雨が続いてさすがに秋らしくなってまいりました。
金木犀の香りがそこここに漂っておりますが、金木犀の思い出といえば、小学校の裏門近くに形のいい樹があって、そこに登ってバス待ちをしていたことです。
登って下を見下ろすと、地面がオレンジのジュータンのようになっていてなかなか綺麗なものでした。
私の通っていた小学校は児童数が増えすぎて、途中で二校に分かれ、私が高学年になった頃は空き教室がたくさんありました。今では考えられないことなのですが、なぜか鍵のかかってない教室があって、休み時間には、こっそり入り込んでは男子女子入り乱れて(?)遊んでいたものでした。
そういう古い古い木造の校舎で空教室がたくさんあり、しかも、トイレはポットン・・・みたいな時代に「学校の怪談」みたいなものがあるのはよくわかるのですけど、
ぴかぴかの鉄筋校舎、警備はバッチリ、トイレは水洗で清潔・・な今の時代でも学校の怪談はすたれてないようです。
今娘は、お友たちと「花子さん」探検に日々余念がありません。トイレから返事がした、いないはずの子の影がよぎった・・・・などなど、それはそれは毎日、なにかを体感して帰ってきております。なんでこんなにお化けのたぐいが好きなのか~~~。
私自身に関していえば、こういう「霊の話」できゃあきゃあ言ったのは、子どものころではなくて大人になってから(汗)。
出版社に勤めているときに、いわゆる「見える」友だちがおりました。
仕事しててふと目を上げると、その友だちと目が合う。なにか見てるわけですね、私の顔のあたりを。でも私を見ているわけではない。
で、「あっ・・・・」というわけです。
「・・・今ね、仮装ちゃんの肩のところに、赤ちゃん用のベッドメリー(ベッドの脇につけてくるくる回すやつですね)についてるプラスチックの鳥みたいなのが停まってるよ~。あ・・・・動いていった。それから、今うしろのカレンダーをおかっぱの小さい女の子がめくって遊んでるよ~」
こんなヤツがいるとですね、もう仕事できんですよ(爆)。
できんので、仕事おくれて残業するでしょ、そうすると夜の11時とか12時とかになりますね。
一人で仕事やってるとやっぱり怖くなってくるわけです。真っ暗なオフィスで自分のとこだけ明るくして仕事してたりすると。しかも会社出ると、裏通りですから、いくら東京でも人通りはなく今度は別の意味でコワイ。
私は霊については、「あるかもしれないし、ないかもしれない」程度の意識なんですけど、この時は小さな会社の女性編集者3人がみんな暗示にかかったというか洗脳されたというか、みーんな「見える」ようになっちゃいまして、エライことでした。娘の「トイレの花子さん」どころの騒ぎじゃなかったです。
それにしてもあの会社はすごかった・・・
給料はしょっちゅう遅配、ボーナスは現物支給(カニとかブランデーとか)、
アブナイ嗜好の持ち主もいたし、凄まじい病の人もいました。
出張はたとえ東京~熊本でも日帰りだし、
女社長は「ミニスカートで原稿取ってこい」、とかむちゃくちゃ言うし(笑)。
でもなぜか社員同士は仲が良くて、よく飲みにいってましたね。
時間にして1年と少ししかいなかったのに、「こゆ~い」職場すぎて、忘れられないです。
ついでいうと、私の担当していた先生方が(作家ではなく医者ですけど)これまたなかなかの方々で、
いきなり電話をかけてこられて怒鳴り散らしたかと思うと、しばらくたって「さっきはごめんね、ごめんね」みたいだったり、
「あなたは〇〇っていったでしょ、いったよね?たしかにいったよね~」とまったく身に覚えのないことをネチネチとおっしゃったり、
数字や飲み物に超こだわりがあったり、電話がダメだったり、
喫茶店に呼び出されて「あなたもラ〇ンをお読みなさい」となにかの勧誘のようにすすめられたり、
この世のものと思えないような手書き字の原稿を、徹夜で解読してゲラにして送ったらめちゃめちゃ喜ばれて、車から電話(当時はまだ携帯はなかったです)してきて、これがまたなにをおっしゃってるのかわからなかったり・・・・・とか。
お名前を出すと「ああ、あの!」という有名な方もいらっしゃるし、亡くなれた方もいらっしゃるのですけど、ほんとにもうある意味お化けよりコワイ方々ばかりでした。
・・・あれ、なんの話だったっけ・・・(笑)
