東京アイランド

OCNブログ人サービス終了に伴い、ここに引っ越ししました!

只見線代行バス出発!

2013-06-28 00:01:18 | 飯山線&只見線
 

201306270001小出~只見間 46.8キロ。この先鉄橋が流されたりして、復旧の見込みがないため、小出から来た汽車はここで折り返し。
 只見~会津川口間 27.6キロは只見観光の代行バス運行中。
 JR東日本が代行バスを運行するのなら、車両の購入、旅客を運送するための運転免許取得など、いろいろと手間がかかるため、只見観光に委託しているようです。受託を受けた只見観光さんはJRにタクシー運賃を請求する方法で運営中。

201306270002  
 豪雪地帯なので、5月6日になってもまだまだ雪の山。


201306270003  9人乗りのジャンポタクシー。その上にプロペラを取り付ければ、八丈島を拠点し、青ヶ島、御蔵島、三宅島、利島、大島を結ぶ東邦航空のアイランドシャトル。
 八丈島・三宅島・大島に羽田行きの飛行機があるので、隣接する小さな島を連絡輸送するため、東京竹芝から高速船がダイレクトに就航する島は着陸せず。利島も高速船は来てくれるが、大型客船より欠航率高い。ヘリコプターの予約は、9人分の座席があり、狙う人はそれ以上。予約受付開始とともに、電話で熾烈な席取りゲーム。受付の電話番号は1つしかないので、先に回線がつながったほうが勝ち。つながるタイミングを逃さないように何度もリダイヤルしているうちに全部席が埋まるということも。
201306270004
 運転手さんは右の黒い服。9人全部埋まるように、「川口方面はこちらです」と一生懸命。昨夜、只見に着いて、駅前の宿に泊まろうと思っていたのに強引に乗せられそうになりました。昨日と同じ人でした。

201306270005  
 JRと全く同じ運賃を徴収するという約款があるので、JR運賃と切符回収箱。たとえば、隣の会津蒲生まで4.5キロ。タクシーだとおよそ1600円だが、JRの運賃は180円。

 この日の乗客は私と友人、お客様1名、3名。お客様はとなりの蒲生までわずか1駅で降りてしまいました。結局、終点川口まで友人と貸切状態。

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只見駅前を散策(その3)

2013-06-24 01:19:29 | 飯山線&只見線
 

201306240005私のカメラになかったので、友人が撮ってきたものを借用しました。昨日の夕方、乗った只見行きの最終列車と全く同じです。18時35分、小出に帰り、小出駅構内で留置。(汽車がトーマスみたいに生き物に例えると「就寝」)。翌朝7時20分、只見に向けて始動。ゴールテンウィーク期間中の早朝なので、たぶんお客さんはいなかったかも。それでも文句言わずにJR東日本の時刻表通りに乗務。8時38分に只見に着き、折り返しは9時30分。およそ50分の休憩タイム。
201306240006
 このアングルが1番いい。5月だというのに、奥に見える標高の高い山々に冠雪が見られます。

201306240007  昨日と同じく、発車を待つキハ40 559+キハ47 1129。
 同年代のキハ47 1131はJR西日本・山陰本線の下関~益田で活躍中。子供のころの通学に乗っていた汽車なので、1131が来るたびに「こいつ昨日乗ったじゃん」と思ったこと何度かあったので、子供のころ何度か見た汽車の製造番号を脳裏に刷り込まれているかも知れません。
 同じ工場で作られた仲間だというのに、活躍する場所が山口県だったり、福島県、新潟県・・・全国で散らばっています。1円でも出費を惜しむJR西日本廣島支社なので、1131の塗装が褪せている姿が気になりますが・・・。色が褪せていてお化けみたいな汽車が来ると気分的によろしくないので、幡生(はたぶ)工場で1日でも早くきれいにしてあげなさいっ!新潟支社の1129はきれいにメンテナンスしているようです。
201306240008
 こういうアングルもいいですね~!


