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<伝統野菜> 宮城 荒町菜

2021-05-28 07:16:35 | 伝統野菜

 「荒町菜-あらまちな」
 【生産地】宮城県登米市登米町荒町地区

 【形状】つぼみ菜に似ている。香りがある。

 【食味】甘くてほろ苦い。茎の部分がとくにおいしいとされる。おひたしにして食す。その他、ごま和えや漬物。

 【来歴】来歴は不明だが、少なくとも70年以上前からつくられている。登米は宿場町で北上川の水運が栄えていたため、日本のどこからか、登米を行き交う人がこの地に持ってきたと思われる。多い時では十軒で栽培していたようだが、現在は七軒となっている。

 【収穫時期】3月下旬~4月

*https://tradveggie.or.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E9%87%8E%E8%8F%9C%EF%BC%8D%E5%AE%AE%E5%9F%8E/#i-15 より

 

 荒町菜
 生産地 登米市登米町荒町地区

 由来
 登米町の荒町という集落でのみ栽培されている「荒町菜」。生産者のお一人、佐藤政孝さんが戦後間もなく荒町に引っ越してきた際に、近所の方から種を分けていただいた、とのことなので、少なくとも70年以上前からつくられていることになります。多い時では10軒で栽培していたようですが、今は7軒になりました。ルーツは謎ですが、登米は宿場町で北上川の水運が栄えていたので、日本のどこからか、こうした登米を行き交う人がこの地に持ってきたのだと思われます。

 

 特徴
 見た目はつぼみ菜に似ており、甘くてほろ苦く、香りもあります。茎の部分がとくにおいしく、他の葉物は2日で飽きるが、10日食べても20日食べても飽きない味だと、佐藤さんは言います。

 荒町菜は肥沃な土壌を好むようです。この地区がかつて馬場だったためであるとか、堀にたまった泥をかき出したのがよかった等諸説あるものの、他の土地では同じように育たなかったため、土地の名前をとって「荒町菜」と呼ぶようになったようです。

 

 栽培方法
 種を播くときは、バラまきします。土はかけずそのままにしていると、1週間程度で芽が出てきます。3月末から4月にかけて収穫時期となります。収穫後は日持ちしないため、少しずつ摘んで新鮮な味を楽しみます。

 

 主な活用・料理方法
 ほとんどがおひたしにして食べています。その他はごま和えや、漬物にしており、味噌汁には入れないようです。荒町菜が食卓に上がると春が来たと感じるようで、毎年おすそわけしている人も、春になると佐藤さんから荒町菜が届くのを待っているそうです。

 

 生産者インタビュー佐藤政孝さん
 この荒町地区に古くから伝わっていて、この地にしかない野菜です。私自身、親から伝えられてきた種なので、私の代で絶やさないようにしてきました。栽培自体はそんなに難しいものではないので、子の代になっても作ってもらいたいと思っています。

 

 お問い合わせ 登米市産業経済部地域ビジネス支援課

*https://www.city.tome.miyagi.jp/business/dentoyasai/aramachina.html より


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