直前にアップ「ビールストリート」があまりに生真面目だった反動で次はコチラを(笑)
オープニングでまず度肝を抜かれる。
冒頭は「風とともに去りぬ」の南部敗北を象徴させる大量の負傷者にうろたえる主人公を俯瞰していくシーン。
そして続くは、SNLでトランプを演じているアレックス・ボールウィン演じる「レイシスト」
KKK他のおぞましい8mm映像をバックに、吠える!吠える!!!(笑)
主人公は70年代の終わり、コロラドで初の黒人刑事として採用された黒人男性(写真)
ふとした思いつきから、何と KKKのメンバー募集に電話をかけてしまう(汗)
すると、白人のアクセントで黒人の悪口を言える彼の話が大受けし「会おう」ということに!
会ってしまっては半殺し間違いないので(笑)同僚の アダム・ドライバー が代役に。
こうして2人1役の潜入捜査が始まる。
電話でそして会合で、あえて罵詈雑言を発することで信頼を深める2人の姿は笑える笑える。
で… この話、なんと実話!
出演陣では、KKKの影の大物を演じる トファー・グレイス がベストの印象。
彼の醸し出す上品さが、不気味さを加速していた!
主人公は何と デンゼル・ワシントン の息子だそう。
まあ良かったけどね(笑)
オープニングだけでなく、エンディングでスパイクは猛毒を放ち、一気に物語を締める。
当ブログもここで一気に持ってかれた。
とはいえ当ブログ的には、スパイクの作品中では標準的な出来のように感じた。
(カンヌでグランプリ、アカデミー賞では6部門にノミネートで脚色賞を獲得)