201306240009  この踏切を渡って、駅本屋へ。
駅本屋といっても、駅にある本屋のことではなく、駅舎の中で1番中心になる場所、すなわち表口または玄関。
 まだまだ続きはあります。

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只見駅前を散策(その2)

2013-06-22 00:50:49 | 飯山線&只見線

201306220003田舎に強い、コンビニチェーンの「ヤマザキショップ」。山口県の田舎では「ヤマザキショップ」より「ポプラ」が強い。最近は、ローソンもできているそうです。滝部は旧豊北町役場のある中心地なので、24時間営業のローソンあり。「RIC」という個人経営の酒屋がローソンと契約を結び、全国統一の店舗内装にして都心でも田舎でも品揃えや価格は全く同じ。たぶん、深夜2時や3時に買い物をする人はいないと思うので、店番する人件費や光熱費がもったいない。
 伊豆諸島や小笠原にコンビニがない理由は・・・店舗を内地のコンビニと全く同じようにしなければならないし、弁当やパン類、レジの横にあるサイドメニュー(ポテトフライや唐揚げ、おでんなど)も用意しなければならないし、ちょっと難航してしまいます。仮に母島にセブンイレブンができたとしても、いつでも内地と全く同じような安定した品揃えではないし、輸送費もかかり、内地と準じた値段で販売すると赤字になってしまいます。
 デイリーヤマザキは本部に準じた経営方針に従わなければならないですが、田舎に強いヤマザキショップはオーナーの自主性や地域性を尊重しているので、デイリーと全く同じ品揃えでなくても大丈夫。
201306220004  
 ここ只見の形態は個人経営の「ヤマザキショップ」になっていました。上の店舗は閉店してしまいましたが、わずか離れたところへ移転しているようです。

201306220005
 ここの国道252号線。千代田区の三宅坂を起点にして、赤坂や青山、渋谷を通る大動脈の246号線の数字に近い。
 246は大都会の国道、252は只見線沿いの秘境路線。

201306220002 201306220006  只見小学校、すごすぎる!!調べてみたところ、かつては只見町内に12の小学校がありました。次々と廃校し、駅前の小学校に集約してしまったようです。
 昔の檜原村(東京都最西端の村)もいくつかの学校があったのに、今は役場近くの檜原小中学校に集約。
 豪雪地帯なので、小学校から遠く離れた場所からの通学が大変だろうな・・・。
201306220007  
 小学校の向かいに郵便局。5月6日は祝日の振替休日のため、郵便局窓口は開いていませんでした。残念。風景印はどんなデザインになっているか気になります。

201306220008  
 1日5回も会津若松郵便局から回収に来るなんて、都会に匹敵しますよ!!


201306220009  旧体制は「会津若松支店只見集配センター」だとテープで隠されていても、うっすら見えます。郵便局が「支店」を名乗ったのは、2007(平成19)年10月から2012(平成24)年10月までのわずか5年間でした。
 郵便局と支店一緒になっても、配達員の制服は旧支店のまま。

201306220010

 5月上旬になっても桜。南東北でもついに梅雨入りしたと発表。

201306220011
 ふきのとう。宿の夕食にも出ていました。千葉だと春の息吹が芽生える2~3月が旬。ここ只見では5月上旬。

201306220012  只見から会津川口方面は鉄道分断。汽車が走らなくなってからまもなく2年。レールが錆びてしまいました。再び、このレールに汽車が走るようになるのはいつになるのやら・・・。

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只見駅前を散策(その1)

2013-06-19 00:44:12 | 飯山線&只見線

 秘境が大好きだという友人はかなりアクティブ。私は只見駅の代行バスが9時20分に出るから、それまで宿でまったりすればいいと思っていました。「せっかく只見に来たんだから、街並みはどうなっているか、この目で見ないと!!」。まさしく、その通り。今度只見に来るのは、何年先になるかわからない。
201306190005
 1日3本の只見駅からスタート。


201306190006
 これも駅前です。右側はちょうど駅ホーム。
 豪雪のため、汽車は通れるけど、車はダメっという通行止めの踏切は初めて見た。

201306190007
 踏切から少し離れた場所。撮影日は5月6日です。今はもう夏なので、山々の雪は溶けてしまったかも知れません。

 

201306190008
 駅前の立派な建物って何だろう?学校??かと思ったら、只見町役場でした。
 つながれ つながれ 只見線の、横断幕付き。
 平成23年集中豪雨により、鉄橋が流されたりして只見線は小出~只見と、会津川口~会津若松間の分断状態。
 韓国と北朝鮮の京義(キョンウィ)線もレールはやっと2003年の工事でつながったというのに、今も38度線で分断されたまま。韓国から北朝鮮の開城(けそん)駅までの試運転が行われたのは2007年。あれ以来から膠着状態が続き、レールはつながっていても、運行は1度もない。若い人がトップになり、核開発など世界各国を挑発し続けているせいか、世界から援助もなく見捨てられている状態。10年前の工事でせっかく1本のレールでつながったんだから、お隣の国と仲良くして南北統一を図ろうという気持ちはないらしい。
 こちら只見線は北の事情は異なり、鉄橋が流された只見線の復旧工事費用は80億円超えという試算もあり、東北新幹線の収益を赤字指定路線の只見線に充てるべきか難航中・・・・。
201306190009
 只見町役場前の国道。
 5枚の写真は友人が撮影したものをアップしました。

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只見荘の朝ごはん

2013-06-17 00:00:00 | 飯山線&只見線
 

2013050800015月5日は朝から電車、新幹線、汽車に乗りっぱなしで18時28分、只見駅到着。駅前数歩の只見荘で美味しいものをたらふく食べて、24時間自由に入れるお風呂。湯上りはもうぐったり。爆睡状態で朝を迎えてしまいました。

201306170003  前夜は真っ暗闇で全貌がつかみにくかった只見駅前のメインストリート。朝になって、部屋から見える景色を見て納得。
 豪雪地帯なので、5月になっても雪の塊たっぷり。

201306170004  201306170005只見荘のロビー。万が一、暇を持て余しても、只見に関する書籍すべてそろえているので、ここでゆったり読書しても良さそうです。
 只見荘さんも本好きなのか、郷土に関する本ばかり揃えているのに驚き~!!

201306170006
 朝ごはんも、郷土料理をふだんに使われ、かなり豪華。料理1品ずつを説明する代わりにろう者向けとしてメモまで置かれてあるのに感動~!

201306170007  あまちゃんの放送が始まったので、テレビのリモコンを「字幕」ON!!しばらくすると、他のお客さんが来ました。聞こえる人にとって、テレビの字幕付きは厄介なものなんです。音声しかも文字まで付くとは目障りになるらしい。私はろう者なので、聞こえる人の気持ちまでは理解できませんが・・・。それでも字幕付きでも見入ってくれたのに安心・・・。(笑)
201306170008
 「民宿只見荘」と銘打っていますが、私の感覚からにすればもはや民宿ではなく「旅館」レベルなんですよ!民宿なので、宿泊代はすごくリーズナブル。
 今後いつか・・・只見に訊ねる機会があれば、この宿にしたいです。ご主人や女将さんも気さくでさわやかな人柄でした。

201306150005  
 1日3本の超ローカル線なのに、かなり立派な只見駅舎。

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やがて只見の夜は更けていく・・・

2013-06-15 00:23:45 | 飯山線&只見線
 

201306150004今夜の宿、只見荘の玄関から見た只見駅の夜景。線名になっている「只見」の中心駅だというのに、寂しすぎる。
 駅だけ煌々と明るく、まわりは真っ暗闇。

201306150001  自動販売機がまぶしいほど明るすぎる~!!
 日本一秘境の青ヶ島村も一応街路灯はありますが、かなり真っ暗闇です。
 十一屋商店前に置かれている24時間営業の自動販売機だけは眩しい。
 夜間は出入口の扉に鍵がかかっていて、暗闇のホームに入れませんでした。
 1日3本の超閑古路線だというのに、JR東日本の正社員1名駐在。1人だから、出札から改札、売上計算、指定席券を頼まれた場合、会津若松駅に電話で空席照会しながら補充券に何度も席の位置を確認しながら書き込み。(みどりの窓口のない駅に指定席の申し込みをされると、最寄りのみどりの窓口へ電話で照会。確保した座席の番号を聞きながら紙の補充券に記入し、お客さんにお渡しするシステム。たとえば、1号車3番C席を伝えるときはチャイナのシー。CとEは似ているので、聞き間違いを防ぐため、Cはチャイナ、Eはイングランドを発声し、区別。A席はアメリカのエー、B席はボストンのビー。駅構内の清掃、列車のお見送りなど駅務すべて1人でこなしているようです。1日の中で忙しくなるのは、1番列車が到着する8時38分、2番列車14時28分、終電18時28分。7時間、4時間もの空き時間がありますが、駅員さんは暇をつぶすのに苦労しているかも??
201306150002
 反対に駅から見た、只見荘。駅と旅館だけが非常に明るい。


201306150003  
 ここは只見町役場に向かうメインストリートのはず、あまりにも暗すぎる~!
 只見駅は秘境駅にランキングされていませんが、夜になると真っ暗なところは秘境に相当するかも知れません。

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只見駅数歩先「只見荘」の夕食

2013-06-13 00:24:29 | 飯山線&只見線

 只見荘は只見駅の改札口から数歩で直結。駅に1番近くて便利な宿だというのに、1日3本の超ローカル線。宿の駐車場はかなり広かったので、只見線を利用して泊まりに来るお客さんだけではなく、マイカーも歓迎しているようです。

201306130002  食堂はかなり広い。私のとなりはグループ客。家族かと思ったら、若い男性ばっかり。友人いわく「駅前に他県ナンバーのいろんなカラーバリエーションのmini(イギリス製のクルマ)がずらり並んで停めていたから、miniのオフ会??」と言っていたので、私は「せっかくなんだからJR只見線を利用しろよな~!!」

