4月29日、全水道会館で行われた「―沖縄の元海兵隊による性暴力殺害から2年―基地・軍隊はいらない!4.29集会」に参加しました。会場は満員で立ち見が出るほどでした。200人参加。
講演をされる予定だった高里鈴代さんが、「500人座り込み行動」の最中、機動隊におされて将棋倒しになり、鎖骨と肋骨4本をおる重傷を負わされました。許せない!不当な機動隊の暴力・弾圧!に怒り!会場では高里さんへの一日もはやい回復を願い、色紙が回され、一人一人が思いを書き込んだ。
急遽、講演をされることになった、源啓美さんは高里さんらとともに「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」を立ち上げ、2000年からは事務局長として活動されている方でした。
源さんは「基地と隣り合わせの沖縄で、事件として表にでる性暴力・性被害はほんのわずかであり、日本もふくめて性暴力を告発しにくい社会である。被害をうけたときは声をあげよう、声をあげられる社会にしていこう。基地のなかで「戦争の暴力」を学ぶ米兵は、基地の外に出るときにその暴力を基地の中においてくるわけではない。暴力を持ったまま基地の外に自由に出入りし、何かあったら基地に逃げ込む。また米兵がいると英語の勉強にもなるという人もいるが、巧妙な形で性被害が起きている。中学生が米兵のバイクにのり、性暴力をうけた事件があった。バイクにのったのが悪いという人もいたが、その米兵は彼女の学校で英語の講師をやっていて顔見知りの先生であった。バイクで家まで送ると言われ、乗った。彼女は悪いのか・・・昨年12月1日、島袋りなさんを殺害した犯人は無期懲役になったが、控訴。裁判では終始頬杖をついて黙秘だった。犯人は自分は悪くない、そこにいた彼女が悪いと米軍の機関誌で述べている。遺族への補償も、米軍の直接の雇用者ではないと主張し、米側は補償を拒否。同じように地位協定で守られているのに絶対に許せない・・」と一つ一つ具体的に性暴力の実態を語られた。本当に怒りがこみ上げてくる。
その後、垣花暁子さんによる「二見情話」など唄サンシンがあり、「浜千鳥」に合わせて源さんの踊りが披露された。
「島袋りなさんを忘れない」「基地・軍隊はいらない」「新基地建設は阻止を」と決意を強くした集会であった。
参加されたみなさん、お疲れ様でした。