「元滝伏流水」
駐車場から約750m歩くと、「元滝伏流水」に到着します。「元滝伏流水」は、鳥海山の溶岩の末端崖から溢れ出す湧水がつくる滝です。滝の大きさは落差約5m、幅約30mで、湧き出す水の水温は一年を通してほぼ10度です。夏になると、冷たい湧水と周囲の気温との温度差によって滝の周りに霧が生じ、コケに覆われた溶岩の表面が霧の中に浮かんだような、幻想的な景観をつくり出しています。
この景観は、約16万~2万年前に鳥海山から噴出した溶岩流と、その中を伏流してきた冷たい湧水が、長い年月をかけてつくりあげているものです。苔が生えている岩の上に上がったりしないよう、景観の保全にご協力ください。
なお、「元滝」という滝そのものはもう少し上流にありますが、崖崩れのため、現在立ち入りはできません。
*https://chokaitobishima.com/attraction/%E5%85%83%E6%BB%9D%E4%BC%8F%E6%B5%81%E6%B0%B4 より
水質保全活動
「鳥海国定公園を美しくする会」によるごみ等廃棄物の収集、運搬処理等の清掃活動、自然保護思想の啓発活動。
「鳥海山にブナを植える会」による水源浄化のためのブナの植樹し、自然のダムとしてのブナの大切さ、環境に与える影響を啓蒙している。
周辺の自然環境-鳥海山に染み込んだ水分が長い年月をかけ、幅約30mの岩肌一帯から湧き出す「元滝伏流水」。年間を通じて水量が安定していることから、地域住民の生活用水として今でも利用されている。
利用状況-近隣の生活用水になっているほか、周辺地域の農業用水としても利用されている。
また、鳥海山からの冷たい伏流水によって育てられた岩ガキは、真夏が旬であり、全国的にも有名である。
*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/data/index.asp?info=10 より
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