東京アイランド

OCNブログ人サービス終了に伴い、ここに引っ越ししました!

小和田駅の東屋

2021-10-06 00:16:11 | 2021_夏_JR東海・飯田線


 ここまで来るとカーブにさしかかり、そこにぽつんと東屋があります。天皇陛下のご成婚ブームにより、小和田駅で挙式をあげるために、カーブの広場に東屋建立。

 1993(平成5)年といえば、今から28年前になります。

 「愛」と書かれた2人掛けの椅子が置かれていました。腰掛けると音楽が流れる装置があったみたいだけど、現在は電線も来ていないし、動作できていません。

 小和田駅ブームにより、飲料の自動販売機も搬入され、販売されていた時期もありました。今はもすっかり撤去され、のどが乾いても飲料の入手は不可能。ダイヤによっては数分間停車する平岡駅かまたは出発地で調達する必要があります。

 東屋のあった場所から坂に下っていくと・・・

 家が見えてきました。もちろん、人が住んでいるわけではなく廃屋なんですが・・・。

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9年前は無かったものが・・・!?

2021-10-04 00:00:46 | 2021_夏_JR東海・飯田線


 駅舎正面入り口。秘境駅ランキングでは3位。1位はJR北海道・室蘭本線の小幌駅、2位は静岡県の大井川鐵道、尾盛駅。そして、3位はここ。この写真、ちょっと違和感が・・・。

 それは、朽ち果てかけているスーパーカブ。9年前の2012(平成24)年11月、急行秘境駅号で小和田駅に降りたときはそこになかったような記憶が・・・。絶対になかったと言い切れないので、

 過去の写真を調べてみたところ、やはり、ありませんでした。つまり、置かれたのは2012(平成24)年11月以降のようですが、いったい、どうやってここまで持ち込まれたのか謎だらけ。秘境駅の小和田駅らしく、オプジェのためにわざと置いていったのか。

 駅正面から少し歩くと、「散策道入口」。左はもちろん、ホーム。右の一本道へ。

 小幌駅が1位でここは3位だけど、1位にしてもいいくらいの景色。青ヶ島の池之沢にある「緑のカーテン」を思い出します。台風16号、猛烈な勢力を保ったまま青ヶ島を通過しましたが、被害はあまりなかったとのことでした。青ヶ島は太古の昔から「神々の島」と言われているとおり、おのずと島民を守ってくれたと思います。

 ずっと奥へ進みます。続きは今度。小和田駅だけでも話が長くなりそうです。

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昭和の遺産、いい日旅立ち

2021-10-02 00:00:25 | 2021_夏_JR東海・飯田線


 出口で後ろを振り向いた様子。階段は向こうのホームに渡るために設けられたものだけど、使われなくなった現在は踏切を撤去したため、階段だけぽつんと残っているようです。

 次の電車は16時11分だけど、小和田駅を十分堪能するのに見送って、次の17時16分が最適。

 切符売り場跡。4枚の写真は1993(平成5)年、当時の水窪町が「小和田」にあやかり、町興しのため「小和田発ラブストーリー」キャンペーンを企画。小和田駅で結婚式を挙げるカップルを全国に募集をかけたところ、45組の中から1組のみ選ばれたそうです。小和田駅で挙式したときの写真が飾られていますが、28年経った今も色あせず。計算してみたら、現在は50代後半?になっているはずだと思うので、おふたりさんの近況はどうなんでしょうか。

 国鉄の遺産が現役で表示されるとは思いもしなかった。

 当時の国鉄がスポンサーの「日本旅行」と指定席発券端末のマルスや車両を開発した「日立製作所」を宣伝するコマーシャル。歌詞に「いい日旅立ち」を繰り返すと、おのずと「日本旅行」や「日立」をインプットさせるためだそうです。日立製作所はマルスや車両を開発しているメーカーなので、白物家電も壊れにくくかなり頑丈です。

