「がわ」
主な伝承地域 御前崎市
主な使用食材 カツオ、たまねぎ、きゅうり、青しそ、しょうが、梅干し、味噌
歴史・由来・関連行事
全国屈指のカツオの漁獲量を誇る静岡県(※)。中でも静岡県最南端に位置する御前崎港は県内でも有数の漁獲高を誇る港である。5月に水揚げされるカツオは「初鰹」と呼ばれ特に人気があり、御前崎港周辺で端午の節句に合わせて掲げられる「カツオのぼり」は、夏の風物詩になっている。
「がわ」は、生のカツオ、きゅうり、梅干し、青しそなどを刻んで、味噌と共に水に入れる「冷やし味噌汁」で、漁師がカツオ漁に出た際に船上で作ったのが始まりとされる。氷を入れ、味噌を溶かそうとかき混ぜるときに「ガワガワ」と音がするため、「がわ」と呼ばれるようになったといわれる。元は漁師めしだが、御前崎の一般家庭でも夏の食卓に登場することもある。 ※出典:静岡県公式ホームページ
食習の機会や時季
主に夏
飲食方法
きゅうり、たまねぎ、しょうが、青しそ、葉ねぎを刻み、カツオは細かくたたき、さらに味噌と種を出した梅干しを入れ、馴染ませる程度に、一緒にたたく。そこに氷水と入れのばし、刻んだ野菜を入れて、かき混ぜてできあがり。白いご飯にかけたり、素麺にかけたりしても相性がいい。
保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
一般家庭で作られるほか、港にある一部の飲食店で提供されている。
*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/36_2_shizuoka.html より
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