日銀の福井総裁が村上ファンドへ1000万円を投資していた件で、野党各党が辞任を要求していますが、私自身はこの件に関しては非常に冷ややかに見ております。
福井総裁が村上ファンドの顧問的な立場であったことに関しては問題があるとは思いますが、投資していたこと自体は問題があるのでしょうか?もし、村上ファンドが違法なことをしていると知っていて投資したのなら当然問題ですが、単に投資したことが問題なのでしょうか?
単に投資したこと自体が問題なのでしたら、公の職にある国会議員や公務員なども株式やファンドへ投資してはいけないことになると思います。
ここ数年、一般の人たちにも株式投資が浸透してきていますが、日本においては「株をやっている」=「楽して金儲け」という風潮がまだまだ残っているようです。自分の資産を少しでも多くしたいというのは誰もが考えることですし、その手段の1つとして株式投資と言う選択があるのです。結局、銀行に貯金するとか、国債を買うとか、というのと同じことなのです。
株に投資する人がいるからこそ、資本主義経済が成り立っているのですから、「株式投資が良くない」と言うのでしたら、旧ソ連のような共産国家になるしかないでしょう。
話は逸れましたが、結局 福井総裁が村上ファンドに投資したとか しないとかは、どうでもいいことです。それよりも財政の立て直しや国際問題など、もっと議論することは沢山あるでしょう。この国の政治家はマッタク・・・。