〈1. 外郭団体〉〈2. 加盟団体〉〈3. 共闘団体〉〈4. 国際交流組織〉
今回は〈欧州、アフリカ〉の残り6ヶ国の紹介です。
〈 欧州・アフリカ 〉
・スペイン スペイン共産党
フランコ時代は「国民運動」のみが公認政党で、他は全て非合法
1975 ( 昭和50 ) 年フランコ死去以後、結社自由となり150を超える政党が結成
現在は社会労働党と国民党を、国民の84%が支持
・ポルトガル ポルトガル共産党
社会民主党と社会党を、国民の87%が支持
ポルトガル船が種子島に漂着、ヨーロッパで初めて日本と接触した国
漂着した当初から日本人を対象にした大規模奴隷貿易をし、「バテレン追放令」で秀吉が禁止
・ハンガリー ハンガリー労働党 ( ハンガリー社会主義労働党 ? )
ポーランドの民主化を追いかける形で、1987 ( 昭和62 ) 年に民主化運動が始まり、多くの政党が結成・復活し複数政党化した
それまでは、ハンガリー社会労働党の一党独裁、現在の党名はハンガリー社会党
選挙の都度、保守政権と左翼政権が交代し、政情は不安定。現在は右派政権
・イタリア 共産主義再建党
現在の主要政党は6つある。右派 ( 同盟、フォルツァ・イタリア 、イタリアの同胞 ) 、中道 ( 五つ星運動 ) 、左派 ( イタリア民主党、イタリア・ヴィヴァ )
・チュニジア 立憲民主連合・・一党優位政党制
1988 ( 昭和63 ) 年の憲法改正により、複数政党制導入
ただしその後も、立憲民主連合による一党優位政党制が継続し、2011 ( 平成26 ) 年のジャスミン革命まで続いた
野党勢力は脆弱で、社会民主運動と人民統一党が比較的有力
治安は比較的安定しているが、デモ隊と治安部隊との衝突、テロ事件の発生、テロ組織の摘発等が散見される
近年、凶器を使った強盗事件やひったくり事件等、日本人が犯罪の被害に遭うケースも発生。多額の現金、デジタルカメラ、スマートフォン、旅券等には十分な注意が必要
・ロシア ロシア連邦共産党
国家院(連邦議会下院)に議席を持つのは、以下の6政党
統一ロシア ( 右派 ) ロシア連邦共産党 ( 極左 ) せいとうエル・デー・ペー・エル ( 極右 )
公正ロシア ( 左派 ) 祖国 ( 左派 ) 市民プラットフォーム ( 右派 )
元大統領ドミトリー・メドベージェフは令和 4年6月7日、ロシアの敵を「消す」ためなら何でもすると通信アプリ「テレグラム(Telegram)」に投稿
「彼らはろくでなしのクズだ。我々ロシアの死を望んでいる」と主張。 プーチン大統領の盟友でもあるメドベージェフは、現在ロシアの安全保障会議の副議長
ロシアのような国で右派、左派、極左と言っても、どんな区別になるのか検見当がつきません。右派も日本人から見れば、極左かも知れません。いずれにしてもスターリン以来この国は、反日左翼国家です。
残りの6ヶ国でも、日本共産党が交流しているのは小国チュニジアを除き、全て野党でした。現在のロシアと日本共産党の関係については、次回平成22年5月13日の新聞「赤旗」の記事を紹介します。今回はここで、一区切りとします。