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小和田駅

2021-09-30 00:19:36 | 2021_夏_JR東海・飯田線

 小和田駅に行きたいと考えていたのは去年の12月。四国の坪尻駅に寄って、小和田駅、岡谷に出て中央特急で帰京のプランを考えていましたが、事情により1泊のみ。もし、小和田に寄るとしたら、12月の16時台は日没の数分前。もちろん、駅から出るともう漆黒の暗闇。夜の小和田駅を見てみたい気持ちが少しありましたが、駅前を探索するなら、もちろん明るい時間帯。

 冬の間だったら、もう薄暗くなるのであろう時間帯の16時。駅名票の左にあるものは「恋成就駅小和田」。1993(平成5)年、天皇陛下の御結婚に肖ったものです。
 ここは政令都市の静岡県浜松市天竜区なんですが、長野県下伊那郡天龍村、川の向こうは愛知県北設楽郡豊根村の3つの県に跨がった境でもあります。

 昔は2線2面のホームだったんですけど、現在は向かいのホームは使われず。なぜか線路の上にバラストが積み上げられていました。自動車で来訪できる道路はなく、どうやって持ち込まれたのか。電車が運行しない深夜時間帯に貨物列車がやってきて、バラストをおろしたのではないかと思われる。

 小和田駅が出来たのは1936(昭和11)年。駅舎も開業当時からそのままなので、築85年。

 開業当時は小和田集落として、栄えていたところだったそうです。ダム建設と同時に周りの集落は水没し、駅前の製茶工場や数軒の民家は廃屋に・・・。

 レトロっぽい駅舎だけど、小和田駅を使う人といえば、私のような秘境駅マニア。

 左側はきっぷ売り場の窓口、こちらは小荷物受付窓口かも。公衆電話のステッカーがありますが、電話機本体はすでに撤去されているので、ありません。スマホを確認したところ、ドコモの電波は来ています。小和田駅をじっくりと観察したので、もしかしたら、長期連載になりそうです。

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血が騒ぐ、数年ぶりの小和田駅

2021-09-28 00:03:13 | 2021_夏_JR東海・飯田線

 中井侍を出ると、次は小和田。ながーいトンネルを抜けた先に小和田駅がある。以前下車したのは臨時の「急行秘境駅号」。あのときは大勢の秘境駅マニアが降りていかれ、しんと静まりかえっているはずの駅が人わんさか~の状態。今回は普通電車で下車なので、秘境駅を独り占めにできるかと思ったら・・・・私の他に同業者が1名。

 小和田駅に降りて、1名の乗客がいるのではないですかっ!とパチリ。駅の改札口に向かおうとしたら、前にいた同業者が突然うしろを振り向く。何なんだ!?と私も思わず振り向いたら、車掌さんが駆け足で「お客様、お客様」と声をかけたっぽい。同業者がいなければ、なかなか気づかなかったかも知れない。

 このきっぷを提示。東京から東京までくるりと1周するきっぷだけど、経由欄に「飯田線」と印字されていますので、小和田駅も途中下車可と判断し、「ありがとうございます」とお辞儀され、もう1人のお客さんのところに駆けつけ。よく見ていなかったんですけど、細長いきっぷなので、青春18きっぷ。青春18きっぷは普通列車ならどこでも乗り放題なので、小和田でも途中下車はオッケー。
 駆け足で後ろに戻り・・・

 颯爽と出発。車掌さんが下車客のきっぷを確認するのは素晴らしい仕事だと思うんですけど、例えばの話ですが、無人駅の千代駅から乗り、ロックオンしない限り、きっぷを買うことはできない。そのまま乗り過ごして、小和田駅で回収する段階になり、「千代から乗りましたけれど、目的地は鹿児島中央なので、ここは途中下車」携行POSを操作し、「豊橋から鹿児島中央までずっと新幹線ですか?」「いいえ、違います。豊橋からずーっと東海道線で岐阜まで行きます。岐阜から太多線、高山線で富山。富山から北陸新幹線で金沢。金沢から先は北陸本線、小浜線、舞鶴線で綾部まで行きます。綾部から幡生までずーっと山陰本線。幡生から山陰と山陽で門司。門司から鹿児島本線ですね。西小倉まで。西小倉から日豊本線で南下して、都城という駅で吉都線に乗りかえます。吉松に着いたら、肥薩線ですね。肥薩線で隼人という駅に行って、再び日豊本線で鹿児島中央。この乗車券お願いします」
 
