つい最近のアカデミーで 作品賞 受賞。
なのだが!
当ブログはリメイクということも手伝い今作をスルーしてしまい、賞を獲ったことで周回遅れの鑑賞(汗)
その理由は明確で、昨年のアカデミーの以下のアカデミー賞 6部門ノミネート → 音響賞、編集賞 受賞作品。
もう時間が経っているのでネタバレ気味でもいいと判断して書くが、観客は主人公と共に「難聴体験・聾唖体験・手話体験」
そのインパクトがあまりに強すぎて、「手話」が登場する映画にはかなりの満腹感が…
さらに追い討ちは、今年話題の「ドライブ・マイ・カー」(汗)
という具体で当ブログ、かなりの満腹感どころか、胃もたれ状態だったのだ!(笑)
そんな中、アカデミーで作品賞受賞されてしまっては 降参 するしかない…
そんな違和感を持ったまま見始めたので、ウェルメイドな映画だろうからどこかの地点で持ってかれてしまうだろうとは思っていた。
あまりに良く出来た創作物という印象は暫く拭えず、物語に入っていけない自分をもどかしく感じ始めた(汗)
だが段々とこの映画ならではの工夫が見られ始め、少しずつ映画に入っていけるように。
その今作ならではの工夫とは…
・主人公と兄貴との手話によるクチ喧嘩!
創造性も垣間見られ、「こんなダーティな手話、初めて見た!」と言えてしまうレベル(笑)
・同様に主人公の父親の手話にも個性があり、 下ネタ満載 で笑わせてくれる(助演男優賞もナットク)
・「意識的に」間違った手話を主人公が人に教え、自分の意図を達成するシーンあり
・「無自覚に」間違った手話を覚えたサブキャラが「やらかす」シーンあり
かつクライマックスに向かい、禁じ手 とも言えそうな手法が2つ連発!
・映画の主観が「主人公の父親」に移るシーンがあり(どのシーンかは自分でご確認ください)ここでついに 涙腺爆発(笑)
・クライマックスの主人公、ここは明確に禁じ手、というかズルい!
というわけで予想通り、(違和感は多少残りつつも)しっかり持ってかれた…(笑)
結論:アカデミーで作品賞受賞に納得できる、ウェルメイドな家族物語(違和感は多少残りつつも 笑)