小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原駅から南足柄をむすぶ大雄山線沿線は昭和の街並みが点在している。小田原駅の隣、緑町駅周辺は昭和時代の建物が多く西側が住宅地、東側の道路沿いに飲食店などが立ち並んでいたが、2010年と13年の火災により長く見慣れた風景が失われてしまった。昨年春に撮影した緑町駅前の風景。緑町駅の記憶と言えば、小学生低学年の時にガンプラを買いに模型店に訪れたのが最初で、学生時代はバイトの配達で何件かお得意さんがあった。社会人になってからも同僚とたまに酒を飲みに来ていて、小田原駅近くの喧騒とは違い静かな雰囲気と昭和の頃からの街並みが結構気に入っていた。その飲食店が立ち並ぶ一画が火災により焼失してしまったのが昨年の9月。建物の取り壊し後、しばらくは更地だったが先日緑町駅前を通ると舗装されタイムパーキングになっていた。立ち並ぶ家の隙間にちょこんと小さな色褪せたコンクリートのホームがあった緑町駅も、ここ5年ほどでずいぶんとホームから見える風景が変わってしまった。昭和の街並みがだんだんと市内から少なくなってゆく。

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