還暦パパ、タイへ行く パパは色白?
第三話 ガイドブックに出ていない『タイの色』の話
街を歩くと、黄色い服を着た人が目立つ。月曜日は特に多い。何か理由があるのだろうか?関係ないかもしれないが、僧衣も黄色。
僧侶に良く出会う。それもそのはず、タイには約3万の仏教寺院があり、約40万人の僧侶がいるのだそう。僧達は、「サンガ(仏教僧団)」に所属し、戒律に基づいた生活を送っているとのこと。『京都サンガ』というサッカーチームがあるが、仏教僧団だったのかぁ!(コレ、ボケですから。為念)。高僧も修行僧も身分に関係なく、すべての僧侶は木綿の黄衣をまとい、還俗しないかぎり衣を脱ぐことは許されない!寝る時も黄衣をまとったまま!どうりで、黄色にしてはくすんでいるなあと思ったよ。納得!
さて、還暦パパは、黄色の秘密を探るべく独自の調査を開始した。と、書くと凄そうだか、実際は偶然出会ったチェンマイの元高校の社会科教員、「アテットさん」からしつこく聞き出した。このアテットさん、何という偶然か還暦オヤジだった。彼とのいきさつは、別機会に書くが・・・アテットの意味は、「太陽」。怪しいでしょうコレ。しかしbut!話の内容は本物。
まず、黄色ですが、これは、「国王の色」。1927年12月5日(月曜日)に生まれた。この国王、バンコクと同じで(昨日の記事参照)、正式名称が凄い。「プラバートソムデットプラパラミンタラ・マハープーミポンアドゥンラヤデート・マヒタラーティベート・ラーマーティボーディー・チャックリーナルボーディン・サヤーミンタラーティラート・ボーロマナートボーピット」寿限無なんてもんじゃないです。「・・・プラタラミンタラという部分が嘘くさいのですが本当なんです。タイ語で書くと、「 พระบาทสมเด็จพระปรมินทรมหา ภูมิพลอดุลยเดช มหิตลาธิเบศรรามาธิบดี จักรีนฤบดินทรสยามินทราธิราช บรมนาถบพิตร」うーん!クメール文字恐ろし!
タイ語って、何とも・・・。タイ語(クメール文字)のワープロがあるところが凄い。 国王を正式名で呼ぶと、時間がかかりすぎるので、通称プーミポン王(英語では、Bhumibol Adulyadej)。ワープロで凄いのは、「ブータン語」のワープロ!その存在を知ったとき、目から直径39cmの鱗が落ちたよ。え?鱗が1cm大きくなったって?鱗だって成長するんです。ブータン語って、手書きではやたらと時間がかかるんです。「こんにちは」と書くのに、30秒かかる!
蛇足ついでに、国王は、アメリカのマサチューセッツ州ケンブリッジ生まれなのだそうです。還暦パパは、ケンブリッジをよく知っています。隣町のアーリントンやベルモントに住んでいたことがあるからです。ハーバード大学もMITもケンブリッジにあります。国王に、急に親近感をおぼえています。
国王の色が黄色なので、国王を敬って止まない国民は、黄色の服を着る。そして、生まれた日が月曜なので、特に月曜日は黄色を着る人が増える。黄色を着ている人は敬虔な国王崇拝主義者ということになります・・・。(「・・・」で余韻を持たせたのは、「国王崇拝主義者=良い人」ではないということで…。苦い思いをしました。コレも別機会に)
王妃は、シリキット様で、(正式名称は…省略させていただきます。だ~れもまじめに読まないでしょうから。)王妃のお色は、水色。
<曜日に色が決められており、その色は次の通りです>
月曜日 黄色(もうおわかりですね!)
火曜日 ピンク
水曜日 緑
木曜日 オレンジ(ちょっと赤が強い感じ)
金曜日 青
土曜日 ピンクがかった赤(微妙な色合い)
日曜日 赤
どうです!貴重な資料ですよコレ!そんじょそこらのガイドブックには載ってませんから!
さらに!タイの場合、公立学校も私立学校も制服がある。そして、色分けがある(ズボン、スカート)。
高 校・・・・黒
中学校・・・・カーキ色。
小学校・・・・カーキ色、県によっては、黒の所もある
私立学校・・・青
※ カーキ色ってどんな色か、若年層には分からないでしょうねえ。「柿の色」ではありません。黄色に淡い茶色の混じった色です。「カーキ」はヒンディー語で「土埃」の意味。タイ人も、「カーキ」と言っていたし、日本語にもなっている(広辞苑にあるのだから)。インドータイー日本、カーキトライアングル。もっと調べると、ペンタゴンにもヘキサゴンにもなるかも。
タイの色で強烈なのは、火焔樹の深い赤ですねえ!満開の櫻もきれいだけど、あの薄いピンクを真っ赤にしたのが火焔樹。初めて見たので、度肝を抜かれましたよ。目から40cmの鱗は落ちなかったけどね。
タイ人は一様に浅黒い。日焼けとは違う。もっとも日焼けは、好まないらしい。還暦パパは、ずいぶん久しぶりの半袖半ズボン姿で、ゴルフコースへ出た(22年ぶり!)。キャディ達が、私の手足を見て、「カウ、カウ」と囃していた。「私は牛じゃないぞ!」カウは、もちろんタイ語で、「白い」だった。還暦パパは色白なのである・・・?
