今日、中学生を対象に「傘ラジオつくり」を行ないました。今回は小学生と全く同じというのもおもしろくないので、一人だけ、本人の了承の下、電線の長さを倍にしてみました。
「傘ラジオ」の説明を読むと、傘に巻いた電線がアンテナになる。そして、この部分を長くすることで、電波のエネルギーをしっかり取り込むことができる。と書かれていたからです。
必ずしもうまく行くとは限らないし、労力もほぼ倍になるので、その点の了解を取って、「50mアンテナ版」を作ってもらいました。そしたら、理論どおり、
音量が大きく、よく聞こえるラジオができました。
このアンテナの違いを見よ!
残りの2人は、最初予定通り「25mアンテナ版」を作ってもらいましたが、ラジオの音量が小さいということで、結局みんな「50mアンテナ版」を作ることになってしまいました。
一人は、傘の覆いの部分だけで巻き切れず、写真のように傘の先の部分にまで電線をぐるぐる巻きにしました。そしたら、音量はアップしたのですが、それ程ではなく、キャッチできる放送局が他のラジオはみな「文化放送」(なぜか今日は50m版も25m版も文化放送しかキャッチできませんでした。)なのに、その一つだけは「TBS」だけがキャッチされました。
時間は倍以上掛かりましたが、いろいろと、改良を加え試してみると意外な結果が得られ、そこから、より深い理解が得られたりします。実験っておもしろいなと思いました。