 千 代  → 鹿児島中央
  経由:飯田線・東海道・太多・高山線・富山・新幹線・金沢・北陸・小浜線・舞鶴・山陰・山陽・鹿児島線・日豊・吉都・肥薩・日豊・鹿児島線

 みどりの窓口のマルス端末でさえ、発券に時間がかかり、携行POS端末で操作となると倍以上の時間がかかる。10分も停車させたら、大幅にダイヤが狂うことになる。こんなきっぷリクエストされたら、どうする!?車掌さん!?
 私が車掌だったら、千代から小和田までのきっぷを発券。590円を徴収し、このきっぷを原券にして、豊橋のみどりの窓口で目的地まで買い改めてください。という判断になりそう。豊橋の窓口で収受済の590円を差し引き、「区間変更券」なるものを発券。


 天皇陛下が皇太子時代に御結婚されたときのお相手は小和田雅子さまだったので、1993(平成5)年のご成婚時は小和田駅を結婚式場にしたくらい大ブームだった時代もありました。

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いよいよ・・・

2021-09-26 00:24:59 | 2021_夏_JR東海・飯田線


 鴬巣駅を出て間もなく・・・民家がありましたので、秘境駅ランキングより除外されているようです。

 すごいなあ・・・。

 伊那小沢駅。2000(平成12)年頃までは、古めかしい木造の駅舎がありましたが、現在はシンプルな待合室があるだけです。

 ここでも秘境駅ランキングが上位の62位なので、急行「秘境駅」号も2018(平成30)年から停車駅として追加されました。「小沢」は人の姓名になっていますが、天龍村になる前は「平岡村小沢」という地名から付いたもの。

 次は中井侍駅。秘境駅ランキングはかなり上位の10位。ちょっと変っている駅名だけど、中井さんという侍がこのあたりに住んでいたからそのまま駅名にしたものなのかどうかちょっと不明。

 Googleマップで確認すると、崖にへばりつく民家が数軒。ほとんどが茶畑になっていますが、道幅が非常に狭いですがクルマでの来訪は可能です。

 まもなく、日本で3位の秘境駅、小和田。国鉄末期に出た211系はこのような案内表示は付かないんですけど、今乗っている313系は新しいのでJR東海の本社、名古屋圏と全く同じ表示。

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為栗駅・平岡駅・鴬巣駅

2021-09-24 00:02:42 | 2021_夏_JR東海・飯田線


 温田の次は為栗(してぐり)駅。2015(平成27)年、所さんの学校では教えてくれないというテレビ番組で為栗駅利用者が現れるまで帰れないという過酷なロケがありました。
 為栗駅から徒歩1時間半の山道にご自宅があるという、おばあさんに出会え、ご自宅までご案内していただいたという内容だったと思いますが、おぼろげながら記憶が蘇りました。

 奥に見える吊り橋を渡らないとこの駅にたどり着けない、秘境駅のひとつ。1951(昭和26)年に中部電力の平岡ダムが出来ると集落は消滅。線路と駅だけが残り、あとはなーにもないところです。

 1936(昭和11)年、三信鉄道として開業しているので、待合室もその頃出来ているかも知れない。

 次は平岡です。天龍村の中心駅なので、乗務員の休憩も兼ねて5~10分停まることが多い。

 天竜峡始発の電車なんだけど、降りて行かれるお客さんのところに出向き、乗車券回収。奥に見える建物は平岡駅ホテル。「みどりの窓口」があったのに、2012(平成24)年から無人駅化。

