「大慈清水・青龍水」
その昔、大慈寺の前には大きな沼があり青龍(せいりゅう)が住んでいたという伝説から名付けられました。
祇陀寺(ぎだじ)と原敬の墓所がある大慈寺の二つのお寺の境内から清水が湧き出て、木管を通して共同井戸の水源としました。これが大慈清水と青龍水で、これらの清水は雛壇形式の箱で造られていて、一番目が飲み水、二番目が米研ぎ用、三番目が洗い水、四番目が足洗い用と決められており、今でも生活用水として地元の多くの人たちに利用されています。
*https://www.tohokukanko.jp/attractions/detail_1004126.html より
水質・水量
1日の湧水量:67トン
由来・歴史
両清水は江戸時代より重宝されてきたが、「青龍水」については天保4年、星川正甫が「盛岡砂子」(もりおかまさご)の中で「夏日は至って冷泉にて、厳冬温かなること湯のごとし。この辺はこの水によって居を保つ」という記述もある。
水質保全活動
用水組合による清掃活動と維持修繕活動。現在は、毎週1回、井戸内及び井戸周辺の清掃をおこなっている。
周辺の自然環境-天保4年に記された「盛岡砂子」に記述があることから、これらの井戸は、江戸時代から地域の人々の生活を支えていたとされる。明治8年に組織された用水組合は現在も活動をつづけており、伝統的なルールが守られている。
利用状況-吐水井から順に一番井戸は飲み水、二番井戸は米磨ぎ水、三番井戸は洗い物、四番井戸は足洗いと井戸の用途が定まっており、多くの人が安心して使うことができるように水利用のルールがある。
*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/data/index.asp?info=6 より
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