「住吉大社」
住吉大社(すみよしたいしゃ)は、大阪府大阪市住吉区住吉にある神社。式内社(名神大社)、摂津国一宮、二十二社(中七社)の一つ。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。全国にある住吉神社の総本社である。本殿4棟は国宝に指定されている。
角鳥居から続く参道では、角鳥居前の池に反橋(そりはし)が架かる。「太鼓橋(たいこばし)」とも称され、住吉大社を象徴する橋になる。
住吉祭
住吉大社の例祭(例大祭、1年で最も重要な祭)を中心とした祭は「住吉祭(すみよしさい/すみよしまつり)」と称される。大阪を祓い清める祭りとして「おはらい」とも称され、「大阪三大夏祭り」の一つにも数えられる。かつては旧暦6月30日を中心に斎行されたが、明治7年(1874年)の太陽暦移行後は7月31日を中心に斎行される。『住吉大社神代記』に「六月御解除、開口水門姫神社」「九月御解除、田蓑嶋姫神社」と見えるうちの前者(南祭)を継承するものとされるが、後者(北祭)は現在までに廃絶している。
現在の祭儀次第は次の通り。
7月第3月曜日(海の日)・火曜日 - 神輿洗神事
7月30日 - 住吉祭宵宮祭
7月31日 - 夏越祓神事、住吉祭例大祭
8月1日 - 渡御祭、頓宮祭、荒和大祓神事
7月第3月曜日(海の日)から翌火曜日にかけて行われる神輿洗神事(みこしあらいしんじ)は、例大祭(住吉祭)に先立って海水で神輿を祓い清める神事である。かつては6月15日宵の満潮に長峡の浦で行われたが、現在では大阪湾沖合の海水を使って住吉公園において行われ、御旅所(住吉高燈籠)で一晩奉安したのち、翌日に還御する。
7月31日の夏越祓神事(なごしのはらえしんじ)では、五月殿での大祓式ののち、伝統衣装で着飾った夏越女・稚児の行列が茅の輪くぐりを行う。この夏越祓神事は「住吉大社の夏越祭」として大阪府選択無形民俗文化財に選択されている。次いで第一本宮において例大祭(れいたいさい)が斎行され、祭典ののちに神楽「熊野舞」・住吉踊が奉納される。
翌日の8月1日には、住吉神の神霊を乗せた神輿が堺の宿院頓宮(堺市堺区宿院町東)までの渡御を行う。渡御は昭和37年(1962年)以降は自動車列となっていたが、平成17年(2005年)からは鳳輦・神輿列が復活し、街道を練り歩き大和川では川の中を進む。宿院頓宮に到着後は頓宮境内の飯匙堀(いいがいぼり)において荒和大祓神事(あらにごのおおはらいしんじ)を行う。この飯匙堀は海幸山幸神話の潮干珠を埋めたところと伝わる場所で、この地で本社で行なったのと同様の茅の輪くぐりを行う。
*Wikipedia より
基本情報
大阪では、親しみを込め、「すみよっさん」と呼び、正月三が日の初詣参拝客数は毎年200万人を超えます。
全国約2300社余の住吉神社の総本宮であり、摂津国一の宮、旧社格は官幣大社です。
古くから「航海安全の神」「祓の神」「農耕の神」「和歌の神」「武の神」「相撲の神」として信仰され、創建は1800年前に遡ります。ご祭神は第一本宮から第四本宮順に、「底筒男命/そこつつのおのみこと」「中筒男命/なかつつのおのみこと」「表筒男命/うわつつのおのみこと」、そして「神功皇后/じんぐうこうごう」です。本殿が4つに別れ、第一本宮~第三本宮までが縦に、第四本宮は第三本宮の横に、あたかも大海原をゆく船団のように建ち並ぶ配置は他にないものです。「三社の縦に進むは魚鱗の備え 一社のひらくは鶴翼の構えあり よって八陣の法をあらわす」とも伝えられています。柱・垂木・破風板は丹塗り、羽目板壁は白胡粉塗/屋根は桧皮葺で切妻の力強い直線/出入り口が直線型妻入式という3つの特徴をもつ「住吉造」でつくられており、こちらも神社建築史上最古の特殊な様式で、国宝に指定されています。30を超える摂社/末社/祠をもち、住吉祭など各種祭礼行事も多く、境内には、国宝や重要文化財として大切に保存されている建物や文化財があります。
*https://osaka-info.jp/spot/sumiyoshitaisha/ より
境外社には、宿院頓宮(しゅくいんとんぐう、堺市堺区宿院町東) - 祭神:住吉大神、神功皇后、大鳥大神。住吉祭の御旅所。
旧 堺市街地の中心にあり、上記の住吉祭において重要な役割をする。
また、関連して堺・大浜では古くから「大魚夜市-せり市」が行われていたが、現在では昔のものとは様変わりしている。
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