 鴬巣駅。ウグイスの巣と書いて、「うぐす」。山手線の駅名にも「巣鴨」や「鶯谷」。鳥の名前がついている駅は、鳩ノ巣駅の「鳩」、あとは烏山線の「カラス」、山口県の小野田線にも雀田の「スズメ」。大阪の阪和線でも「百舌鳥(もず)」。そういえば、我が家のキジバトちゃまはほぼ毎日エサのおねだりに来るので、「明日もまたおいで」が日課になってしまいました。数日間来ない日もあったので、ちょっと心配していました。
 ここでも秘境駅なので、下車客はゼロ。もし、降りる人がいたら、猛ダッシュで駆け寄り、きっぷを回収すると思うんですけど、もし、キセラーだったら運賃の徴収とか手間取るので、頃合いを見て、今のうちに「お客様、どちらまですか?きっぷはお持ちですか」って乗客の顔を覚え、事前回収すればいいんじゃないかな。次は伊那小沢駅です。

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ここからは泰阜(やすおか)村

2021-09-22 00:36:27 | 2021_夏_JR東海・飯田線


 金野を出ると、あっという間に唐笠駅。(長野県下伊那郡泰阜村)と書かれています。泰阜村の存在を知ったのは数年前の飯田線秘境駅号に乗車したときのこと。泰阜といっても、何と読めたらいいのか・・・。スマホで調べたら「やすおか」と知り、山口県下関市の「安岡」を連想。

 次は門島駅。ここでも泰阜村です。グーグルマップで確認すると、泰阜村役場の位置は駅の東側にあって、7.8キロ。徒歩およそ2時間。クルマだったら13分。最寄りのコンビニは駅の西側に5キロ先。徒歩1時間。あんまり現実的ではない。そのコンビニはファミリーマートだけど、なんと24時間営業。住所は泰阜村ではなく向かいの下條村になります。「村」なのに、丑三つ時に買い物客がいるんですかねぇ・・・。

 次は秘境駅として上位にランキングされている田本駅。

 これでも駅ホームの壁なんです。

 草がぼうぼう生い茂っているところが改札口。豊橋方面ホームの端っこにあります。

 特急も停まる、温田駅。周辺は民家があります。ここが村の中心地と思わせるような風景なんですが、役場の最寄りは1つ手前の門島駅。泰阜村はここまでです。次は天龍村の為栗駅です。なかなか読めないんですけど、「してぐり」と言います。

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ここから秘境駅ゾーン

2021-09-20 00:26:31 | 2021_夏_JR東海・飯田線


 岡谷からずーっと乗り続けた313系2両編成はここで終点。向かいに豊橋行きが待機。乗りかえタイムは3分なので、ドアが開くなり、そそくさと向かいの電車に乗り込む。どちらも同じ形式の2両なので、豊橋まででも問題はなさそうだけど、なんでここで乗りかえを要すのかちょっと疑問。

 天竜峡駅ホームから見た風景。

 車内の雰囲気は、さっきまでの313系と全く同じなので、乗りかえたという気はしないんですけど・・・。

 まもなく千代。君が代で歌われている「きみがよは ちよにやちよに さざれいしの いわおとなりて こけのむすまで」


 千年も八千年も国の悠久の繁栄を願う歌、つまり千年の繁栄として、「千代駅」でも縁起がよいきっぷとして売れていた時期もありました。

 近くに民家や畑もありますので、人が暮らしている生活感はあります。驚いたことにこの付近に中央道から分岐し、三遠南信自動車道の千代インタチェンジがあります。

 千代駅改札口は青空でした。

 次は金野駅です。「きんの」の「金」に触れると金運が上がるらしいです。

 ここでも青空改札口です。改札を出ると舗装されていない駅前広場。ずっと奥に行けば道路ですが、Googleマップで確認したところ民家は1つも見当たりませんでした。

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そろそろ終点・・・

2021-09-18 00:00:19 | 2021_夏_JR東海・飯田線


 駄科駅。ひらがながないと、なかなか読めない駅名。

 すると、2名の少年下車っ!!1人目のきっぷはヨシ。2人目はきっぷはどこにしまったのか、あちこち探す様子。やっと出ました!よし、オッケー。車内で検札を受け、どこに降りるか車掌さんも覚えてくれているので、下車時もちゃっかり回収されるとは思わなかっただろう。

