昨日は、今年最後のレッスン(受けるほうの・・・です)。
チェンバロでしたが、1月の発表会での共演の方との合わせと、ソロのレッスンもありました。
合わせは、
ソプラノの方とで、イタリアの古い歌曲「そばにいることは」、と
リコーダーの方とで、ペツォールトの「メヌエット」(バッハのメヌエットとして広く知られているト長調&ト短調の曲)
でした。
いずれも鍵盤上の技術としてはそう難しいものではありませんが、
基本的にバスだけを楽譜通りに弾いて、和音とか装飾、合いの手(?)は即興で弾くことにしているので(トレーニングも兼ねて)、
和音を取り違えたり、メロディーと思いっきりかぶったり、ヒーヒー言いながらの伴奏。相手の方にも無理やりおつきあい願いました(汗)。
そのあと、チェンバロのチューニングをやらせていただいて、これまたドキドキ。。。。
「弦切れてもいいから」と先生はおっしゃるのですけど、いやいやそんなわけには。
バイオリンの調弦もですけど、「ここだ」と留めたはずなのに、一瞬ゆるんだり巻いてしまったり、なかなか難しいです。
調弦経験はこれまで一番多くて筝の13本だったので、今日は3分の1やったかやらないあたりで、ぐったり・・・・。
自分の楽器も持たずにチェンバロ習うなんてかなりの暴挙なんですけど、
それをお許しくださっている先生に心から感謝です。
ソロは、フィッシャーの「シャコンヌ ヘ長調」。
これも、めちゃめちゃ難しいとかいう曲ではないのですが、音色の操作を考えるとドキドキしますねえ。
だって昨日練習したのは1段鍵盤なのに、本番は2段。もちろん操作方法も違うわけで・・・。
でもだんだんと、なんの指示もない素の楽譜を見て、どんな風に弾いてみたいというイメージができるようになりつつあるような気がします。
ちょっと前までは、チェンバロの音源をいろいろ聴いても、「うまいなあ」とか「この即興はすごい」とか思わなかったのですが、
最近やっとそのあたりがなんとなく聴けるようになってきたというか・・・やっとかい、って感じではありますけど。
現在の私の印象は、
チェンバロそのものはピアノとはおよそ違う楽器であるということ、
楽曲そのものも、原典版で弾かなければならない意味があるということ、
自由度が大きい時代のものであれはあるほど、多くの音源の視聴やアンサンブル等の経験が欠かせないこと、
・・・・・ということでしょうか。
まだまだヒヨコ以下です(笑)。