アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

還暦パパ in Thai④ 消えたメナムと巨大デパート

2008年05月30日 | Weblog
  還暦パパタイヘ行く 第四話
   ~消えたメナム川 & 巨大すぎるタイのデパート~
 バンコクで驚かされたことの一つが、巨大なデパート(ショッピングセンターとかショッピングモールと言うべきか?まあデパートに統一しておきます)。日本国土の1.4倍という国土に、6,000万人が住んでいる。土地も十分使えるわけだ。
 デパートのでかいことでかいこと!日本のデパートを、10~20入れてもまだゆとり十分と書いてもウソにならない。大体の大きさを想像していただけるでしょうか。バンコク市内だけで、10以上のデパートがある。
パラゴン、 ハーン、 エンポリアム、セントラルワールドプラザ、 プラティナムファッションモール、サイアムセンター、 バーンシーロム-ショッピング&ダイニングアーケード 、伊勢丹、ZEN(ゼン)、ライフセンター、 ラ・ビラ・・・・・
 還暦パパは、田舎暮らしで車での移動が主のため、バンコクのデパートでは歩き疲れました。中でもちょっと小さめのエンポリアムへは毎日のように買い物に行きましたが、毎回出口が分からず迷っていました。エンポリアム(通称エンポリ)では、日本のデパートと同じといっても良い品揃え。寿司から大福から、まあ、日本そのままですね。世界のデパートを知っている日本企業駐在員ですら、「凄いです!大きすぎます」と脱帽する。異口同音、「行く価値がある」と言われるデパートが、「パラゴン」。パラゴン自体おそらくバンコクではナンバーワンの広さでしょう。そして、パラゴン地下にある、水族館が感動的。入館料400バーツ。大の大人が感情むき出しで勧める水族館で・・・入り口では、ベンツ(ドイツの車のベンツです)が迎えてくれる。ベンツの中で魚が泳いでいる!まあ、ベンツを水槽にしてしまったということですが。
 デパートのジャンルには入らないのでしょうが、「市場」も巨大。プラトゥーナム市場(服飾や生鮮食料品中心)、ナコンカセム市場(中古の金属製品やガラクタ)、バンランプー市場(服飾雑貨)・・・市場はどこの国でも同じでしょうが、活気があふれています。
 デパートでも市場でもない・・・「MBK」というモールがあり・・・テナントが2,000軒(!)入っている。TOKYU(東急)と、一部くっついていて、MBKで199バーツで買ったポロシャツが、仕切り線を一歩またいだTOKYUでは、1,200バーツ。どちらかがマガイモノだなきっと!
 ウイークエンドマーケットもあり、店舗数は、およそ10,000!アメ横を巨大にした感じ。買い物客は、(週末だけで)20万人だそうです。その中にもちろん還暦パパも混じっていたんだけど。どこへでも行くんだよなあこれが。
 還暦パパは小学生の頃、タイと言えば、「メコン川とメナム川という大河がある。メナム川によって作られたデルタ地帯に運河を巡らし、稲作を行った。」と習った。教科書にもはっきり書いてあった。今は、メコン川とチャオプラヤー川がある。メナム川はどこへ行ってしまったのだろう?そこでまた還暦パパは調査開始。バンコク市内を流れるチャオプラヤー川が、「メーナーム・チャオプラヤー」と、称されていることに着目。「メナーム」は川の意味だという。つまりメナム川という表現は、「川川(かわかわ)」、「メナム」が川の名前であると勘違いしたことによるもので、明らかに間違いというか、不適切な呼称であった。現在日本では、「メナム川」の表記は消え「チャオプラヤー川」になっている。 同じようなことは、メキシコとアメリカ合衆国の国境を流れるリオグランデ川にも言える。「リオ」は、「川」だから、リオグランデ川なら、「川グランデ川」となる。グランデ川とすべきであろうが、メナム川をチャオプラヤー川と訂正している地図帳ですら、「リオグランデ川」のままである。
 川ではないけど、韓国の冬は、「チゲ鍋」がいいです。でも、「チゲ」の意味は「鍋」。「チゲ鍋」なら、「鍋鍋(なべなべ)」。固くて食べられませ~ん。