 次は時又駅です。ここでも飯田市内です。さっきからずっと飯田市内を走行。

 川路駅。お迎えのお母さまとお子さん達。

 川路というネーミングからにすると、近くの天竜川に接する低地。グーグルマップで確認すると、なんと天竜川の起点は諏訪湖。飯田線の線路に沿うように下っていき、途中の佐久間駅まで。佐久間から飯田線の線路から離れていき、浜松市天竜区内へ。河口は磐田市の太平洋。
 次は、終点の天竜峡駅。ちょっと途中下車してみたいんですけど、小和田タイムが崩れてしまうので、わずか3分で接続する豊橋行きに乗りかえ。

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まだまだ飯田市内

2021-09-16 00:23:02 | 2021_夏_JR東海・飯田線


 下山村駅だけど、本家の「山村駅」はありません。現在は飯田市だけど、旧下山の村域かと思い、調べてみましたが、そのような記述は見当たらず・・・。山口県の山陰本線「黒井村」駅は旧豊浦郡黒井村という村名をそのまま駅名にしたもの。

 辰野駅から36駅目。有人駅をのぞき、無人駅は漏れなく改札業務。

 次は伊那八幡駅です。駅舎はもしかしたら、およそ100年前、大正時代の建築物になっているかも知れません。

 八幡の読み方、北九州市内にある駅は「やはた」。小田急線の代々木八幡は「はちまん」。市原市の八幡宿は「やわたじゅく」。ここでは市原と同じく「やわた」でした。

 次はけが、と入力したところ「怪我」と変換。毛賀駅。

 毛賀駅の改札口はこのような風景になっています。駅に近づくときに各ドア付近で降りる人はいないかチェック。その気配がなければ、改札口まで先回りする必要はなく、安全にドアを開閉。今回のハイライトは小和田駅なんだけど、まだまだ先になりそうです。


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やっと飯田駅

2021-09-14 00:00:23 | 2021_夏_JR東海・飯田線


 始発の岡谷を出たのは12時29分。辰野でJR東海に引き継ぎ、飯田駅には14時41分到着。わずか75.9キロ、駅の数はなんと35もあります。計算してみたら、となりの駅まで平均2キロ。都会並みの配置になっています。

 この電車はもともと高崎線で活躍し、新しいE233系がデビューすると古い211系は房総半島に転勤。その頃、京浜東北線のお下がり209系が入ってきたため、長野地区の古い113系を置き換える目的で長野に転勤してからもう落ち着いています。
 JR東日本の車両が飯田まで来ている理由はJR東海の車両が名古屋から松本行きの特急は塩尻からJR東日本に乗り入れ。辰野から上諏訪までJR東日本の路線に東海の313系が直通しているので、JR東日本の車両が東海に乗り入れ、両社における車両の貸し借りを帳消しにするため。

 当初、東海道新幹線で豊橋、小和田駅に降りて、飯田で一泊するプランを考えたものの、ちょっと接続が悪い。新宿、岡谷回りのほうがスムーズなので、秘境駅のステーションホテルに変更。

 自動改札機の無い駅、久しぶりに見かけました。右側の通路は閉鎖、きっぷは駅員さんがいる左の通路へ。自動改札機のない駅なら、駅員さんが改札口の真ん中で全体を見渡すように立つべきなんですけど・・・。
 3分後の14時44分発車。4人の機動改札隊のうち、2人は飯田駅で任務終了。飯田を過ぎると利用客はそれほど多くないからでしょう。

