7月23日、文京区民センターで開催された「もの言えぬ社会の到来 沖縄つぶしの『土地規制法』は廃止!学習集会」に参加しました。オリンピック反対の集会デモから、駆け付けてきたという参加者もいました。約90人の参加でした。
一坪反戦地主関東ブロック・土地規制法を廃止する全国自治体議員団・土地規制法廃止アクションの3団体の主催で、講師は参議院参考人質疑で意見をのべた馬奈木厳太郎弁護士が、土地規制法の問題点についてわかりやすく話された。安全保障上の懸念という理由をのべて、政府は法案の内容について一切明らかにせず、すべての権限を内閣に集中。総理大臣の意のままに市民の情報が収集され、情報提供を求められた場合は、拒否することができない。市民をお互いに監視させ、分断する。肝心の機能阻害も、注視区域の指定も情報収集の在り方もすべてが総理の恣意で決められるという法律で、法律の体をなしていないと批判。まずはこの法律について、多くの人に知ってもらうことが最も大事であると話された。
その後、宮古の市議である下地茜さんが弾薬搬入など強行されている自衛隊基地建設強化について、オール沖縄の福元さんは、名護市議会や北谷市議会などが出した廃止意見書など沖縄各地で取り組んでいきたいなどリモートで発言。そして、土地規制法を廃止する全国自治体議員団からは全国の自治体議員に訴え組織化していきたい、土地規制法廃止アクションからは地方議会への意見書や陳情、パブリックコメントなど工夫しながらさまざまな取り組みを積み重ねるとともに選挙立候補者に対する働きかけなど、法の廃止をめざしていこうと訴えた。「廃止の集会決議(案)」が拍手で承認され、最後に「土地規制法 廃止」のプラカードを掲げて、集会は終了した。参加されたみなさん、お疲れさまでした。