201306130001
 テーブル席に着いて、まっさきに目に付くお料理。
 奥会津・只見の郷土料理です。

201306130003  
 御主人と女将さんが交互になり、出来立てのお料理が運ばれてきました。
 これはじゃがいもだったような・・・。美味しかったです。

201306130004

 

只見はミネラルウォーター並みのきれいな川ばかりなので、鮎の塩焼き。

201306130005
 会津地鶏鍋。5月上旬とはいえ、まだまだ冷えているのでこういう鍋は体が温まります。

201306130006  お勧めのお酒ってありますか?と聞いたら、「当館お勧めは岩泉です!」と持って来てくれました。
 岩泉といえば、岩手県の超ローカル線岩泉線を連想。ここは福島なのに、岩手のお酒!?と思ったら、奥会津で生産された幻のお酒。

Iwaizumi7  岩泉駅(2001年)当時の私はふらりと思い付きで青ヶ島に行ったり、連休の前日にいきなり内地の秘境を求めながら岩泉線に行ったりして、相当な「秘境マニア」だったらしい。20代は若気の至りなのか突然の思い付きでもへっちゃら。でも、今はこまめに計画を立ててから実行。

 Iwaizumi18ここでも只見線と同じく1日3本っ!!押角駅(2001年)。
 現在の岩泉線は2010(平成22)年7月末に発生した集中豪雨により、土砂災害。岩泉線の営業利益で復旧工事に投じる費用がないため、代行バス運行中。
 不運にも、その1年後(2011年7月末)、只見線も集中豪雨に遭い、4ケ所もあった鉄橋が流されてしまいました。
201306130007  会津名物の馬刺し。最初、これが出されてきたとき「馬刺しって九州の熊本県のイメージが強いのに何でここでもあるんですかっ!?」と目を丸くしていたら・・・会津でも馬刺しが名物だって今更ながらも知りました。全然臭みもなく高級肉。会津の馬刺し食べて、しばらく経たないうちに黒川温泉(熊本県)の馬刺し。こりゃ贅沢三昧!?
201306130008  
 御主人自慢の手打ちそば。そば粉はもちろん会津産。コシがあってすごく美味しい。最後にご飯。ご飯もふっくらしてすごく美味しい。
 「ご飯も美味しいですね~、魚沼に近いから魚沼のお米なんですか?」と女将さんに聞くと、にっこり笑いながら「会津のお米です」
 魚沼は福島県ではないっ!!新潟県。混同してしまって、すみません・・・。只見荘は地元で採れた食材をふんだんに使われているようです。ただし、会津ブランドのみ。

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鉄道ファンの御用達、只見荘

2013-06-09 00:24:11 | 飯山線&只見線

201306090001  「マニア」や「○○狂」「オタク」は、知性を捨てて1つのことに熱狂的な情熱を注ぐ者というマイナスイメージになるので、「ファン」が適切かな。「○○狂」は「何々+のぼせる(気が狂う)」という手話表現になるので、こう言われるとやはりいい気分ではなくなりますしね・・・(笑)
 今夜の宿は、鉄道ファンの方にすごく便利な立地条件、駅から数歩で宿に着いてしまう「只見荘」さんです。
201306090004   
 只見駅発車時刻表。なんと1日3本っ!!スカスカの寂しすぎる時刻表!!
 


201306090007  
 わざわざ時刻表を見なくてすぐ電車が来る東京とは大違い。



Img025  只見駅の1日3本はまだマシなほう。もっとすごいのは1日1本の石北本線奥白滝駅。(今は廃止)JR北海道では、利用客が著しく少ない駅は次々と廃止に追いやられてしまいました。
 ところが唯一、生き残っている駅があります。「秘境駅で行こう」というサイトで小幌駅は全国で最高峰の秘境駅だと有名になってしまいました。鉄道ファンも訪れるようになり、廃止は免れたというエピソードあり。
 長万部(おしゃまんべ)駅は、山側の函館本線と、海側の室蘭本線が合流する駅です。上野からのブルートレインの北斗星や急行はまなす、特急スーパー北斗はすべて海側の室蘭本線経由。乗車券の経由欄は函館線・旭浜と印字。旭浜駅周辺も何もない秘境駅のひとつでした。2006年に廃止、今度は分岐して最初の駅「静狩」と印字されるようになりました。静狩を飛び越えて、「小幌」と印字すればいいかも。鉄道ファンではない一般の方も「小幌」の文字が目に入るし、宣伝の機会になるし・・・。