 次は切石駅。青空改札ではなく、左側に雨をしのげる屋根付き。広さは2名程度。

 反対側は待合室あり。

 次は鼎(かなえ)駅です。誰もいない状態で撮るつもりだったのに、右下に機動改札隊が猛ダッシュで先回り。漢字の下に読み方はないと、なかなか読めない難読駅です。

 ちゃっかり回収。みんな真面目にきっぷを購入していたので、お咎めなし。定刻通り発車。

 「かなえ」は願いが叶えるとして、縁起のよい駅として有名です。以前までは「みどりの窓口」があってマルス端末も配備していましたが、現在は無人駅。

 今からおよそ30年前の1992(平成4)年7月29日に鼎駅に出かけた、というわけではなく、当時、何もない山口県の田舎に住んでいた頃、なぜか飯田線に縁起のよい鼎駅の存在を知っていた。インターネットのない時代なのに、どこから情報を仕入れたのか。全国に自由自在に旅行が出来ないので、時刻表で見つけたかも知れません。入場券の代金と、自分宛の返信用封筒を封入し、郵便依頼。

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辰野から飯田までの距離を北海道に当てはまると・・・

2021-09-12 00:00:13 | 2021_夏_JR東海・飯田線


 1つ前の「市田」は本家。ここは「下市田」。昭和時代に遡りますが・・・今は無きJR九州の上山田線を思い出す。子どもの頃からずーっと山陰本線の汽車通学だったので、今の趣味の原点だったかも知れません。中学の頃になると初めて日帰りで変な経路に挑戦。経由は「山陰・山陽・鹿児島線・筑豊・上山田線・日田彦山・南小倉」。当時、今のような携行型のPOSではなく手書きの補充券なので、車掌さんにリクエストしても発券してもらえず、途中の下関駅で発券。
 上山田線の中で1番印象に残った駅は下山田駅。 記事はこちら

 昭和63(1988)年の夏休みに通ったときはまだ現役。この写真は廃駅4年後の1992(平成4)年撮影。明治時代の建築物なんですけど、現在は残念ながら取り壊されています。下関駅で発行してもらったマルス券に「上山田線」の文字が印字されていたんですけど、当時は使用済のきっぷは駅員さんに渡すものとして、もう手元にありません。今だったらもうレアなきっぷになっているはずなので、「乗車記念にいただいてよろしいですか」って勇気出して言えばよかったのに。

 次は元善光寺駅です。下山田駅は明治の建築物だけど、こちらも古そう。調べてみたら、1923(大正12)年開業なので、そろそろ100年?下山田駅は1898(明治31)年開業、1988(昭和63)年廃駅なので、90年の生涯になる。こちらは下山田駅よりも長寿。2013(平成25)年まではみどりの窓口がありましたが、現在は残念ながら無人駅。

 駅から500メートル先に「元善光寺」のお寺があるので、その名の通りの駅名になったそうです。

 「いなかみさと」。「伊那」+「上郷」のはずだけど、ひらがなだけの文字だと「田舎」+「三郷」の印象になる。

 桜町駅です。

 辰巳から数え切れないほどの駅に停まって、前後4人で構成する機動改札隊も大忙し。

 やっと都会のような風景になれば、飯田駅。辰野から飯田までの距離は66.4キロ。辰野を12時43分に出発して、飯田には14時41分。2時間なので、時速にすると33キロ。
 66.4キロを北海道に当てはまるとしたら、新夕張からトマム間。普通列車は1本もなく、すべて特急のみなので、普通乗車券のみで乗れます。55.6キロをわずか35分。青天の霹靂。

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伊那大島駅、市田駅はマルス設置駅ですが・・・

2021-09-09 00:19:52 | 2021_夏_JR東海・飯田線

 マルスとは、「みどりの窓口」に置かれてある乗車券や指定席券など発券できる端末のことです。伊那大島駅、市田駅に端末がありますが、簡易委託駅のため、発売できる内容にかなり制約があります。クレジットカードの取り扱いは無し、インターネットで予約しても発券はできません。

 伊那大島駅。「大島」の付く駅名は身延線にも「甲斐大島」、両毛線の「前橋大島」。伊豆諸島最北端の大島も東京から比較的近く、中心地の元町港、海上状況が悪いときは岡田港なので、船はあまり欠航することはありません。