金木犀から脱線したお化けの話でした。
金木犀の香りがそこここに漂っておりますが、金木犀の思い出といえば、小学校の裏門近くに形のいい樹があって、そこに登ってバス待ちをしていたことです。
登って下を見下ろすと、地面がオレンジのジュータンのようになっていてなかなか綺麗なものでした。
私の通っていた小学校は児童数が増えすぎて、途中で二校に分かれ、私が高学年になった頃は空き教室がたくさんありました。今では考えられないことなのですが、なぜか鍵のかかってない教室があって、休み時間には、こっそり入り込んでは男子女子入り乱れて(?)遊んでいたものでした。
そういう古い古い木造の校舎で空教室がたくさんあり、しかも、トイレはポットン・・・みたいな時代に「学校の怪談」みたいなものがあるのはよくわかるのですけど、
ぴかぴかの鉄筋校舎、警備はバッチリ、トイレは水洗で清潔・・な今の時代でも学校の怪談はすたれてないようです。
今娘は、お友たちと「花子さん」探検に日々余念がありません。トイレから返事がした、いないはずの子の影がよぎった・・・・などなど、それはそれは毎日、なにかを体感して帰ってきております。なんでこんなにお化けのたぐいが好きなのか~~~。
私自身に関していえば、こういう「霊の話」できゃあきゃあ言ったのは、子どものころではなくて大人になってから(汗)。
出版社に勤めているときに、いわゆる「見える」友だちがおりました。
仕事しててふと目を上げると、その友だちと目が合う。なにか見てるわけですね、私の顔のあたりを。でも私を見ているわけではない。
で、「あっ・・・・」というわけです。
「・・・今ね、仮装ちゃんの肩のところに、赤ちゃん用のベッドメリー(ベッドの脇につけてくるくる回すやつですね)についてるプラスチックの鳥みたいなのが停まってるよ~。あ・・・・動いていった。それから、今うしろのカレンダーをおかっぱの小さい女の子がめくって遊んでるよ~」
こんなヤツがいるとですね、もう仕事できんですよ(爆)。
できんので、仕事おくれて残業するでしょ、そうすると夜の11時とか12時とかになりますね。
一人で仕事やってるとやっぱり怖くなってくるわけです。真っ暗なオフィスで自分のとこだけ明るくして仕事してたりすると。しかも会社出ると、裏通りですから、いくら東京でも人通りはなく今度は別の意味でコワイ。
私は霊については、「あるかもしれないし、ないかもしれない」程度の意識なんですけど、この時は小さな会社の女性編集者3人がみんな暗示にかかったというか洗脳されたというか、みーんな「見える」ようになっちゃいまして、エライことでした。娘の「トイレの花子さん」どころの騒ぎじゃなかったです。
それにしてもあの会社はすごかった・・・
給料はしょっちゅう遅配、ボーナスは現物支給(カニとかブランデーとか)、
アブナイ嗜好の持ち主もいたし、凄まじい病の人もいました。
出張はたとえ東京~熊本でも日帰りだし、
女社長は「ミニスカートで原稿取ってこい」、とかむちゃくちゃ言うし(笑)。
でもなぜか社員同士は仲が良くて、よく飲みにいってましたね。
時間にして1年と少ししかいなかったのに、「こゆ~い」職場すぎて、忘れられないです。
ついでいうと、私の担当していた先生方が(作家ではなく医者ですけど)これまたなかなかの方々で、
いきなり電話をかけてこられて怒鳴り散らしたかと思うと、しばらくたって「さっきはごめんね、ごめんね」みたいだったり、
「あなたは〇〇っていったでしょ、いったよね?たしかにいったよね~」とまったく身に覚えのないことをネチネチとおっしゃったり、
数字や飲み物に超こだわりがあったり、電話がダメだったり、
喫茶店に呼び出されて「あなたもラ〇ンをお読みなさい」となにかの勧誘のようにすすめられたり、
この世のものと思えないような手書き字の原稿を、徹夜で解読してゲラにして送ったらめちゃめちゃ喜ばれて、車から電話(当時はまだ携帯はなかったです)してきて、これがまたなにをおっしゃってるのかわからなかったり・・・・・とか。
お名前を出すと「ああ、あの!」という有名な方もいらっしゃるし、亡くなれた方もいらっしゃるのですけど、ほんとにもうある意味お化けよりコワイ方々ばかりでした。
・・・あれ、なんの話だったっけ・・・(笑)
金木犀から脱線したお化けの話でした。