちなみに、我が嫁ぎ先の「剣片喰」(けんかたばみ)も、武家がらみだったなあ。

ハート形の葉がクローバーに似ている雑草で、 三小葉からなり、夜は閉じる。

片葉が三つあるので カタバミ(片喰)という。繁殖力の強さが武家好みらしい。

葉の間に、剣が入ったものを、「剣片喰」という。

 

 少し知ってから 墓参りに行ったら、あるわ、あるわ、「剣片喰」。

 かなり、ポピュラーな、家紋だったんだな。

 

あなたも、自分の家紋、気にしながら 周りを見渡してみてはいかが 

 

 

 

2007年7月11日(水)


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露草

2007年07月10日 15時55分06秒 | 帯結び・着付・日本髪

  雨、今日も雨 ・・・

  なんだか急に つゆくさを思い出した。

 

「振袖の想い出」のときに少し書いたけど、山育ちだった私は、

毎年のようにつゆくさを見ていたが、大阪市内では、まったく見ない。

いや、公園でみたかも・・・


紫色の花から出る汁が、妙に鮮やかで画用紙に

塗りたくって よく 遊んでいたっけ。

 

紫露草が、友禅文様などの下絵に使うということを知ったのも、

着付けを習い始めてからだった。 この下絵は 水で洗うと

消えてしまうので、下絵用としてかかせないそうだ。

 

 

  さあ~てと 帯締めましょか。

 

今日は、ゆかたの「変わり結び」 パート2 を紹介します。

 

 

          「さざなみ」

                       

 

             

     「きんぎょ」

 

 

 このきものは、 ゆかたなんですが、小紋っぽい柄なんで 

 半えりを1cmぐらい出して 洒落てみました。

 帯の色で 大分、変わった雰囲気に なりますよ。

 

 

 そろそろ お祭り、楽しみましょう 

 

 

 

2007年7月10日(火)



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夏のきもの

2007年07月05日 13時13分53秒 | 帯結び・着付・日本髪

   最近、夏のきもの姿は ほとんど見かけない。

 

 

ちょっと小粋に 着こなした人が、たまに街を歩いているが、

たぶん先生と呼べる人達なんだろう、または、生徒さん達だろうと思う。

なんか、きもの応援団(いつからそんなんなったんや) としては 

さみしいものだ。 かく言う私も、着付け師を 離れてからは

とんと、 きものを着なくなった ひとりなのだが ・・・

毎日着てた頃が、なつかしい。

 

 

  さあ~てと 帯しめましょか。

 

 夏のきもの ・・・  といえば、絽、紗、麻、上布など。

そんなん、着るかどうかわからんから 一枚でいい、 と思うなら、絽。

ふつうなら 小紋を薦めるべきだが、私なら、付け下げ。

帯は、紗の袋帯。5月末~9月まで締められる。

 

・・・だって、普段、着ないんでしょ 

 

お中元とか、○○様のディナーショウとか、ちょっとおしゃれしようかな・・・

って時ぐらいしか、この くそ暑い中、着ようなんて思わないでしょ。

 

・・・ だけど、たった一枚なら ぜぇ~たい正絹 

 

・・・ とっても、通気性がいいので涼しいんだよ 

 

・・・ どんなに歳くっても、胸を張って着れるものね 

 

 

 

あと、必要になったときには ジャバジャバ洗えるきものでいいさ。

着たとき自分で 洗えるものね。 

乾いたら 湿気が通らないように、二つ折りにした大きな

ビニールシート(1mいくらとかで売ってるやつ) の間にはさんで

寝押しをしてから 箪笥にしまいましょう。

 

アイロンいらずで 簡単     簡単 

 

 

夏のきものを着たときは、一度 ためしてみてネ 

 

 

 

2007年7月5日(木)


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汗っかき

2007年07月04日 09時30分20秒 | 帯結び・着付・日本髪

  夏、これからが 本番。
 

私は夏がきらいだ   太っちょさんは 汗かきと言われるが、

私も例外でない。でも、クーラーをできるだけ昼間は使わないように

しているせいか、けっこう 我慢できる。

小学生の頃は、泳げないからきらいだったなぁ。


 

  さぁ~てと  帯しめましょか。

 

 「先生、なんできもの着てるのに 汗 かかないんですか。」 

私も そんなことを言われたこと あったな・・・

周りの着付け師範の方たちも けっこう汗かいてなかったようだ。

当時、とっ~ても 不思議だったものだ。

 

こんなに 汗っかきな私でさえ、気味が悪いぐらいだった。

なんでも、帯を締めるために 脇のツボが 押さえられるからだとか。

これもまた、最近のテレビの受け売りだが ・・・

特に、首から上に汗をかかないために 涼しそうに見えるのだ。

 

 先生たるもの、暑そうにしてたら 夏のきものが売れないじゃあないか。

なあ~んてこと 間違ってもいっちゃあダメよ 

本当は 体はものすごい汗なのに、頑張ってるんだから ・・・ 

やっぱり 好きでないと続かない この仕事 ・・・ 

 

 ・・・ あの頃、・・・

 

 一番 やせてたかもね   


 

 

 

 2007年7月4日(水)

コメント (2)
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着物の貸し借り

2007年07月02日 12時58分43秒 | 帯結び・着付・日本髪

きものを借りる時、または 貸してあげる時、 

お互いに気をつけなければならないことがある。

  

 

「これ、姉のきものなんです。すっごく気に入ってるんです」 と妹。

「娘 2 人、いてるから 思い切って 買いましてん」 と その母。

  ・・・お姉さん何センチぐらいの方ですか。

「私の方が、 10センチも 背が高いんですわ。」

  ・・・同じような体型してはるんですか。

「私は、太りやすい体質みたいで、全然違いますねん。」

 

 

・・・ 唖然 ・・・ である。  まったくもって話にならない。

聞けば、あきらかに違う体格の姉妹である。

確かに、きものはそれなりに サイズの許容範囲があるものである。

しかし、身長165cm以上、または腰回り・胴回り (ウエストじゃなくて、腹回り

と思っといた方が良い)が 95cm以上ある人は、要注意。

 

背が高ければ おはしょりがなくなるし、

はらまわりが大きすぎたら、 前巾が届かなくて みっともない。

柄ゆき 狂ってバランスが悪い。 また、逆の場合も しかり。

前巾は何とかなっても まわりすぎて やぱっり柄ゆきが変になる。

小柄な人から 大柄な人への貸し借りは 無理がある、

かっこよく、素敵に着こなしたいなら、標準サイズの人はまだよいが、

それ以外の人なら 自分用に仕立てた きものを用意すべきだ。

 

 

「すっごく いい帯やわ。めちゃめちゃ刺繍してあるし、糸がつまって 

しっかりした帯やねえ。」

 

  ・・・ 気をつけろ   

 

  かなり 古い帯の可能性が・・・ 。 

      めちゃくちゃ古い帯は かなり短いので、

       太めの人は、二重太鼓もできないことがある。 

 

 

「好きな色だから、つい もらっちゃった。」

 

  ・・・ はやまるな 

 

  好きな色が 似合うとは限らない。 

      必ず 体にそわして鏡に映して確かめよう。 

  仕立て直しは 金がかかる。 良いものほど お高いですわよ。

 

 

「別々に 買った帯と きものやねん。」

 

  ・・・ 気をつけろ 

 

  帯ときもののバランスを  じっくり眺めてみなければ・・・ 

 

 

きものの貸し借り、もらいうけ、予定のある人 参考にしてネッ。 

 

 

 

2007年7月2日(月)


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