「菊ごぼう」
【生産地】中津川市 (旧:中津川市・福岡町)
【特徴】切り口の模様が菊の花に似ていることから菊ごぼうと呼ばれる。ごぼうと付いているがキク科アザミ属のモリアザミの根で正確にはごぼうではない。良質の赤土土壌で、香りのよい菊ごぼうが作られる。11月に霜が3回降りたら収穫のタイミング。
【食味】独特のシャキシャキした食感と風味があり、柔らかく、歯ごたえが楽しまれている。歯ごたえがありながら、柔らかい。味噌や醤油で漬け物にしたり、きんぴらにするのはもちろん、産地である恵那や中津川では、すき焼きや鍋にも使う。
【料理】漬け物。漬物にするときは、味噌漬け、たまり漬け、醤油漬け、松前漬けなどにする。家庭では、すき焼き、鍋物、キンピラ、サラダなどの具として使われる。菊ごぼうがないと正月が来た気がしないという人も多く、年始のご馳走。
【来歴】江戸時代末期の1862年(文久2年)に、恵那郡富田村(現在の恵那市岩村町富田)の、庄屋の吉村家の人間が、三ッ森山に自生していたものを発見したのが最初。見つけたのは、根の太いモリアザミの原種で、明治以降になって本格的に栽培されるようになった。
【時期】10月中旬から11月中
*https://tradveggie.or.jp/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e4%bc%9d%e7%b5%b1%e9%87%8e%e8%8f%9c%ef%bc%8d21-%e5%b2%90%e9%98%9c%e7%9c%8c/#i-9 より
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