今シーズンのオリックスの最終戦となったソフトバンク戦で清原が四番DHで起用され、23年の現役生活にピリオドを打ちました。今年引退した桑田と共に同世代の選手が引退したと言うことで、一時代が終わったと言う思いがします。
通算成績を見ると2000本安打も達成していますし、ホームランも525本も打っていますので間違いなく一流選手だと思いますが、正直なところ、清原ほどの素質を持った選手でしたら、もっと凄い成績を残せたはずだと思います。
PL学園からドラフト1位で西武に入団し、1年目から3割30本をクリアしたのですから、それを考えると、こんなもんで終わってしまう選手ではなかったと思います。清原が本当に凄かったのは入団から10年目くらいまでで、巨人へ移籍した頃からは怪我に泣かされて、シーズンを通じて活躍することも少なくなってしまいました。最後に輝きを見せたのは29本塁打、122打点を記録した2001年でそれ以降は不本意な選手生活だったと思います。
特に巨人時代の後半からオリックス移籍後は本当に無様でしたから、もっと早く現役生活を終えるべきだったと思います。また、晩年の態度や風貌は正直なところ好きにはなれませんでした。ただ、ある意味、現役に拘る執念は凄かったと思います。
いろいろ話題になった選手でしたが、良くも悪くも球界を代表するような選手でした。