 札幌から上野まで北斗星に乗る場合の乗車券は
 「札幌市内 → 東京都区内
 経由:千歳線・静狩・函館線・江差線・海峡・津軽・青森・目時・盛岡・東北」になります。
 2015(平成27年)年開業予定の北海道新幹線は現在の江差線と同じルートになるため、来年(平成26年)5月から在来線の木古内~函館間は第三セクターに転換、木古内から盲腸線の江差間は廃線決定。
 北斗星はもちろん存続するわけですが、3社の第三セクターを通過することに。乗車券の「江差線」は消滅し、「木古内・(第三セクター社名)・五稜郭」が入るかも??現時点の推測。

201306090005  只見駅前のポスト。なんと80キロ先の会津若松郵便局管轄になっていました。少し前の旧支店体制なら、会津若松支店只見集配センターかな。
 新潟県の県境を越えて、福島県になったからとずいぶん遠いところから集配だそうです。

201306090002  只見~会津川口間の3ケ所の鉄橋が流され、復旧の見込みが立たないため、代替タクシーが待機していました。
 タクシーの側面に「JR」のマークがありますが、運転手さんは只見観光タクシーなので、JRが委託する形になっています。私の顔を見るなり、手に持っていた乗車券拝見。「上越・只見線・磐西」の文字が入っているせいか、この先も旅を続けるかと勘違い。「乗りますか!ぜひどうぞ!!」と客引きみたいに強引に。「今夜は、あそこで泊まるんです。明日乗りますから!!」と運ちゃんに身振りで伝えると、すこし複雑な表情に変わってしまいました。
 結局、乗客ゼロで発車。たぶん、タクシーの運ちゃんは後ろに乗客が1人でもいたほうが働き甲斐があるかも知れません。誰も乗せないまま、JRに請求するのも気が引けてしまいます。
 「乗せてあげずにごめんなさいね~」バイバイ~!!とお見送り。

201306090003  駅から数歩。もう宿に着いてしまいました。
 「あのー、予約した者です」と名前を伝えると、笑顔が爽やかな女将さんいわく「今からお食事ですか~?それともお風呂?」すごく腹ぺこなので、「ごはんにしたい」と身振りで返事。

201306090006  5月になってもコタツです。豪雪地帯なので、本格的な夏を迎えるのはまだまだ先。なんと、ここでも宿のWi-Fiが使えます。スマートフォンやi-pad、ノートパソコンをネットに接続し、使い放題。山奥の秘境なところだというのに、IT化が進んでいるのに驚き!!
 利用者はほとんど都会からの鉄道ファンや秘境を求めてくる若者という需要を見込んでWi-Fiを設置したようです。

 全国の秘境を抱える民宿や旅館さん、只見荘はロールモデルなので見倣って欲しいな~。今度は只見荘さんのお食事内容をご紹介します。

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郷愁を誘う夕暮れの只見駅

2013-06-06 00:19:18 | 飯山線&只見線

201306060001 念願だった、只見駅。テレビで何度か見ましたが、降り立ったのは初めてです。18時28分に着いたディーゼルカーは休む暇もなく、その日の最終、18時35分発小出行き。

201306060002  何もない田舎の駅は民間委託や商店を切符売場を兼ねた簡易委託とかほとんどだというのに、只見駅はJR東日本正職員が配置する直営駅。
 1日4本しかなく、発着時間外だとすごく暇を持て余しているかも?
 私たちはしばらくホームに留まり、改札口の駅員さんには乗車券を見せていません。
 駅員さんは改札ではなく、線路の手前でお見送りとして手を振っていました。こいつらは何もない只見までやってくる、変わっている人だから、きちんと有効な切符は持っているはずだ。わざわざ拝見というほどでもないなと思っていたようです。「只見」の文字が入った下車印を押してもらえず。
 
 これも、わが故郷の、郷愁誘う汽車の音。長門二見を出ると、1両のワンマンカーがたんだん音が小さくなってしまいます。動画の位置は4分30秒あたり。只見線と全くおなじキハ40。

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やっと、終点只見

2013-06-04 00:54:32 | 飯山線&只見線

 只見線を旅したのはゴールテンウィーク後半の5月5日。早くも1ケ月経とうとしているのに、まだまだ只見線は続きます。
 東京駅発10時24分の新幹線で長野、飯山線全線、上越線、只見線・・・でおよそ6時間乗りっぱなし。上越新幹線で浦佐に向かう予定でしたが、14時28分只見に着いてしまう。地図を見たところ、只見は本当に何もないところなので、どうやってひまをつぶすか模索したところ、友人からの提案。「飯山線回りにして、只見線に接続できるかどうか」と。時刻帳で調べてみたところ、ちょうどチェックイン時刻の18時28分に着きます。友人は私の考えたプランを補うのがうまい。
 JRは遠くなれば遠くなるほどキロあたりの単価が安くなる「遠距離逓減制」を採用しているので、同じ経路にならないように一筆書きルートで旅行するのが好き。飯田線の旅も、東京から東海道新幹線経由で豊橋、飯田、辰野、中央本線で再び東京へ。今回も長野経由飯山線、只見線、会津若松、磐越西線、東北新幹線で東京へ。経路が重なる駅で打ち切りし、連続乗車券発行。
 かなり変なルートなので、みどりの窓口駅員さん泣かせなんですが、これも要求通りに的確に発券するのが仕事。複雑な経路を書かれたメモを見ながら「発券できません」というような駅員さんは失格!!JR北海道東京支店の若い女性係員は臆せず颯爽と操作。「長野の次は、飯山線とメモに書かれていますが、信越経由でよいですか?」「はい」「越後川口までつながっていますが、小出までは上越線?」と画面を見せてくれながら確認。経路を調べたりしてもっと時間がかかるかと思ったら、ベテランなので、すぐ発券!!JR北海道の社員だというのに、東京に出張しているのか東日本管内を熟知。

201306040001   テレビで素晴らしい景観が続く特番で何度か見かけました。このような景色をタダで見られるから「只見」といったようなダジャレも。
 5月上旬はまだ新緑ではありませんが、今の季節(6月)なら新緑が映えて美しい世界になっているかと思われます。

201306040002  小出から46.8キロ、先頭車のキハ40 559。
 長門市-厚狭間の美祢線も同じく46キロ。現在のキハ120は新しくてパワーがあるため、1時間ちょっと。キハ120の前は只見線と同じキハ40でした。所要時間は1時間半くらいだったと記憶しています。ここでも1時間半近くかかったので、エンジンの仕事量はほぼ同じくらいかな。
201306040005
 キハ47 1129。本当にお疲れ様。ここまでキハ40に引っ張られてきましたが、今度はキハ47が運転席になり、となりのキハ40に動力を伝達します。



201306040006  只見駅POS。オンライン回線ではないので、端末に新しいバージョンをダウンロードしていなければ柿ノ木から田子倉まで発券できそうな気がする。
 (柿ノ木は通年止まらない臨時駅に格下げ、田子倉は今年3月で廃駅)
 

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トンネル田子倉駅はまるで地下の博物館動物園駅っぽい雰囲気

2013-06-02 23:32:38 | 飯山線&只見線

 東京メトロ東西線快速、都営新宿線の急行通過駅はホームの安全面を考慮に入れ、少しスピードを落としながら通過するのに、只見線の(臨)柿ノ木駅や(廃)田子倉駅はいつもと変わらずのスピードで通過。ホームも短いため、よく気を付けながら見ないと気づかない。
 只見線観光のひとつとして、速度5~10キロに下げ、それらの駅をゆっくり通過するサービスがあれば・・・。
 田子倉をあっという間に通過してしまったので、駅構内跡が見られたのはほんの5~10秒。そのため、カメラをスタンバしてあっても、撮影できなかった。駅の位置を把握している地元の人なら撮影できたかも。
 よく目を見開きながら駅構内を観察。駅名看板は取り外され、フレームだけは残っていました。古めかしい発車時刻表などもあったようです。 
 この光景は、まるで上野動物園の地下にあった京成線の「博物館動物園」っぽい雰囲気。
 どちらもトンネルの中、地下なので暗さもあって雰囲気は少し似ているかな。

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廃墟っぽい田子倉駅通過!