第三話 ガイドブックに出ていない『タイの色』の話
街を歩くと、黄色い服を着た人が目立つ。月曜日は特に多い。何か理由があるのだろうか?関係ないかもしれないが、僧衣も黄色。
僧侶に良く出会う。それもそのはず、タイには約3万の仏教寺院があり、約40万人の僧侶がいるのだそう。僧達は、「サンガ(仏教僧団)」に所属し、戒律に基づいた生活を送っているとのこと。『京都サンガ』というサッカーチームがあるが、仏教僧団だったのかぁ!(コレ、ボケですから。為念)。高僧も修行僧も身分に関係なく、すべての僧侶は木綿の黄衣をまとい、還俗しないかぎり衣を脱ぐことは許されない!寝る時も黄衣をまとったまま!どうりで、黄色にしてはくすんでいるなあと思ったよ。納得!
さて、還暦パパは、黄色の秘密を探るべく独自の調査を開始した。と、書くと凄そうだか、実際は偶然出会ったチェンマイの元高校の社会科教員、「アテットさん」からしつこく聞き出した。このアテットさん、何という偶然か還暦オヤジだった。彼とのいきさつは、別機会に書くが・・・アテットの意味は、「太陽」。怪しいでしょうコレ。しかしbut!話の内容は本物。
まず、黄色ですが、これは、「国王の色」。1927年12月5日(月曜日)に生まれた。この国王、バンコクと同じで(昨日の記事参照)、正式名称が凄い。「プラバートソムデットプラパラミンタラ・マハープーミポンアドゥンラヤデート・マヒタラーティベート・ラーマーティボーディー・チャックリーナルボーディン・サヤーミンタラーティラート・ボーロマナートボーピット」寿限無なんてもんじゃないです。「・・・プラタラミンタラという部分が嘘くさいのですが本当なんです。タイ語で書くと、「 พระบาทสมเด็จพระปรมินทรมหา ภูมิพลอดุลยเดช มหิตลาธิเบศรรามาธิบดี จักรีนฤบดินทรสยามินทราธิราช บรมนาถบพิตร」うーん!クメール文字恐ろし!
タイ語って、何とも・・・。タイ語(クメール文字)のワープロがあるところが凄い。 国王を正式名で呼ぶと、時間がかかりすぎるので、通称プーミポン王(英語では、Bhumibol Adulyadej)。ワープロで凄いのは、「ブータン語」のワープロ!その存在を知ったとき、目から直径39cmの鱗が落ちたよ。え?鱗が1cm大きくなったって?鱗だって成長するんです。ブータン語って、手書きではやたらと時間がかかるんです。「こんにちは」と書くのに、30秒かかる!
蛇足ついでに、国王は、アメリカのマサチューセッツ州ケンブリッジ生まれなのだそうです。還暦パパは、ケンブリッジをよく知っています。隣町のアーリントンやベルモントに住んでいたことがあるからです。ハーバード大学もMITもケンブリッジにあります。国王に、急に親近感をおぼえています。
国王の色が黄色なので、国王を敬って止まない国民は、黄色の服を着る。そして、生まれた日が月曜なので、特に月曜日は黄色を着る人が増える。黄色を着ている人は敬虔な国王崇拝主義者ということになります・・・。(「・・・」で余韻を持たせたのは、「国王崇拝主義者=良い人」ではないということで…。苦い思いをしました。コレも別機会に)
王妃は、シリキット様で、(正式名称は…省略させていただきます。だ~れもまじめに読まないでしょうから。)王妃のお色は、水色。
<曜日に色が決められており、その色は次の通りです>
月曜日 黄色(もうおわかりですね!)
火曜日 ピンク
水曜日 緑
木曜日 オレンジ(ちょっと赤が強い感じ)
金曜日 青
土曜日 ピンクがかった赤(微妙な色合い)
日曜日 赤
どうです!貴重な資料ですよコレ!そんじょそこらのガイドブックには載ってませんから!
さらに!タイの場合、公立学校も私立学校も制服がある。そして、色分けがある(ズボン、スカート)。
高 校・・・・黒
中学校・・・・カーキ色。
小学校・・・・カーキ色、県によっては、黒の所もある
私立学校・・・青
※ カーキ色ってどんな色か、若年層には分からないでしょうねえ。「柿の色」ではありません。黄色に淡い茶色の混じった色です。「カーキ」はヒンディー語で「土埃」の意味。タイ人も、「カーキ」と言っていたし、日本語にもなっている(広辞苑にあるのだから)。インドータイー日本、カーキトライアングル。もっと調べると、ペンタゴンにもヘキサゴンにもなるかも。
タイの色で強烈なのは、火焔樹の深い赤ですねえ!満開の櫻もきれいだけど、あの薄いピンクを真っ赤にしたのが火焔樹。初めて見たので、度肝を抜かれましたよ。目から40cmの鱗は落ちなかったけどね。
タイ人は一様に浅黒い。日焼けとは違う。もっとも日焼けは、好まないらしい。還暦パパは、ずいぶん久しぶりの半袖半ズボン姿で、ゴルフコースへ出た(22年ぶり!)。キャディ達が、私の手足を見て、「カウ、カウ」と囃していた。「私は牛じゃないぞ!」カウは、もちろんタイ語で、「白い」だった。還暦パパは色白なのである・・・?