いつかブログアップしようと思っていた映画。
今年のアカデミー作品賞「スポットライト」は聖職者のスキャンダル追及の物語で迫力があった。
「伝統」との闘いだったわけだが、こちらは「現在進行中」かつ「最高峰のコンテンツ」のスキャンダル。
写真は、本日の日経の記事(=社会面 スポーツ面じゃないところがことの深刻さを表している!)
そう「最高峰のコンテンツ」とは、米の「国技」アメリカン・フットボール!
「脳振とう=コンカッション で後遺症 NFL 認める」
後遺症とは、脳振とうを繰り返し受けることに起因する慢性外傷性脳症(CTE)のこと。
引退した有名プレーヤーの数多くがこれに悩まされ、人生・家族が破壊される。
映画の感想は別途じっくりアップするつもりだが、非常に迫力ある一本だった。
主演は元ラッパー、ウィル・スミス。
いつも流暢な英語の彼が、アフリカ出身の医師を演じ、訥々とした口調で語る。
その語り口から、真実があぶり出されるのだ!
死体解剖することで「気づき」が起こり、この仮説を実証すべく、NFL との激しい 軋轢 を戦い抜く。
アカデミー賞は撮り損なったが、ノミニー候補となっていたことに 十二分 胸が張れる演技だった。
記事の中でもこの映画について後半に触れており、この映画をきっかけにアメフトとCTEの関係が世の中化した、と。
もしかして、映画が世の中を動かす(こともある)かもしれないケース。
今こそ、劇場にかけるべき映画。早々の公開を求む!