小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原市内には河川橋のほかに跨線橋や跨道橋など様々な種類の橋があってその各々に名前がつけられている。昨年、小田原市が発注した工事一覧を眺めているとその中に馬五郎橋修繕工事という案件があった。馬五郎橋という渋いネーミングの橋の存在は今まで知らなかったのでどのような橋か一目見ようと探索に出かけた。昨年10月中旬に開札された馬五郎橋修繕工事の入札結果により馬五郎橋の存在を知り、その馬五郎橋を撮影するために風祭地区へ。事前にネットなどで場所を調べたがまったくヒットせず。神奈川県のホームページの入札結果の中に馬五郎橋は風祭にあることだけが記載されていた。風祭の旧東海道沿いの商店脇に馬五郎橋の修繕工事の工事看板が設置されていたが周辺を見回しても橋らしきものは見当たらず。馬五郎橋を見つけるために昨年秋と冬に2度ほど風祭地区に探索に出かけたが結局それらしき橋を見つけることができずに今年の春を迎えた。先日、ランニングの途中に風祭の旧東海道沿いを通ると以前は無かったガードレールが設置されていた。商店脇には万松院川が流れていて暗渠で道路を斜めに横断している。なので一見すると橋には見えないが新たに設置されたガードレールが馬五郎橋の欄干代わりになるようだ。新たに設置されたガードレールには銘板が取り付けられていてそこには探し求めていた馬五郎橋の名が刻まれていた。ネーミングから連想していたのは長閑な風景のなかにある渋い蔦の絡まるような橋だったが、実物は道路と見分けが付かないような見た目で結構がっかり。馬五郎橋を下流側から撮影。橋の長さは2.5mくらいでそれほど水量が多くない万松院川が流れている。馬五郎橋下流方面は橋の脇から万松院川沿いに通路が伸びている。馬五郎橋の一本下流側にはなんとも味がある木橋が渡されていて、こちらのほうが馬五郎橋というネーミングにしっくりくるように感じる。米神や久野の林道などには変わった名前の橋がいくつかあるので、気になるネーミングの橋があれば探索に出かけたい。

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