AKKOMAMのMEMORANDUM

穏やかな時間の流れを楽しみながら...

ちょっとっと...でしたが、織り上げました。

2008-03-29 15:42:34 | Weblog

  今の時期は外はお日さまで暖かくて、室内のほうが
 気温が低く感じることがあります。
 今日はまさにその日でじっとしていると暖房が欲しく
 なるようです。


  先日来、縦糸を選んで整径しておいた織り機で黒を
 基調にして織りはじめたのですが、渋すぎるのが気になり、
 残り糸のなかから明るく、いろいろな色彩の糸が絡み合っている
 のを見つけ、ところどころに織り込んでみました。


  織り進んでいくうちに、ミスマッチだったような気がして
 引き返そうか?なんて考えながら、ほどく勇気もなく、
 織り上げてしまいました。


  画面で見るほうが落ち着いているのですが、実際は
 けっこうインパクトがある横糸です。
 本当は春ベストにしようかと考えていたのですが、
 今はちょっと迷ってしまいました。


  色あわせって本当に難しく、裂き織りに使われる生地は
 無地あり、柄ものあり、薄地、厚地さまざまで、縦に裂けるもの
 横にしか裂けないもの、などなどあり、糸だけで織り上げる
 ものと違ってしばらく試し織りをしないと見当もつかないときも
 あり、ほどいてしまうこともしばしばです。


  織りを習いはじめたときは、そんなことも考えませんでしたが
 今は考えすぎて手が進まないときもあるようになりました。
 裂き織りのルーツは、<もったいない>が原点にあり、
 女の人の知恵がつまった織物です。

  
  素朴にいろいろな織物を取り混ぜて織ることが出来るのも
 その名残りかもしれませんが、そんななかでも、昔の織物を
 みるとその時代のセンスの良さに驚かされます。


  木綿の布団をほどいて織られたとは思えないコートとか、
 昔の仙台袴で織られたベストなど、お教室にはアイデアが
 あふれていて、行く度に学んで帰ってきます。


  なのに...ちょっとっとの色彩に...何に仕立てたら
 良いのか決まらず、しばらくはこのままにしておきましょう。
 そのうち、何か閃いたら迷わず形にしたいと...。


  さあ、次は手提げバッグを作りたいので、<帯織り>の
 縦糸整径を黒で張り、横布は黒の着物を裂いてしっかり
 きつめに織りたいと考えています。
 

  さっきサマーヤーンでセーターを作るのを教えてくださると
 友人より電話が入りました。 材料を整え次第、由比ガ浜の
 彼女の家に出向こうと...暖かくなってきたので仲間も
 そろそろ動きはじめたようです。
 私も気持ちにエンジンをかけなくっちゃ...。
コメント
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