先に説明しましたが、共産党の「関連団体」が4つありました。〈1. 外郭団体〉〈2. 加盟団体〉〈3. 共闘団体〉〈4. 国際交流組織〉
前回で〈1. 外郭団体〉が終わりましたので、本日から〈2. 加盟団体〉の紹介に入ります。共産党がリーダー的立場で参加する組織で、下記7団体があります。
1. 日本国民救援会 2. 平和・民主・革新の日本を目指す全国の会
3. 憲法改悪阻止各会連絡会議 4. 中央社会保障推進協議会
5. 消費税廃止各界連絡会 6. 安保破棄中央実行委員会 7. 非核の政府を求める会
左翼系の団体の特徴として、日本、全国、各界、中央などと大きな組織を思わせる名称が多いことが挙げられます。メンバーが100余名しかいなくても、「1000人委員会」と表示しています。
騒ぎを起こし、マスコミが事件として報道してくれれば目的を達するからか、会の名称に拘っていないようです。堅苦しくて長いものが多く、日本語の美しさに関心を払いません。順次団体の情報を紹介していきますが、息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々の退屈される顔が浮かびます。
それでもこの作業を続ければ、共産党が日本各地でどれほどの反日左翼活動に影響を及ぼしているかが見えてきます。新聞「赤旗」などの豊富な資金も、活動家たちの日当や弁当代、交通費、プラカード製作に使われているのだろうと、そんな予想もついてきます。
〈 1. 日本国民救援会 〉 会員数 51,400人
・人権・法曹団体。略称は「国民救援会」
・冤罪事件や警察などによる人権侵害・政治弾圧事件の被害者、労働事件等の被害者救済・支援活動
・具体的活動内容
・「憲法」を守り発展させる運動、改悪反対と悪法反対の運動
・職場での人権侵害、市民による国などを相手にする訴訟の支援
・弾圧反対運動、言論・表現の自由を守る運動
・自由な選挙を求める運動
・警察制度の民主的な改革を求める運動
・国民に開かれた司法制度を求める運動
・「解放運動無名戦士墓」合同追悼会の実施
・人権と民主主義を守る運動
安倍元総理を殺害した犯人山上の裁判についても、彼らの関与が想像されます。弁護士や元検事などの共産党員が参加し、マスコミを賑わせていますが、そこまで本気で考えているのなら、チベット、モンゴル、ウイグルで弾圧され、日本に亡命している人々を支援し、北朝鮮で人権侵害されている多くの国民の救済にも手を広げて欲しいものです。しかし何故か彼らの批判と攻撃は、大人しい日本政府と反撃しない警察機構に限定されています。
〈 2. 平和・民主・革新の日本を目指す全国の会 〉 会員数 不明
・日本の政治運動団体。略称は「全国革新懇」
・かって共産党と社会党は、社共共闘、革新統一を目指していたが、昭和55年に社会党が公明党と「社公連合政権構想合意」をしたため、これを機に共産党が新たに結成した団体
・思想・信条・支持政党を超えた国民多数の結集組織として、個人、団体、共産党が共同で作った政治的統一戦線組織
〈 代表世話人 〉30名
五十嵐仁 ( 法政大学名誉教授 ) 池田香代子 ( 翻訳家 ) 石川康宏 ( 神戸女子学院大学教授 )
伊藤達也 ( 原発問題住民運動全国連絡センター 筆頭代表委員 ) 太田義郎 ( 全国商工団体連合会 会長 )
小田川義和 ( 前・全国労働組合総連合議長 ) 小幡雅子 ( 全国労働組合総連合議長)
川崎美栄子 ( 大阪府保険医協会副理事長 ) 小池晃 ( 日本共産党書記局長 )
纐纈厚(こうけつ あつし) ( 山口大学名誉教授 ) 小林節 ( 慶應義塾大学名誉教授 )
小林武 ( 沖縄大学客員教授 ) 小松泰信 ( 岡山大学名誉教授) 桜田照雄 ( 阪南大学教授)
志位和夫 ( 日本共産党委員長 ) 杉井静子 ( 弁護士 ) 西川龍平 ( 日本民主青年同盟委員長 )
田辺準也 ( 革新・愛知の会代表世話人、NPO地域と共同の研究センター理事 ) 長谷川敏郎 ( 農民運動全国連合会会長 )
浜矩子 ( 同志社大学大学院教授 ) 牧野富雄 ( 日本大学名誉教授 ) 増田剛 ( 全日本民主医療機関連合会会長 )
松井繁明 ( 元・自由法曹団団長 ) 宮城泰年 ( 聖護院門跡門主、日本宗教者平和協議会代表委員 )
森川明 ( 弁護士 ) 谷内口浩二 ( 元・京都総評事務局長 ) 矢野裕 ( 前狛江市長 ) 山﨑龍明 ( 武蔵野大学名誉教授 )
吉田健一 ( 自由法曹団 弁護士 ) 米山淳子 ( 新日本婦人の会会長 )
以下残る加盟団体は、次回以降に紹介します。
3. 憲法改悪阻止各会連絡会議 4. 中央社会保障推進協議会
5. 消費税廃止各界連絡会 6. 安保破棄中央実行委員会 7. 非核の政府を求める会