「ねこ庭」を訪問される方のブログで、下記タイトルの動画を知りました。
〈【喧嘩勃発】広島の平和式典で迷惑行為をする無政府主義者を注意してみた!〉
長い名前ですが、動画は10分ほどの短さでした。8月6日の広島原爆忌式典の日、式典に反対する反日左翼団体のメンバーに、動画作成者が問いかけるという内容でした。
「死者を束ねてはいけない ! 広島の歴史を忘れてはいけない ! 」
彼らが掲げている横断幕にはこのように書かれ、手に持つプラカードには「平和記念式典反対」の文字がありました。
「8.6 広島集会実行委」と、いかにも左翼らしい、いい加減な団体名が横断幕の隅に表示してあります。式典会場の近くには、広島県民と広島市が掲げた横断幕が見えます。
「平和式典中は、静かにお願いします。」
式典会場の周りには、広島県民の願いを無視するように、反日左翼団体が横断幕とプラカードを掲げ、マイクを手にした者もいます。遠くにいる団体は、中核派や革労協だそうです。動画の様子ではまだ式典が始まっていないらしく、動画作成者がデモの参加者に問いかけていました。
「貴方たちが戦争反対のデモをするのはかまわないが、式典のある今日1日だけは静かにして欲しいと、広島県民と広島市がお願いしているのが、聞けませんかということです。」
デモ参加の若者たちが、口々に反論をしていました。30代と見える彼らが、今でもこんな愚かな意見を言うとは予想していませんでした。記憶している言葉を順不動に紹介します。
「反平和をやっている奴らが、平和式典をやる資格はない。」
「国家事業としてやらなくていい。会場の設営もしなくていい。国がやる式典はまやかしの存在だ。」
「式典を止め、死者の一人一人に向き合うべきだ。」
「国は侵略したアジアに対しては、何もしていない。」
「今日1日静かにして欲しいと言われても、世界から戦争がなくならない以上、毎日が戦いだ。」
動画作成者とのやりとりですから、まだ沢山ありますが、これ以上紹介する必要を感じません。以前の自分でしたら怒りに震えたと思いますが、今はこの若者たちの存在を憐れみます。デモ列の後にいる白髪の老人たちが、彼らに反日左翼思想を浸透させているのだと思いますが、まともな歴史を学ばず、国を憎むしかできない馬鹿者集団を気の毒に思いした。
中核派や革労協と言う反日過激派団体は、とっくに消滅し化石にでもなっていると思っていましたが、まだ存在していました。息子たちのために、概要だけを紹介しておきます。
〈 中核派 〉
・正式名称は、革命的共産主義者同盟全国委員会
・昭和38年2月、革マル派と分裂し発足 勢力は約4,700人
・反帝国主義・反スターリン主義プロレタリア世界革命」を掲げる。
・拠点は前進社、機関紙は「前進」、機関誌は「共産主義者」
・過去には数多くの「テロ、ゲリラ」を実行
平成2年「90年天皇決戦」を主張し、1年間に124件のテロ、ゲリラを実行
国鉄闘争を基軸に、反原発闘争、改憲阻止闘争等を継続し、組織の維持・拡大を企図
〈 革労協 〉
・正式名称は革命的労働者協会、社青同系の日本の新左翼党派の一つ
・解放派とも呼ばれ、1999 ( 平成元 ) 年に社会党社青同解放派から分派
・スローガンは「万国の労働者団結せよ!」目的はプロレタリア世界革命
・機関紙誌は『解放』(週刊)、公然拠点は赤砦社、非公然組織は「革命軍」
・警察白書では「極左暴力団」、マスコミは「過激派」と呼んでいる。