カンヌでパルムドールと知り 観なくちゃ!、とお気楽に劇場に行ったら、完全に ブッ飛ばされた(汗)
てっきり「ワンシチュエーション」ものかと高を括っていたら…
若き女性監督 がクリエイトしたのは、一瞬先すら読めない破天荒なワイルドライド!
というわけで、ストーリーの冒頭くらいしか書く気になれない(笑)
鑑賞時の衝撃を削いでしまいそうだから…
時代は現代。
コンパクトカーを運転する父親と、後ろに座る娘。
父はカントリーミュージックをかけている一方、娘は車のエンジン音に合わせ唸り続けている。
それが気に食わない父親、音楽のボリュームを大きく上げる。
腹を立てた娘は後ろから運転席を蹴り出す(汗)
父親はキレ、走行中にもかかわらず後ろを向いて説教を始める。
そのよそ見運転の結果、車は事故り、車は大破し娘は大怪我しタイトルにある「チタン」を頭蓋骨に埋め込まれる…
そうして育った娘は…
破天荒なストーリーなのに、監督・スタッフはそれにリアリティを加える努力を惜しまない。
このリアリティにおいて、最後まで全く目が離せない不思議な映画(笑)
「新しい」というコトバはこの映画のために、と言いたいくらい…
カンヌでその「新しさ」が評価され、最高賞を獲得とは、アカデミーの予定調和と比べると胸がすく思い!
結論:カンヌのパルムドール作は「新しい」というコトバはこの映画のために、と言いたいくらい 圧倒的な怪作(汗)