努力の法則

　努力の対価として、正当にご褒美がある事を知っているから人は努力をする。

　しかし、この場合の努力は、真っ当な努力でなければならない、実力が付くから、当然成果が上がることとなる。

　成果を上げる為に、努力の質を見直し、真っ当な努力に近づけてより効率よく成果を上げるように工夫もする。

　努力が直ぐに成果に結びついた時は、少しのご褒美がもたらされる。
　努力が少し積みあがっているから。

　努力が中々成果として表れなければ、　努力がたくさん貯金されて、やがてまとまって、大きなご褒美となってやって来る。

　
　ここまでは、ごく普通の法則。

　
　

　しかし、努力を続けていると時々神様が実力に関係なくご褒美をくれる。

　努力を続け、死ぬほど苦しんでもうどうにもならない、、、苦しんで苦しみぬいてもう本当にどうにもなら無いほど努力をした時、神様は、ご褒美をくれる。

　努力で得た技術や能力を超えた成果、
どう考えても実力以上のすばらしい成果を神様が与えてくれることがある。

　今までの苦しみに対してのご褒美のように。
　
　人生はすばらしいと思う。

　

　しかし、この努力に対する神様のご褒美には、もう一つのパターンがある。

　努力の前借を許してもらったような形で、将来の努力を担保に突然ご褒美だけがやって来る。

　
　ろくな努力もしないうちに、大きな成果を与えてもらえる。

　本人は、有頂天。　勘違いしたりする。

　しかし、今度は、いくら努力をしても結果に結び付かない時期が続く。前借した努力を返しているのだから、成果は出ない。

　この時期は、辛くても、苦しくても努力を続けて結果を求めるしかない。

ここで、諦めれば、はい終わり。
　

　しかし、ここで諦めないで、ひたすら努力を続ければ、いつかは、芽が出る。

　神様が見ているから、またきっとご褒美をくれるに違いない？　って。

　いいや、神様はそんなに何度も、ご褒美をくれません。

　　
しかし、本人には、必ず、必ず、成果が出る。

　なぜなら、ひたむきな努力の積み重ねで、本当の実力を身につけるから。
今度は、自分の実力で、成果を掴み取る。

いくらでも結果を出せるようになる。
　

　これが、本当の神様のご褒美と言う事だ。