いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

<日本酒> 宮城 栗駒山/千田酒造

2020-12-11 08:43:34 | 日本酒

 【平成30酒造年度全国新酒鑑評会 金賞銘柄一覧(仙台国税局)】
 〈宮城〉 栗駒山/千田酒造

 

 酒屋の命は水の良さ 栗駒山の恵みを生かしたフレッシュな酒造り
 「米は遠くからも調達できるし人も移動できる。けれど水だけは動かせない。だから僕は地酒の本質は水だと思っています」と言い切る、4代目蔵元の千田善彦社長。昭和50年代初めに誕生した銘柄「栗駒山」の名も、名峰・栗駒山から水の恵みを受けていることへの想いを込め、命名された。とてもやわらかく、クリアでキレのいい栗駒山の伏流水。千田社長が目指す「フレッシュでさわやか。するっと入ってきて、料理に寄り添い飲み続けられる」酒造りを、その水質が支えている。


 緻密なデータの蓄積がブレのない酒質を造る
 栗駒山の酒質のブレの少なさ、精度の高さは、飲み手から定評のあるところ。その理由のひとつがきめ細かいデータ管理とその蓄積だ。もろみ温度を0.1℃刻みで管理する設備も、県内でいち早く導入した。また、原料処理と言われる米の吸水や蒸しにかんする時間、重量等の数値データを、しっかり取り続けているのがうちの特徴、と千田社長は話す。
 「勘と経験は大切だけど、それだけに頼ってしまうと酒造りが安定しない。再現性の高い酒を造るには、客観的な裏づけとなるデータがすごく重要。数値以外にも見たこと感じたこと、すべて書き込みます。それが来年の自分をまた助けてくれる」
 目指す酒質の追求に余念がない千田社長。酒造りのモチベーションは、と尋ねると、「そりゃあ、酒屋やって何が楽しいって『おたくの酒、うまいよね』と言われるのが一番ですよ。美味しいと思ってもらうために造っています」
 破顔一笑でそう締めくくった。

*https://miyagisake.jp/kuramoto/chida/ より

 千田酒造 栗原市栗駒中野北畑中63-1

 大正9年(1920)に創業。栗原市金成で農業と麹造りをしていた初代・千田養治郎が、鶯沢町の造り酒屋を譲り受けて酒造業を始めた。当初の銘柄は「奥鶴」。より良い仕込み水を求めて昭和12年(1937)に栗駒中野に工場を移転。昭和50年代に新銘柄「栗駒山」を打ち出した。

 

 ブランド一覧

 「栗駒山」大吟醸 斗びんどり・特別純米酒 別誂・大吟醸・純米吟醸 山田錦 など

 「奥鶴」普通酒

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« <ブランド和牛> 広島 神石牛 | トップ | 2020年ヒット商品番付-日経MJ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本酒」カテゴリの最新記事