2013-06-02 00:49:22 | 飯山線&只見線

201306010006 只見線の旅もそろそろ終盤にさしかかる「大白川」駅。この駅名看板も、となりの田子倉駅を廃止してしまったため、それを修正するかように「只見」を張り付けた跡がうっすらと出ています。
 終盤と書いてしまった理由は、現在の只見線は1本つながっていたレールが平成23年新潟福島集中豪雨被害による分断。
 運行系統は、小出~只見、只見~会津川口、会津川口~会津若松。
 分断される前までは全区間1つの只見線として、運行していました。
 まるでキタチョソンの京義(キョンウィ)線や京元(キョンウォン)線のようだけど、まったく事情は異なります。もともと大日本帝国の占領下に置かれ、釜山から現在のキタチョソンの義州(ウィジュ)と元山(ウォンサン)まで1本のレール敷設。
 朝鮮戦争がはじまり、1本つながっていたレールが38度線で分断。10年以上前、突然の思いつきでふらりと韓国最北限の新炭里(シンタンリ)まで旅。終着駅のはずなのに、この先もレールは伸び、「??? ??? ??」(鉄馬は走りたい)の大きな看板。
 JR東日本のホームページに只見線復旧についてのお知らせが出ていましたが・・・復旧するのに試算は85億円、工期4年。只見線の利益なども出ていましたが、現在の営業収入では85億円も投資するのは困難。
 大白川までは新潟県。この駅を出ると、新潟県と福島県の県境超え。次の只見まで20.8キロ、要所時間は30分。1つとなりの駅まで20キロとはまるで北海道。(新夕張を出ると、隣の占冠(しむかっぷ)駅まで34.3キロ。すべて特急なので、自由席なら特急料無料。新夕張~新得まで89.4キロなのに、特急に乗っても特急券不用。普通列車専用の青春18きっぷもこの区間に限り、特例として特急乗車は認められています。
201306010003
 田子倉湖が近くにあるせいか、流れてくる川の色もきれい。


201306010004  
 かなり秘境に入ったため、残雪があちこち・・・。


201306010001  
 トンネルばかりなので、照明が暗いのに気づく。


201306010002
 あの~蛍光ランプが切れたままなんですけど・・・。
 只見線沿いに住む人は大らかなので、ランプが切れたくらいでこのまま放置!?

 しばらくすると、トンネルの中で田子倉駅らしき暗い構内通過!!3月までは現役だったというのに、通過する車窓から様子をぱっと見たところ急に廃墟という雰囲気っぽい。「ここは田子倉駅跡地です」と速度を10キロ/hくらいに下げ、ゆっくり通過すればいいのに、いつもと変わらの速度なので、駅構内跡を捕えるタイミングは難しい。

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臨時に格下げの柿ノ木駅撮影成功!?

2013-05-30 00:15:28 | 飯山線&只見線

201305300002 小出から8.2キロ、魚沼田中駅。地方交通線運賃なので、ここまで200円区間。1日4本しかないのに、駅周辺では住宅が密着していました。


201305300003  
 5月上旬だというのに、まだまだ雪がたくさん。5月下旬になった今はもう溶けてなくなっているかも知れません。

201305300004  入広瀬駅。19.6キロ、小出から320円区間。
 次の駅は「柿ノ木」と出ています。
 柿ノ木駅は2013年3月ダイヤ改正により、臨時駅に格下げ。
 1日4本停まらず、すべて通過。

 「柿ノ木駅の場所どこにあるかわからないね・・・」
 「ビデオカメラをずっと撮りっぱなしにして、通過するシーン捕えるかも?」と友人。
 田子倉駅は廃止駅なので、全国オンラインで結ばれているみどりの窓口のマルスに「田子倉」を入力しても、該当なしとエラー。「柿ノ木」はマルスから除外せず登録しているが、臨時駅として停車する日以外は、発券不可。毎年8月の2日だけ営業する臨時駅の「津島ノ宮駅」(JR四国の予讃線)も、営業する日に「津島ノ宮」の文字が入ったマルス券発券可能。営業しない日は発券不可。これと同じような扱いになりそうです。といっても、柿ノ木駅が臨時として停車する日はいつなんだろう?

201305300001
 私は動画撮影、友人はカメラで柿ノ木駅舎の撮影に成功!!
 キハ40+キハ47は、柿ノ木駅に近づいても減速せず、通常のスピードで通過。

 「柿ノ木捕えた?」と友人に聞くと、
 「捕えたよ!!柿ノ木のまわりはとんでもない秘境かと思ったけど、家が数軒あったね。臨時駅に格下げする理由がわからないね・・・」

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のんびりしすぎる只見線、車掌さんも大らか

2013-05-28 00:28:39 | 飯山線&只見線

201210130001  今回のメインである、只見線にやっと乗車!!2005年、2006年(?)だったかな、うろ覚えですが職場の鉄子さんに「青春18きっぷで只見線に乗ってきました!」と福島のお土産をいただきました。もらったとき、いつか私も只見線に乗りたいっ!!と長年も思っていたことがやっと叶いました。青春18きっぷで只見線ってことは千葉から新幹線を使わず普通電車で会津若松。一泊して翌日は只見線全線汽車旅を楽しんだと思われます。(2013年5月現在は只見~会津川口間のみ代行バスになっています)
201305280004  
 只見線キハ40+キハ47車内のドア付近にあった、路線図。
 田子倉駅が2013年3月で廃駅になったため、一部訂正した跡が見られます。

