いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

<日本酒> 兵庫 大関/大関恒和蔵・寿蔵

2021-06-02 09:28:21 | 日本酒

 【平成30酒造年度全国新酒鑑評会 金賞銘柄一覧(大阪国税局)】
 〈兵庫〉 大関/大関恒和蔵・寿蔵

 社名「大関」の由来は?
 Q1.商標の由来
 A.商標の大関は明治17年迄「万両」印を使用しておりました。しかし、北新川の東京酒問屋 播磨屋中井新右衛門氏方の買手役山下政吉氏が大関の商標を送って来たので、それ以来大関の商標を用いる様になりました。 大関の商標は横綱の注連縄と天下無双の文字のある軍扇の烙印及土表の中へ「中井」としたる烙印を添え更に「大関」の二字は、その大の字は右上に、関の字は左下へ書くこととし、その上へ大小の赤色二線を引いた全形が構成されました。 又赤色の二線は力士の褌の図案より出たもので、それ等はすべて相撲道に関するものです。
 Q2.大関の語源
 A.大関の語源は昔、日本国中より力量抜群の者を集め、王城を守護する防人の間に力技をきそわせ、その中最も優れたものを大関とし、次に関脇、小結、前頭の順位を定め、前頭には人数を並べ、防人の出身地別に本州を関東、関西に二分し、東方西方と区別して、年々5月の加茂祭の時に、その角力会を催して天覧に供へ、防人の力技の向上発展を督励しました。 この様に大関の名称は防人中の最優秀者に与えられる名誉ある称号にて、大正年間より「大関」に「酒の司」を冠したる外に長部商店の代表酒として昭和14年の初夏より「葵紋」を冠したる「大関」特等酒を発表して「酒の司大関」と「葵紋大関」の二種を提供しました。 又今日の力士の最高位の横綱の名称は江戸時代の将軍家の上覧相撲によって創定されました。
 Q3.大相撲と大関の関係
 A.大関は1958年から銘柄が相撲道に由来することから、日本国技である大相撲 の優勝力士に大関杯を贈呈しています。優勝力士が千秋楽に優勝パレードし、部屋に凱旋し親方・女将さん・後援会の方などに 優勝報告した後、大杯で祝い酒を飲んでいるシーンがテレビや新聞などマスコミで報道されています。この銀製の大杯が大関杯です。
現在は以下の賞品を贈呈しています。
・ 大関杯(力士名刻印入り)
・ 清酒4斗樽 1丁
・ 上撰ワンカップ大関 180ml瓶詰 360本
・ 副賞50万円

 

 大関のお酒は、灘の西宮本社にある『寿蔵』『恒和蔵』2つの蔵から、匠の五感と技の極致によって生み出されています。

 寿 蔵 - kotobuki gura
 昭和35年(1960)に完成。高級酒を主体に日本酒を生産しています。コンピュータによる発酵の自動制御や日本酒度予測を行っています。吟醸用白米の自動処理装置などを駆使して、年間を通した酒造りを実現しています。伝統的な酒造りに最新の技術を導入し、優れた品質の維持と生産の効率化を同時に進めています。

 恒和蔵 - kowa gura
 恒和蔵は昭和28年(1953)より稼働していましたが、阪神・淡路大震災で倒壊した和光蔵と一体化しました。平成8年に全工程にわたり最新の制御装置を組込んだ新しい『恒和蔵』が完成。品質と生産性の向上を共に実現しました。白米1日24トンの仕込み能力を持ち、これからの大関を背負って立つ主力蔵となっています。

 
 これらの蔵には、総合研究所で開発された最新の技術が導入され、いつまでも、また、いつでもお客さまに安心してご愛飲いただけるおいしい日本酒が、造りだされています。

 大関株式会社 西宮市今津出在家町4番9号

 ラインナップ

 「大関」超特撰 純米大吟醸酒 十段仕込・純米大吟醸・大吟醸

 「大坂屋 長兵衛」超特撰 大吟醸 など

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« <伝統野菜> 宮城 新道のか... | トップ | <現役ミュージシャン> 意外... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本酒」カテゴリの最新記事