小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



近年、年明けから春にかけて飯泉取水堰内で浚渫が行われるが、今年は飯泉橋上流の左岸部分でも土砂の掘削作業が行われていた。先日、飯泉橋を通ると左岸上流部分で行われていた工事現場から重機が無くなっていたので河原へと立ち寄った。酒匂川左岸の飯泉橋上流部分では浚渫工事と平行して河川改修工事のような作業が行われていた。当初は取水堰の浚渫に付随した作業なのかと思っていたが、現地の看板によると飯泉橋上流部分で行われていたのは海岸高潮対策工事用の砂を作るための工事だった模様。飯泉橋から酒匂川左岸の河原へ。駐車場の一画には川石が高く積まれていた。土砂をふるい分けて、残った川石を積んだもののようで、砂は養浜に使われるとのこと。恐らく国府津海岸周辺の養浜に使われるのではと思う。従来の河原から掘削後の河原部分を見ると1m以上の段差が出来ており随分と土砂を掘削したようだ。掘削された河原の一番南側から上流方面を撮影。掘削された河原部分は飯泉橋上から見るよりもずっと広く感じる。河原部分は砂地で少し歩きづらい。掘削された河原部分の所々には杭が打ってある。横向きの木の部分がもともとの高さなのかもしれないが随分と土砂が堆積していたようだ。酒匂川と掘削後の河原部分の境界部分には所々に川石が積まれ中州のようなものが作られている。飯泉橋上流部分はかなり土砂が堆積していて水深も浅く、鮎が釣れそうなポイントもずいぶんと減ってしまっている。掘削後の河原部分から従来の河原部分の段差を撮影。場所によっては2mほどある。今は登るのに難儀するが大雨後の増水が何度かあると段差部分がなだらかになるのではと思う。掘削後の河原の一番北側から下流方面を撮影。梅雨時になって雨が続くと増水してこの河原部分も川底になりそうだ。今回の掘削により飯泉橋上流部分の川の流れがどう変わるのか注目したい。

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