ページを捲るたびに衝撃を受ける、驚愕の内容(笑)
冒頭、章ごとにほぼ以下の2つの状況が描写される。
1. トランプ政権 での、トランプの行き合ったりばったり の判断に振り回される部下たち
2. 現在のアメリカ大統領 バイデン が、ヒラリー敗北後から民主党の代表となり、選挙に立ち上がる
特記すべき点が × 2つ。
1. 2019年末から世界にスプレッドされた Covid 19 が日々深刻化・巨大化するその影響力。
両陣営に影響を与えるところが実にが運命的というか、今らしい点で興味深く読んだ。
2. やはり? トランプの行き合ったりばったり の判断に振り回される部下たち(汗)
次々と驚きの事件が勃発するため、中盤はトランプ劇場化する。
例えば、
・大統領本人の署名付きの偽?アフガン撤退命令書が登場し、大いに慌てる。
・NYのヒーローだったはずの ルディアーニ が暗躍し選挙結果を覆そうと奔走
・いつまでも負けを認めないトランプに2年ぶりにすり寄るスティーブ・バノン!
・ついに決定的な仲違いに至るマイク・ペンス、一方で 本人の意思 と違うコメントが発表される始末!
その誤ったステートメントを出た直後、議事堂に乱入するという戦慄すべき暴動が始まる。
トランプはそれを抑える行動をためらううちに、手のつけられない悪夢が世の中にスプレッドされた。
まさに(民主主義の) PERIL危機!
だがこの事件を潮目に、トランプの敗退は決定的となり、以降のページはバイデン中心。
また面白いのが、この本ならでは「大きな特徴」があること。
それは = 本の目次が一切ない(笑)
類推するに、トランプ部分だけ拾い読みする、バイデン部分だけ拾い読み流す、を意図的に REJECT した構造ということか?
結論:Covid 19 が日々深刻化・巨大化する状況下で鎬を削る トランプ政権 vs バイデン陣営 を濃厚に描き切る一冊(汗)