「森の学舎」の日々のできごと

学習塾「森の学舎」の日々のできごとや、“おかさん”の感じたことなどをつづっていきます。

たまごヒヨコこっこ倶楽部最終章

2005-12-20 15:52:51 | Weblog
今年一月の第一回人工孵化の試みからほぼ1年が経ちました。人工孵化には2回も失敗し、ようやく3回目の5月に初めて成功しました。
                 

この5月の時には、3度目の正直の命の誕生に「森の学舎」は浮かれました。

  

ただ、そうこうしているまに、ヒヨコはどんどん成長を遂げ、鶏小屋作りが必要になりました。4羽のために大きな小屋を子ども達と作りました。

                    
そして、夏くらいには4羽とも立派な若鶏となりました。ネコの襲撃などの事件などもありましたが、その後も4羽は無事成長し、あとはたまごを生んでくれるのを待つばかりと思っていました。

「メスは4ヵ月後には初たまごを産む」とか「いや5ヵ月後くらいで産む」などという色々な情報に翻弄されながらも、胸は初たまごのことで膨らんでいました。

              

しかし、ある日一郎と、次郎の2羽が「コケコッコー!」をやり始めてしまいました。朝早くから鳴き始めました。近所の方からも一部苦情が舞い込んできてしまいました。そこで、10月にこの2羽を予定よりも早かったのですが、子ども達立会いのもとでさばきました。この時はまだ、後の2羽は雌であると信じていました。

そして、親分の2羽がいなくなった後、しばらくするとそれまではおとなしくしていた、三郎が「コケコッコー!」と鳴き始めました。そして、四郎までもが・・・・。結局4羽とも押すばかりでした。

それからも毎晩のように、2羽をダンボール箱に入れて部屋の中に格納する日が続きました。たまごを生むことがない、しかも、犬やネコのようには飼い主に懐かない(かえって毎晩箱にしまう時は逃げ回り“おかさん”を傷つけることもたびたびでした。)、鳴き声が近所にご迷惑をかける、という3拍子そろったニワトリたちをあまり長くは飼っておけません。

ということで、ついに12月18日に残りの2羽についてもその命をいただくことにしました。今は無事解体も終わり23日のクリスマス会で「スパイシーから揚げ」としてみんなのお腹におさまるのを待っています。そういうわけで、23日に今回の“命の誕生からその命をおいしくいただく”という「たまご ヒヨコ こっこ クラブ」は幕を降ろすことになります。
コメント (1)
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