「中津川綱取ダム下流」
盛岡の中心部を流れ,鮭が遡上する川(岩手県盛岡市)
中津川は,県庁所在都市の中心部を流れる河川でありながら,きわめて美しい景観と豊かな自然環境を有した市民の自慢の川です。
秋には北上川を約200キロメートル遡上してきた鮭の産卵シーンに,冬には白鳥が飛来する姿に触れることができます。親水性も高く,川の中で水遊びを楽しむ子どもたちの姿が,中核都市の真ん中でごく普通に見られるというのは,全国でも大変珍しいものです。河川敷には自然散策路が整備され,気軽に歩いて楽しむことができるようになっています。さらに,階段や斜路が随所に設置され,車いすでの散策もできます。
もりおかの環境
盛岡は,鮭が遡上するきれいな川と,豊かな緑に恵まれたまちです。この良好な環境を将来の世代に引き継ぐため,「水と緑の都(まち)“もりおか”を未来につなぐ」をスローガンとして環境基本計画を策定し,環境への負荷の低減を目指した取組を推進しております。
自然環境を保全・創造し,生物の多様性を確保するために,市内の河川に遡上する鮭の回帰率を参考指標とし,水質の保全を目指しております。
*https://www.mizunohi.jp/action/spot0003.html より
由来・歴史
中津川に架かる上の橋と下の橋は木製の欄干で擬宝珠がつけられているが、これは1336年(延元元年)後村上天皇より恩賞として京都鴨川橋の擬宝珠の使用が許されたものだとする故事が伝わる。記念銘があり、制作年代も古く、残存個数が多いという点で、この青銅擬宝珠は国内でも稀な存在であり、国の重要美術品に指定されている。
水質保全活動
中津川とその支流に架かる橋をきれいにする「中津川橋洗い」に取り組んでいる。また、激減してしまった「カジカ」を復活させるために、カジカの産卵床づくりや水質浄化作用のあるツルヨシを増やすため、枯れたツルヨシの刈り取りにも取り組んでいる。
周辺の自然環境-河川敷には散策路が整備され、通勤・通学路や散歩道として利用されているほか、秋には鮭の遡上、産卵を見ることができ、冬には白鳥の飛来もある。夏には子どもたちの水遊びの場として賑わうなど、市民の暮らしに溶け込んでいる。
利用状況-おもに生活用水として利用されている。また、かつて農業用水として取水利用されていた山岸の用水路は、現在は住宅地内を流れるせせらぎ水路として親水環境の整備がなされ市民の憩いの場となっている。
*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/data/index.asp?info=7 より
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます