小川町駅は東武鉄道の駅舎にJRが間借りしています。JRホームから東武線ホームへの中間地点に簡易スイカ改札機が設置されており、IC交通系カードの方は必ずタッチ。紙のきっぷの方は東武線の自動改札機を通します。
JR線完結のきっぷだけど、東武線の改札機は通せるのかとおそるおそる挿入してみました。すると、「ありがとうございます」と出口の扉が開き、途中下車としてきっぷが戻ってきました。
東武線だけではなく、JR線のデータもすべてインプット。裏面の磁気面にいろんなデータが詰まっていて、区間は東京山手線内から松久まで。小川町で降りられるような経路になっているか。横浜線の八王子から八高線なので、ここまで含まれている。YES。日付はあっているか。7月28日で本日なので、合っている。YES。入場記録の有無は?八王子に7月28日 何時何分に入場。異議なし。YES。このようなコンピュータのフローチャートにより、すべてYESなので、扉が開き、きっぷも返却。人間だったら、目視で確認するのに数秒はかかってしまいましたが、改札機はほんの瞬時。
池袋から東武線で小川町までICカードで827円。JRだと新宿・立川・拝島経由の最短運賃で1342円。どちらも入場記録は東武線またはJR線で判断するので、通せそうです。(ただし、JRの場合はJRと東武線の中間にある簡易スイカにタッチする必要があります)
東武線がメインなので、券売機が3台。JRは左側に設置。オレンジカードやICカードは使えず、現金専用機。IC系カードで東武線の自動改札機にタッチし、JRのホームに向かうときに中間の簡易スイカにタッチすると、JR線に入場として上書きされます。
小川町から寄居まで東武線とJR線どちらも行けますが、JR線の中間簡易改札にタッチし忘れてしまうと、東武線経由として差し引かれてしまいます。
小川町 東武線 寄居まで IC 261円
小川町 JR線 寄居まで IC 242円
小川町駅舎。
駅の出入口の真上にある、つばめちゃまの巣。
高麗川14:42発の汽車は小川町止まり。ここで途中下車します。
JRホームの向かいは東武東上線の小川町駅。東京メトロの副都心線から東上線に直通する電車もありますので、1番遠いところは神奈川県の海老名、元町・中華街から小川町行きもあります。海老名からは相鉄本線、東急東横線、東京メトロ、東武東上線、4社もまたがる私鉄最長の鈍行電車なのかも。
次の汽車まで時間がたっぷりありますので、ここで降ります。
駅舎は東武鉄道が管理しており、JRが間借りする形になっています。
スイカやパスモをご利用の方は、ここでタッチしてくださいと表示が出ています。出口に東武鉄道の自動改札機が設置されているので、ここでJRの精算が完了していることをスイカやパスモに情報を書き込んでいれば、東武線の自動改札機にタッチすると出場は可能になります。
15:16発に乗れば、寄居に行けるのではありませんか。しかし、今の時間は15時20分過ぎています。7月28日、東武東上線でダイヤの乱れが発生し、約20分遅れとのこと。この電車に乗れば早く着けるかも、と思いましたが、きっぷはすでにJRの松久まで買っているので、律議にJR八高線に乗らなければ・・・。
寄居まで行きたいのに、途中の小川町止まり。高麗川駅周辺で寄れるスポットがなさそうなので、とりあえず小川町へ。
2番ホームへは地下通路を通ります。バリアフリーになっていませんが、2026(令和8)年3月、東西自由通路を設ける新しい駅舎に生まれ変わるとのこと。詳細は こちら。(JR東日本ニュース)
高麗(こま)とは、古代 東アジアの大国‘ 高句麗(こうくり)を意味します。
高句麗は、紀元前1世紀から西暦668年に滅亡するまで、中国の東北部から朝鮮半島の北
高句麗の滅亡後、倭国(日本)に逃れてきた高句麗人たちが、現在の埼玉県日高市から飯能市にかけての武蔵国に高麗郡を建郡
小川町ゆきのディーゼルカーはキハ111 208。
もともとは国鉄ロングシートのディーゼルカー、キハ30だったのですが、現在はJRのキハ110。
八王子発川越行きの電車。厳密に言うと、八王子から高麗川までは八高線、高麗川から川越を経て大宮までは川越線。この日は猛暑日なので、エアコンが効いている車内のほうが涼しいです。
途中の駅、拝島駅。五日市線、青梅線、西武線のターミナル駅なので、「みどりの窓口」はあります。
東福生駅、箱根ヶ崎駅は東京都内。箱根ヶ崎駅を出ると、埼玉県に入り、金子駅に停まります。
金子を出ると、高麗川駅。電車はしばらく停車し、川越方面へ向かいます。改札口付近では駅員さんの姿がなく、一瞬無人駅か?と思ったくらいです。あとで調べてみたら、JR東日本正社員配置の直営駅。電車がやってきたら、ちゃんとお迎えし、きっぷの確認やスイカ簡易改札にタッチしているか確認を。キセルを見逃していいってわけではないんでしょう。
