昨日は、元同じ道場で今は、独立されている先輩方の道場の大会があり、声をかけていただき副審で参加させていただいてきた。
もう、一人稽古が主になっていて道場には行っていなかった社会人1年生の当時、
主力の先輩方数人は長岡で独自に稽古会をしていた。
先生はハガ師範、イスラエルで軍隊に教えていた事もある真の実戦空手家で、その経歴は異端で格闘技のメジャー誌に10ページにも渡るカラーの特集で載る様な凄い先生だった。
かなり問題があったが、自分も誘われて、新潟市から何度か長岡まで参加さてもらっていた。
その後、支部の主力だった先輩方は、退会され羽はが先生の下で独立された。
自分は、その後転勤で去ることになり関係は切れた。
その、先輩方が大会を開いて続いているものだった。
何年も会っていない先輩に会えて、旧交を温めたり、初めての副審に緊張したり、とても良い時間を過ごさせていただいた。
先生も来られ、20年ぶりにご挨拶をさせていただいた。
今は、市の国際交流センターのセンター長をされ、国内外でご活躍されその活動は外務大臣から表彰も受けられている。
自分の事も、弓のようにしなる蹴りが印象的だったと、覚えていてくれてくださった。
先輩もいて、少ししか時間は取れなかったが、懐かしく当時を思い出したりお話しをさせて頂いた。
20年経って、また、こういう関係が戻ってくるとは、本当に不思議な感じがした。
先生に逢えていなければ、自分の空手に今はない。 突き、受け、技術的な指導をたくさん頂き、引き出しが増えるとともによく考えるようになった。 期間が短かったので、そこまでだった。
多分、自分に準備が出来ていなかったからだと思う。 もし、準備が出来ていたら、その先の大切さに気づいてどこまでも続けていたと思う。
先生は様々な活動を通して武道、空手の大切さを実感しているという。武道は心を磨くもの、そうおっしゃっていた。
自分がその事を本当に理解したのは、ついこの間、むいかまちで特別稽古に参加させていただいた後だ。
その先にあったのは、そう言うこと。
当時の自分は、体力勝負一辺倒から、先生の指導で少し技術的なことに目覚めだした矢先で、とても心の問題まで考えるところには行き着けなかった。