入院生活が長くなり、長年、大部屋で多くの入院患者さんをみています。
各種心臓病、糖尿病、高脂血症、高血圧、脂肪肝、などなど、、、
殆どは、メタボが原因の生活習慣病です。
バランスの悪い体型でどう見ても、病的です。
早食いで、音を立てながら空気も吸い込んでたべます。 ガツガツ食べた後には、ゲップ。
食事の質は悪いし、量は食べ過ぎ、食べ方もおかしいから、これでは、カラダは悪くなるでしょう。
勿論、運動などは嫌いでしょう。
歯磨きはしませんし、トイレでても洗いません。 衛生管理も意識にないでしょう。
皆んな、病気でも何でもないのです。
唯の太り過ぎで、自分で生活、食事を管理できないのです。 痩せれば、簡単に治るのです。
しかしながら、本人に、その自覚は無いのでしょう。
もしくは、そんな簡単な事も理解できないで居るのかもしれません。
勝手におやつを持ち込んで食べたり、アイスクリームやコーラを平気で飲んでます。
砂糖、白米、小麦粉、食塩、、、等の白い粉が病気の原因だなどとは知らないのでしょう。
健康な人と同じ様に普通に食べます。
病院の最大の仕事は、
これらの無知で未熟な大人に、正しい食事のとり方を教えてあげる事です。
カカト落とし、スクワットで血糖値は下がります。
糖質は、単体で摂るより、水溶性食物繊維、タンパク質、脂質、と一緒に摂ることで、血糖値は抑えられます。
そんな事より、食べ過ぎないだけでも、大分良くなるのでしょう。
しかし、病院は、それすらしません。
食事や生活習慣の指導はせずに、検査と薬を出します。
悪くなれば、薬を増やします。薬の飲み過ぎで悪くなっているのでは無いか?と、思われる程薬を出します。
これでは、肥満の患者が治るはずがありません。ドンドン病人が増えるばかりです。
因みに、最近の病院食の内容ですが、
昼食-ラーメン。 夕食-コロッケ他揚げ物4つ。
昼食-シチュー、ピラフ。
ご丁寧に、ヤクルトもどきの甘い飲物まで出ます。
到底、病人が食べる様なものでは無いのです!
肥満病の治療を根本から考えて治さないと、
患者も、医療費も増えるだけです。
早急に、肥満病対策をたてないと、です。
入院中は、いつも同じ事を考えさせられます。