201305280001  キハ40 559とキハ47 1129の連結部分付近の車掌室。
 左上に見える砂入りペットボトルは、雪や落ち葉などで空転した場合に備え付けているらしいです。わが故郷の山陰本線も同じキハ40やキハ47だけど、そういう備えはなし。只見線は急こう配があるとうかがえる風景。

201305280002  小出を出ると、左側に大きな川が見えます。
 地図によると、信濃川の支流、「魚野川」でした。鉄橋が流されたのは、只見よりもっと奥に流れる「只見川」。何も知らずにこれを見ると、只見川と勘違いしてしまいそう。

201305280003
 うわっ、すごいな・・・。5月5日だというのに、雪がまだ残っていました。


 動画の説明です。小出駅を出ると、まもなく左側に大きな魚野川。となりの藪神までまるでわが故郷の山陰本線の風景。同じ秘境路線でも、飯田線は電化されているので、電車。発車すると、すぐスピードが上がるのに、ディーゼルカーはかなり遅い。電車なら駅に近づくとブレーキ制御すれば、急ブレーキにならない程度で止まる。ディーゼルはかなり手前からのんびりスピードを落とすようです。終点只見を除き、ほとんど無人駅が続くので、どの乗客がどの駅に降りるか把握するため途中で検札。斜め横に座っていた高校生らしき若者が定期券忘れたらしくあちこち探す様子、見かねた車掌さんは「はい、次から持ってきてくださいね」。今度は友人の乗車券拝見。かなり複雑な経路に一瞬、固まってしまいました。経路に「只見線」が入っているのに確認し、検札済のチケッターは「長岡運輸区」。
 東京だと定期券忘れるとまず電車に乗れません。只見線の場合・・・車掌さんの眼はプロなので、本当に定期券を持っていて、たまたま忘れただろうと判断。無賃乗車やキセルを企んでいれば、慌てふためる乗客の心理状態を見て、不正かどうか見極めることができますからね・・・。
 友人はかなり格好いいのに、ネットに顔を出すのは絶対にダメだという約束をしてあるので、極端な編集になってしまいました。

201305080001  
 真ん中に見える青色の「長岡運輸区」検札印は小出~只見間。
 少し左側の「会津若松運輸区」(青)は、5月6日の風っこ内。

 小出~只見間の検札は「長岡運輸区」
 只見~会津川口間の代行バスはJR東日本の委託「有限会社只見観光タクシー」、運ちゃん1人なので、検札なし。
 会津川口~会津若松間の検札は「会津若松運輸区」。

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懐かしいキハ47+キハ40

2013-05-26 00:17:01 | 飯山線&只見線
 

201305260001ここで汽車が来るまでずっと暇つぶし。17時10分発が只見行きの最終になります。


201305260002  16時56分、只見発小出行きの先頭車、キハ47 1129が到着。
 昭和30年代に作られたキハ20等が老朽化になり、昭和50年代にキハ40やキハ47を多量生産。北海道から九州まで無造作で散らばり、民営化四半世紀になっても国鉄時代に割り当てられた場所でまだまだ現役で活躍しているところが多い。
 特に山口県の山陰本線は子供の頃通学に乗った車両が今も現役。
 少し前の帰省、小串駅(山口県山陰線)で1129の後輩にあたる1131を久しぶりに見かけましたが・・・朱色の塗装が褪せたりして、悲惨な姿に。國鐵廣島支社よ、ペイント代をケチらずにきれいにしてあげなさいっ!!
201305260005  山口県のキハ47はほとんどワンマンに改造されていますが、只見線は国鉄時代のまま原型を留めています。201305260009
 座席の色が青のままになっていました。


201305260003_2
 只見方面の運転席になる、キハ40 559。


201305260008 201305260007  40番先輩の519は、2005(平成17)年に現役を退き、女川駅温泉施設の「ゆぽっぽ」座敷休憩室として改造し、留置していました。2011年3月11日の大津波で200メートル先に流され、めくちゃくちゃ大破。

201305260006  キハ47 1129は新潟支社、キハ40 559は仙台支社所有。只見線は新潟県と福島県の共同なので、車両も異なる色で連結。平成23年新潟福島集中豪雨により、只見川沿いの鉄橋が流され、分断。分断される前に、たまたまこの車両は小出側にいたため、この2両編成で細々と活躍中になっているかも知れません。
201305260010  キハ40とキハ47、思い入れがあるのはキハ47なので、この車両で只見まで46.8キロ連れてもらうのに決定。
 定刻とおり、17時10分、只見に向けて発車!!只見までトコトコのんびり、およそ1時間20分の旅になります。

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