 伊那大島駅。簡易委託駅なので、改札はやっていません。機動改札隊がちゃっかりときっぷを回収。

 次は山吹駅。万葉集でも詠まれている、濃い黄色のお花。イエローとオレンジの中間色かな。

 今はもうすっかり寒くなってしまいましたが、中国ウイルスのせいでずっと我慢を強いられ・・・8月になってやっと夏らしい風景。

 次は屋根もない青空改札口の・・・

 下平駅でした。

 次は市田駅です。ここでも簡易委託駅、マルス端末があります。駅と駅の間が短く、出口の位置によっては先回りできるようにせわしく動き回る機動改札隊を横目に夏の田舎路線を満喫中。1人1人漏れなく・・・のところが素晴らしい。

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秘境駅かと思ったらランキング外

2021-09-06 00:00:09 | 2021_夏_JR東海・飯田線


 高遠原駅。この雰囲気からにすると秘境駅?

 改札口を出たら、砂利道なのでランキングに含まれているかも!?と調べてみたんですけど、なんとランキング外でした。

 長野県上伊那郡飯島町内にあります。乗降客はゼロでした。改札口に近いドアで機動改札隊が目を光らせながら降りる人をチェック。車内に冷房が入っているため、ドアは横のボタンを押して開けるシステム。もし、降りる人がいたら、ボタンを押して駆け足で改札口に先回り。きっぷを回収したら、同じドアに戻るのではなく、1番後ろの車掌室に駆け足でダッシュ。同じドアに戻るのではなく、わざわざ後ろに行くのはホームの安全確認かな。
 機動改札隊はほとんど逞しくて体育会系っぽい雰囲気。そりゃ、あちこち動き回り、体力を使うので、アスリートでないと務まらない業種。機動隊としての業務中は座ってはならない決まりがあるらしく、車掌室では2人が立ったままです。前の車掌室も左の運転士さんは座っていて、横の2人は前に向かって起立。

 次は伊那田島駅です。

 ここでも秘境駅っぽい雰囲気がしますが・・・ランキング外でした。ここは上伊那郡中川村です。ここから村役場までおよそ5キロ先にあります。セブンイレブン信州中川村店もあるので、秘境駅ランキングに含まれない理由が判明。

 ここからは下伊那郡に入ります。松川町。下伊那郡と入力したとたん、四半世紀以上昔の思い出が・・・。東京から1000キロ離れた山口へ帰るのに飛行機か新幹線を利用して、現地のレンタカーを利用すればいいのに、当時の私はどこに行ってもクルマ。鹿児島県の佐多岬に行くのもクルマ。北海道一周でもクルマ。今考えてみると狂気の沙汰。故郷で過ごし、東京へ。広島県高田郡美土里町(現在は安芸高田市)の中国道上り車線で移動オービスによる速度違反。80キロのところを128キロで走行したため、48キロ超過、6点減点の赤切符交付。そのまま気をつけて東京に戻ればいいのに、深夜の中央道。恵那山トンネル内で走行。制限速度70キロだとはわかっていたが、東京へ早く帰りたさで110キロ前後。後ろで速度を測定していたパトカーがいきなり、ぐあんぐあん赤色のサイレン。下伊那郡阿智村のトンネル出口で呼び止められ、パトカーの中へ連行。メーターに指差しながら「はい、110ですね」2枚目の赤切符か!?6点減点、また6点なので、12点!?と頭をよぎり・・・。1997(平成9)年に青切符の違反を食らってからは、もうずーっと無事故無違反。速度の出し過ぎはしない、スマホを見ながらの運転をしないなど道路交通法を厳守。

 中国ウイルスのせいでワクチン接種2回目(※)までずーっと自粛していた鬱憤晴らしに出かけたんですけど、この風景の数日後は飯田線沿線に大雨、災害が出るとは思いもしなかった。次は伊那大島です。
 ((※)ワクチン2回目を受けても、これまでと同じく三密を避ける、マスク、手指消毒はしっかり徹底)

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