唯のブログ。

病気の体験、療養生活や日々思いついた事などを書き留めているブログ。時々毒吐き。楽しめれば最高、無理なら受け流す。

その後

2010-06-25 15:06:20 | インポート
 OB会が終わっても、頭の中は中々切り替わらない。

色々な事を思い出す。

過去の自分がいまの自分にどのようにつながっているのか、どのような影響を与えているのか、頭の中を勝手に駆け巡っている。

昔は良かったなどと、過去を振り返る事はない。
今と確実につながっているから。過去の自分が今の自分を励まし、支え続けてくれているからだ。
その過去の自分の一部が空手をやっていた自分だ。 その自分がその後の自分を励まし壁を越えさせてくれてきた。
また、壁を越えた過去の自分がその次の自分を励ましてくれる。そうやって生きてこられたのだ。 

空手部の稽古、活動をすればするほど、副産物もたくさん増えていった。

圧倒的な体力、食欲、欲。肉体的に確実にタフになり、 そのタフな人間性は周りから一目置かれ、存在感をましていた。

風邪で、40度の熱があろうが関係なく仕事を出来た。
海釣りに連れて行ってもらった時も、舟酔いしてゲロを吐いても、笑いながら続けていた。

こういう人間は、かまいたくなるようで、誘いがどんどん増え、どんどん刺激をもらえた。

 多くの先輩や、先輩に支えられ楽しい空手部生活だった。
全日本で東京へ、全日本ウエイト制で大阪へ、 東北大会で仙台、 学生選手権で福島、 多くの試合に出させてもらったが、いつも応援してもらい正にチーム新大という感じだった。

 流石に勝ち進むまでには行かず、いつも負けてしょんぼりしていたので、今にして思えば、観光にもいけずにみんなに迷惑をかけた。

就職活動でもお世話になった。 東京方面に就職した文系の先輩方は、就職活動をしないで、試合に出ている自分を気にして連絡をくれ、 自分の会社に推薦もしてくれたりした。
 面接で、効果は抜群だった。

結局、そこには行かず銀行に行ったが、それも空手での縁。
空手部にウエイト施設はなかったのでラグビー部の器具を借りていた。
ラグビー部に格闘技ファンの先輩がいて、雑誌に出ている自分に気がつき声をかけてくれるようになった。
 その先輩が銀行に就職し、 翌年、自分に声をかけてきてくれたのだ。
 「俺はあんまり勧めないけど、良かったら推薦するよ。」と、言ってくれ、何となくピンと来る会社がなく、お世話になる事にした。

 数え上げればきりがないが、当時の自分は極真空手で成り立っていた。