金曜ロードショーで放映された「たそがれ清兵衛」を見ました。
この映画を見るのは2回目ですが、とても心が温かくなる作品です。一般的な時代物の映画と違って、チャンバラ的な要素が少なく、ストーリーの殆どが主人公の清兵衛(真田広之)の日常を中心に描かれています。下級武士の日常という平凡なシーンが多いのですが、清兵衛の優しさや、たくましさを良く描いていて引き込まれるものがあります。
そんな中で最後の果し合いのシーンだけは泥臭いリアル感があって、迫力が感じられます。
先日見た「ラスト サムライ」は確かに華やかで面白かったのですが、何処と無く物足りなさ感じましたけど、「たそがれ清兵衛」ではそう言うものなく、心が満たされた感じが残ります。
この映画には、どんなにお金お掛けても描けない何かがあるのではないでしょうか?日本の映画には日本人にしか描けない物があると思います。