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小田原の端々



通常、河川橋は河川に対して直角に架けられるのが一般的だが斜めに架けられた橋が成田地内にある。今年に入り修繕工事が行われていたが先日、近くを通ると工事が終わっていた。小田原市成田地内の金瀬川に架かる導水路15号橋。酒匂の印刷局から桑原の水源地まで一直線に伸びる水道道が金瀬川と交差する部分に架けられていて、歩行者と二輪車用の幅の狭い橋。その導水路15号橋では今年に入って修繕工事が行われた。公費は506万円で、工事中に何度か進捗を見に立ち寄ったが橋台部分の補修と橋梁路面の再舗装がメインのようだった。先日、成田地内を散策中に立ち寄ってみると導水路15号橋の修繕工事が終了して共用されていた。修繕工事前はコンクリート舗装だったが、修繕工事後はアスファルト舗装になった。朱色の路面がなんとも目立つ。修繕工事前はなかった銘板も取り付けられている。橋の規模にしては立派な銘板。なぜ15号というネーミングなのか分からないが酒匂の印刷局から数えて15番目の橋なのかもしれない。昭和初期に敷設された水道道は水源地と印刷局を最短距離で結ぶように一直線のため、河川や道路と斜めに交差することが多い。導水路15号橋はこれといった特長のない小さな河川橋だが、金瀬川を斜めに横断しているのがユニークなところ。酒匂の下菊川に架かる導水路橋は現在、架け替え工事が行われているのでそちらの完成も楽しみに待ちたい。

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