かつては対面のみどりの窓口があったのに、現在はご覧のとおり「話せる券売機」設置。「話せる券売機」はバリアフリーに対応しており、筆談も可能になっています。JR東日本およびJR西日本では対面式の「みどりの窓口」を減らし、こういう機械を増やそうとしていますが、みどりの窓口を減らす分をオペレータさんを増やして欲しい。「オペレータ呼び出し」のボタンを押せば、すぐ出るときもあるし、「あと〇人待ち」の表示が出ることもあります。表示された待ち人数が多いとなると発車時刻に間に合わなくなることもありそうです。
前回来訪時になかった、駅舎前に新しい建築物が・・・。
相模線はもともと田園風景が広がっていて、ディーゼルカーがのんびり走っていた時期もありました。しかし、現在は沿線の都会化が進み、単線のまま本数が増えているので頻繁に上下交換が行われています。
社家駅。読みの通り、「しゃけ」駅。
相武台下駅。そうぶだ・・・と入力すると「相武台下」と変換候補があがっているので、別に難読駅でもありません。ここからは相模原市南区に入ります。相模原市も2007(平成19)年から神奈川県内で3つめの政令都市になりました。中央区、緑区、南区の3区で構成。
この漢字を見て、「はらとうま」と読んでしまいそうですが・・・・
正しくは、「はらたいま」でした。なかなかの難読駅。
神奈川以外の他県民はなかなか読めない駅名となっています。
2つめの大井川鐵道は家山から智頭間は災害のため、バス代行。SLは新金谷から家山までの14キロしか運行しているとはいえ、もっと長くSLを楽しみたい。
残るのは秩父鉄道しかなく、ネットで検索してみたら、SL駅弁の出前や指定席はネットで予約が可能になっていることに驚き。秩父鉄道は昔ながらの硬いきっぷを売っている昭和イズムなイメージがあったんですけど、いつの間にかパスモ鉄道事業者に加盟するなど改革が行われたようです。
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私のきっぷの買い方はかなり捻くれています。乗車する予定のJR会社の窓口できっぷを買うのではなく、わざと他社。JR東海の東京駅で発券。
東京・新幹線・品川といったように、新幹線を入れると東京近郊区間の適用が外れ、途中下車も可能になります。
券面とおりに新幹線に乗らなくても、旅客営業規則第16条の2により、東京~品川間は在来線でも問題はありません。
旅客営業規則第16条の2
新幹線と在来線と別扱いになる一部の区間があります。
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東海道本線の東京駅ホーム。平成の初め頃は、九州からのブルートレインが多数発着していたところです。
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新しいE233系がやってきました。昔だったら中距離用の国鉄113系や115系ですが、現在は淘汰されています。
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はやぶさ9号新青森行き。ラインカラーがピンク色なので、JR東日本所有の車両、E5系。ラベンター色だとJR北海道のH5系。H5系が東北新幹線を走行中に大きな地震が発生し、脱線。北海道から借り入れたH5系がJR東日本管内で被災した場合の繕費は東日本が負担するのが一般的な常識なんですけど、今回はJR北海道が負担するとのこと。
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【山】東京山手線内→松久までのきっぷだけど、実際は寄居まで。寄居から熊谷まで秩父鉄道の電車で移動。ここからは戦前の蒸気機関車で2時間40分の旅をエンジョイ。
昭和19(1944)年と銘打っているので、計算してみたら御年79歳です。川崎車輌兵庫工場 で製造され、まずは釜石機関区に配属され、仙台、長町、郡山で活躍し、わずか28年後の昭和47(1972)年。戦後高度経済成長期において、蒸気機関車の代わりになる車両をたくさん開発し、この年を最後に全国から蒸気機関車の姿が無くなってしまいました。引退後は吹上町立吹上小学校(現在の鴻巣市立吹上小学校)の校庭で動態保存。昭和62(1987)年のさいたま博覧会で「SL運行を!」の声があがり、動態保存のC58363が復活。JR東日本大宮工場で復活修理を施し、1988(昭和63)年から秩父鉄道の熊谷から三峰口まで運行が始まりました。
C58363さんにたっぷりと鉄分補充してもらって、心身もリフレッシュ。
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半年ぶり(?)の鉄分補給。ADL低下の犬猫が心配であまり遠出はできませんでしたが、このきっぷで1泊2日。29日は56.7(コロナ)キロに0.1キロを加えた国鉄の旅です。このきっぷを見ただけですぐわかった方は、鉄道に詳しい方かと思います。
オレンジ色の窓口で買いましたが、2番窓口に誘導されたため、東京駅MR902発行。日立製旧MR52型だと思うけど、印字のかすれもなく、くっきり。MR52の後継機種の新しいMR52N型は印字がかすれないように定期的に印字ヘッドを掃除してくれる機能が新しく付くようになりましたが、もしかしたら?