小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



今年こそは完走をと出場した第68回富士登山競走。舗装路の最終地点の馬返しを昨年よりも50秒ほど遅れて通過したが完走ボーダーラインの集団内についていけている。馬返しからはコースが登山道へと変わる。スタートから1時間6分過ぎの午前8時6分に馬返しを通過。給水所で水とバナナで栄養を補給して5合目へ続く登山道へ。登山堂は道幅が狭いのでなかなか前の選手を抜くことが出来ない。とりあえず集団に遅れないようにペースを維持して早足で登ってゆく。ここからの登山道で一番怖いのが足が攣ってしまうことで、一旦足が攣ると3分くらいは時間をロスする。ノーミスで行ければ今年も完走ボーダーラインの2時間10分以内で5合目を通過出来る見込み。足を攣らせないようにと注意していたにもかかわらず4合目を過ぎたあたりで一度に両足が攣ってしまい4分近くロス。痛恨のミスで気が焦るばかり。5合目手前の舗装路でなんとかタイムを縮めたいがペースがあがらず。スタートから2時間12分過ぎの午前9時12分、関門の5合目を通過。昨年よりも5分近く遅い通過で完走ボーダーラインから3分近く遅れている。もはや山頂ゴールの完走は赤信号が灯ったが8合目の関門を制限時間内に通過出来るように頑張るしかない。 5合目を通過していよいよ本格的な富士登山区間へ。スタート時は晴天だったが登山道に入り3合目くらいからずっと曇天で日差しがなく5合目を過ぎたくらいから涼しいから寒いへと体感的に変わった。過去の大会では5合目から8号目までの区間で体力を使い果たしたり足が何回も攣ったりと苦戦している。今年は足を止めず攣らせないように注意しながら8合目を目指す。午前10時32分、標高3100mの8合目太子館を通過。関門のある8合目富士山ホテルは標高3360m地点。残り28分でかなりギリギリ。無理をして足を攣らせるリスクを取ってペースを上げるか、それともペースを維持して足が攣らないようにするか判断に迷ったが安全策を取って今のペースを維持して進むことにした。午前11時3分、関門の8合目富士山ホテルを通過。関門制限タイムを3分オーバーして今年の富士登山競走は終了。関門タイムを通過できなかったのは残念だが、自己新記録で昨年よりも2分タイムを縮めることが出来た。また5合目から8合目までは一度も足が攣らず登れたことも今回が初めてだったので色々と進歩を感じることの出来た大会となった。<後編に続く>

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